- 運営しているクリエイター
#大学
国内初「恐竜学部」開設から考える。新しい学問と新しい学部の関係性
8月末は、新設学部の認可が下りるかどうかの通知が文科省から大学に届く時期。外部から見ているだけでは(仮称)とか(認可申請中)の文字が取れたなぁぐらいの印象ですが、申請を出している大学にとっては正念場です。大学の公式Xを見ていると、設置認可を受けたという報告がチラホラ出ており、関係ないのに私もちょっとホッとしたりしています(笑)。
今回はこういった報告をしている大学の一つ、おそらく来年度に新設され
限られた私立学校法人のみに与えられたアドバンテージ。長期的な一貫教育をどう捉え、どう活かすのか。
小中高大、場合によっては幼稚園や大学院までを含めた長期的な一貫教育が行えるというのは、限られた私立学校法人にしかできない大きな強みです。学校法人聖学院は、この長期的な一貫教育を伝える新たな取り組みをはじめたようです。聖学院のリリースを見てあらためて思ったのですが、一貫教育の価値をどうアピールするのかって、実はこの先けっこう大事になってくるのかもしれませんね。
組織ごとに異なる一貫教育の価値をどこ
今だからこそ意味がある?成蹊大の「オンライン授業の取り組み」特設サイトがシンプルながら考えさせられる。
以前、成蹊大学とサイバー大学の連携についてnoteに書いたことがありますが、今回も成蹊大学のオンライン授業関連の取り組みについて紹介したいと思います。この大学はオンライン授業の受け取り方が、とてもポジティブで見ていて気持ちがいいです。
成蹊大学「オンライン授業の取り組み」特設ウェブサイト
どんっ。取り上げるのは、「『オンライン授業の取り組み』特設ウェブサイト」。名前ですぐわかるように、成蹊大の
コロナ禍だからこそ生まれた取り組み。スタディケーション(?)は、やる気のある学生たちの受け皿になるか?
今年、オンライン授業が急激に発展したことで、場所を選ばずに学べるということを実感した学生は多いように思います。将来的には日本にいながら留学ができたり、遠方の大学が開講する授業をオンライン受講して単位取得ができたり、いろんな可能性が広がっていくのではないでしょうか。
今回、見つけた朝日新聞の記事も、見出しが「オンライン授業を逆手に福島で学ぶ」とあったので、オンライン授業で福島について学ぶのかな、と
コロナ禍という“いま”をどう受け止め、どう糧にするのか?立命館の学生に向けたストレートな連載企画が興味深い。
遠隔授業が中心、部活動やアルバイトもできない、そんな学生たちをどうケアするかは、大学にとって大きな課題です。今回、見つけた立命館大学の取り組みも、そんな学生たちに向けたケアのひとつといってよさそうで、シンプルながらも魅力的です。実はこういうのって、とても大事なように思うのです。
取り組みの名前は「New Streams」、教員たちによる学生に向けたインタビュー記事の連載企画です。サブキャッチに「
急速なオンライン化のなかで置き去りにされそうな、言語化されにくいけど大切な授業以外の大学の価値、を考える。
大学=勉強をするところ、というと、正しくはありますが、ほとんどの学生は少し不満気な顔をするのではないでしょうか。クラブやサークル活動であったり、友達との会話であったり、それにゼミの飲み会や大学祭、さまざまな出来事があってこそ、学生たちが期待する“大学”になるからです。
今回のコロナパンデミックで「学びを止めるな」と方々から声が挙がり、大学を含む教育機関の関係者たちが尋常ではない努力をし、その姿が
追手門学院大学が取り組む斬新なインターンから考える、なかなかやっかいなこれからのキャリア教育。
コロナパンデミックによって働き方が変わると、いろいろなところで言われています。これに付随するテーマとして、インターンシップも、今年、大きく変わらざる得ないのではないでしょうか。追手門学院大学では、こんな状況をいち早く察知したのか、新しいインターンシップのかたちを模索する面白い取り組みをはじめていました。
このリリースが出たのは5月15日なので、追手門学院大学のある大阪は、まだ緊急事態宣言が解除さ
大学にとって起死回生のきっかけになる!? アフターコロナに生まれるだろう、大学と学びの新常識を考える。
新型コロナの蔓延によって、急速にオンライン学習が普及しはじめています。大げさでも何でもなく、おそらく現在、人類が誕生して以来、最も多くの人がオンライン学習をやっているのではないでしょうか。大学に関していうと、オンライン授業用にコンテンツをつくるだけでなく、学生たちが受けられるように資金や機器の援助にまで取り組んでいます。
この一連の出来事は一過性のものなのか、それとも今後も続く変化のきっかけなの
急がば回れの精神がリカレント教育を加速させる?ありそうでなかった金沢工業大学の「社会人共学者」が面白い。
リカレント教育や生涯教育の実施理由を、血も涙もなく区分してしまえば、営利目的か地域貢献かの二つしかないと思っていました。でも、世の中にはこの二つに当てはまらない社会人向け教育もあったのです。この切り口、内容を見てもらうと、あーそっか、あるある!と思ってもらえそうですが、主目的に据えているのはだいぶ斬新です。まず、何はともあれ取り組みを伝えるプレスリリースをご覧ください。
ご覧になりました?この取
大学の在り方を根本から変える! 大学4年間を“学び続けるための最初の4年間”だと捉え直す。
大学関連の仕事をしているとリカレント教育の重要性が年々高まっているのを感じます。18歳人口が減る大学にとって、社会人学生は新たな財源になるし、国はできるだけ多くの人に効率よく働いてもらいたい。人材が流動化し、実力主義になってきている世の風潮とも合致している。すべての思惑が合っているんだから、そりゃあ重要だと、みんなが言うのも頷けます。
でも、これだけ求められているのに、リカレント教育が盛り上がっ