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何度も読みたいnoteたち

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2020年12月の記事一覧

どうせなら前を向ける言葉を紡げる人でありたい

身近な人から投げかけられる言葉は、思ったよりも心に深く刺さる。

投げかけられた悪意のない言葉がずっと心に引っかかって、トラウマになってしまうことがある。言葉は、諸刃の剣なのだ。きちんと扱わないと、意図しないところで誰かを傷つけてしまうのだ。
でも、何気なく発せられた一言が、その後の大きな希望になることや、自信になることだってある。言葉によって助けられることだってある。

わたしはかつて、自分の声

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好きって言おう

好きって言おう

人に嫌われることがとても怖い。

たった一人に嫌われるだけで、わたしは世界の誰にも受け入れられていない居場所がない人間だと思ってしまう。

話をしている時に少しでも相手の顔色が曇ると、嫌われたのかもしれないと心配になる。
帰り道もその心配で頭がいっぱいになって、家に帰る頃にはどきどきして胸が苦しい。
ゆっくりお風呂に入ることも横になることもできずに、探りを入れるようなラインを送って、優しい返事が返

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人生は、意思とたまたまでできている

人生は、意思とたまたまでできている

はたらくってなんだろう、と考えられるようになったのは、30歳を過ぎてからだった。

わたしが18歳のときに父親が病に倒れ、そこから4年間は介護をしながら入院費を稼ぐために働いた。父が亡くなってすぐ、23歳で子供を産んで、そこからはシングルマザーとして、生活費と子どもの学費のため、母の生活費のために働いた。

当時のわたしにとって、仕事は、困らないようにお金を稼ぐ手段でしかなかった。

介護中も子育

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会社員から経営者になってぶつかった2つの壁と、それでも「対話を諦めない」大切さ

会社員から経営者になってぶつかった2つの壁と、それでも「対話を諦めない」大切さ

株式会社すきだよCEOのあつたゆかです。2020年ももうすぐ終わりですね。

「『すきだよ』という名前の会社があったら楽しそう!」という勢いで起業して1年ちょっと。

カップル・夫婦のパートナーシップ課題をとにかく解決したいという情熱と勢いだけで突っ走ってきましたが、会社員との違いに戸惑い、自分の未熟さを毎日痛感しまくった1年でした。

もともと上場企業の会社員だった私が、経営者になって学んだこと

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凡人の上にも10年。人生のカードデッキ論

凡人の上にも10年。人生のカードデッキ論

自分の社会人生活は27歳からスタートしている。

ざっくり10年ちょいの社会人経験を積んでいるわけだが、コンプレックスにまみれた圧倒的な凡人がそれなりにご飯を食べられるようになって、小さい会社の経営者になって自由にやらせてもらってるのはラッキーとしか言いようがない。

生まれた環境によって、人生を切り拓く「手札」はある程度決まっている。「両親の存在」「出身地」「世帯年収」「文化的資本」「兄弟」など

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かわいくなりたい理由は壮大

かわいくなりたい理由は壮大

「美容院に行くとき、君はいつも楽しそうだね」と夫は言う。
あたりまえだ。わたしは、こう願いながら美容院に行くのだから。

「生まれ変わりに行く。わたしの世界を変えるんだ」。



日々に溢れる“生まれ変わる瞬間”に、これまで何百回と救われてきた。宇宙が生まれてから今の今まで、時間は一本の川の流れのように絶え間なくぬるぬると進んでいるはずだが、不思議なことに人間にだけは“区切り”がある。年末年始、

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何者かになりたい呪縛から解放されて

何者かになりたい呪縛から解放されて

振り返りラッシュだと思うので、短めに。

今年は価値観が大きく変わった一年だった。

これまでの人生は、何者かになりたがっていた。

しかし、今年は『何者』をサポートできる人になりたいと初めて思ったのだ。ポジションがそうさせたのだと思うが、その価値観の変化は大きかった。才能との出会いは、時に冷酷な現実を突きつける。が、柔軟であり続ければ戦いようはあるんだと思う。

sioで仕掛け人という役割で広報

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その苦しさはどこから?わたしの人生を楽にしてくれた3つの考え方

その苦しさはどこから?わたしの人生を楽にしてくれた3つの考え方

全てではありませんが、自分を苦しめているのは結局自分なことがままあります。

「こうじゃなきゃいけない」「普通はそうでしょ?」といった固定観念や思い込みが自分を縛っていた、そんな経験をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

自分を振り返ると、ある時期を境に少しずつ息がしやすくなった感覚があります。自分にも他者にも寛容さを持てるようになり、コミュニケーションや在り方が変化しました。それは、それまで

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「ありたい自分」で生きること。

「ありたい自分」で生きること。

たび重なるピースオブケイク社の炎上で、cakesやnoteを離れていく人が増えています。好きなクリエイターがこの場所からいなくなってしまうことを「淋しいなぁ」と思うと同時に「仕方がないね」と思ったりもします。

そこには無数の部屋があって、たまたま扉を開いたその部屋が心地良かったから少し長い時間そこに留まっていただけで。その部屋に入ってくることはもちろん、出て行くことは自由だし、しばらくしたら戻っ

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悩みの底の深さを確かめるための時間を持ってみる

悩みの底の深さを確かめるための時間を持ってみる

1年を振り返る師走。
転職をしたことが今年のわたしのハイライトでした。

転職をしたのは5月。
自分が挑戦してみたい、実現したいことができる仕事だと思い応募をしたところ、ありがたいことに採用され今に至ります。

毎年初詣でお願いするのは「順風満帆」のただ1つなわたしですが、転職後順風満帆とは言い切れない失敗や悔しい思いもしながら過ごしてきました。

不慣れな環境で、全く訳のわからない業界分野の知識

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自分に向き合い、旅を続けた2020年。「衝動」を生むのは健康と好奇心だよね

自分に向き合い、旅を続けた2020年。「衝動」を生むのは健康と好奇心だよね

FUCKIN' 2020。良いも悪いもいろいろあると思うけど、結果良かったと回収できるのが人間の底力なんじゃないだろうか。

今年は土いじりと釣りを始めた一年だった。長野に移り住んで3年。ようやく自然に近い環境を活用することができた。全国の誰しもが自宅にこもっていても、環境によって捉え方は大きく変わってくる。

近くに散歩できる公園があるのか。プランターを置けるベランダのスペースがあるのか。風通し

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「心のセンサー」が教えてくれた「ありのままの私」で生きる方法

「心のセンサー」が教えてくれた「ありのままの私」で生きる方法

「ありのままの私」が、「普通の私」になりました。

「皆と同じように振る舞うこと、生きること」

大学を出たら就職をして、結婚をして、出産をして、働きながら子育てもして…。

それが「フツウ」だと思っていたし、「そうしなければいけない」と思い込んでいました。

でも、私にとってその物語を生きることは、振り返ってみると辛いことだったなと、思います。

その物語を生きるということは、「本当はこうしたい

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2021年、世界はもっと「コンテンツ化」していく

2021年、世界はもっと「コンテンツ化」していく

ぼくは、2018年に出版社を辞めました。

そのあと「言葉」を軸にした小さな会社、WORDSをつくりました。

独立当初は、主に本の編集やライティングの仕事をしていました。しかしあるとき経営者のnoteを編集するという仕事をいただき、思いのほか多くの人に読んでいただきました。

それをきっかけとして「広告」や「広報」に近いお仕事も増えていきました。これは独立のときには想定していなかったことでした。

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世界観の時代は、"握手のできる"クリエーターが生き残る

世界観の時代は、"握手のできる"クリエーターが生き残る

世界観の共有が、人を動かす原動力になる。そのことを表すエピソードを、ひとつ紹介したい。

キング牧師の有名な演説「I Have a Dream」。

これは、もともと準備していたスピーチ原稿とは違う内容らしい。キング牧師は最初、黒人の権利が踏みにじられていることを証明する様々な情報を集め、ファクトとデータで観衆を説得しようとしていた。でも、スピーチを聴いている聴衆が退屈そうにしているのを見て、途中

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