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求職リアル‼

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人生何度目かの求職活動。 生活の大半を占める仕事という、生きて行くための居場所探しは、社会に出て働くという現実の難しさと厳しさをまざまざと見せつける。 働くことは生きることなのか…
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#畑

5月29日

 何の進展も無いのを良いことに、無職のだらだら生活に馴染みつつある。仕事が見付からないのはかなり心配なのに、この状況に危機感が薄れつつあるのは、緊急事態宣言が解除になったとはいえ、外が未だ静かだからかも知れない。
 以前、無職期間を過ごしていた時は、自宅の側にある学校から聞こえてくる子どもの声やチャイムの音、校内放送などに心を掻き乱された。自分が必要とされる場所がなく、自宅で悶々としている状況が恐

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5月23日

 夏のような暑さと快晴。しかし朝から嫌なことが続く。
 週に一度、身体メンテナンスを目的に借りている稽古場が、いよいよ6月から再開する。しかし、コロナの関係で、借りている一時間の内、前後10分を、消毒のために明け渡せという電話がかかって来た。一時間の内、前後10分…。実質使えるのは40分ということになる。使用料にその分の減額はない。おかしくないか?
 一先ず6、7月というが、それ以降もどうなるかわ

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5月16日

 雨。畑も休み。これを機に銀行へ行き、買い物へも行き、国民年金の支払いも済ませておこうと思うが、昨日急に掛かって来た不用品買い取り業者が正午から2時までの間に来る予定になっていたので、その後に出掛けようと思っていた。ら、2時を回ると連絡が…。外出を先行し、帰ったら2時ギリギリだった。
 いつ来るかわからないもののために、したいことが出来ないのは困る。食事をし、一眠り。結局来たのは3時半だった。

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5月14日

 早目に行って早めに帰る予定だったのに、地主と話し込んで畑から帰ったら、午後2時を過ぎていた。流石に疲れ、食事を摂って食器と洗濯物を片付けた後、いつもは30分で済む昼寝が、気付けば1時間。母が帰ったことにも気付かなかった。
 昨夜遅くまで、履歴書や送付状の手直しをしていたせいもある。そして日中は暑かった。思ったより消耗したのかも知れない。
 依頼した紹介状は届かず、応募は早くても明日以降、先方に届

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5月13日

 朝一の問い合わせで、まだ誰の応募も無かった。コロナ対策だが、FAXやメールでの手っ取り早い紹介状の発行は却下され、郵送のみと言われたのには時間的にも無駄な気がしたが、足を運んで身を危険に晒すことを回避するのに迷いはない。それに、前回応募も叶わなかったことを思えば、一歩前進した気もする。
 とはいえ、百点満点には程遠い求人。受かる保証もないため、他にもどんどん応募したい。思いとは裏腹に、今日公開さ

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5月12日

 夕食の下ごしらえに手間取り、畑へ行くのが昼前になった。
 眩しいくらいの日差しと、5月にしては暑すぎる気温の上昇に怯むが、午前中に汗を流しておかなければ、午後の用事を落ち着いて片付けられない。暑いが風が強く、時折日が陰るので意を結して出掛ける。眠くて迷っていた犬も、渋々付いて来た。
 今朝は手作りの合間に茹でた素麺を与えたら、残り半分の野菜中心スープを食べなかった。栄養たっぷりでも、一度口を付け

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5月3日

 曇天で気温も昨日より5℃も低く、久々に昼前から畑へ…。犬、殆んど寝ず、心配が尽きない。
 一方で肉体労働に勤しむ人間。午後を過ぎても働いていたら、先に帰った母親世代の畑仲間が紙袋を下げて戻って来た。嫁ぎ先から訪れた娘さんが、髪を60センチも切ったのだとか…。使用済みのヘアアクセサリーは処分したが、新しい未使用品が幾つもあったので、使わないかと持って来てくれたのだ。
 2年間伸ばし続けている髪は今

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4月30日

 昨日は祝日。ゆっくりスタートでリズムが狂うも、仕事が一つ片付く。犬が一日玄関先で眠っていたので、畑へ行くこともなかった。一方で、毎回一日二日費やす衣替えが、日付は変わったが、一日で終わった。
 パソコンを開かなかったのは久しぶり。就活に動きが望めない祝日だったので、自分を脅迫せずに済む。

 今日は平日だということを忘れる。
 朝から犬を洗い、彼が母と共に自然乾燥の旅へ出掛けている間に、いつも

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4月23日

 朝ごはんを嫌がるようになった犬に、無理はさせないことにする。ごはんを嫌がると言っても、ドライフード以外のもの(野菜、ヨーグルト、バナナ)はいつも通り食べるのだ。食べないのはドライフードのみ。タンパク質の補給を考えないといけない。体重を落とせば、筋力が低下すると言われているからだ。食べることは大好きなのに、このところ少し偏食気味なので気になる。心配しかない。
 畑から帰らないのも、自然に任せると比

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4月21日

 夜更かしと転寝で、明け方入浴しては二度寝する…そんな悪い癖が治らない。治したい気持ちと、直す気力が起きない現状の鬩ぎ合いで、結局、日中バタバタと動き待っている言い訳として、夜更かしと転寝を自分に許している気がする。物事が動き始めると気力も湧く気がするが、その時がまだ来ないので、一日24時間中唯一の、自分に対する甘やかしであると考えている。身体には決して優しくないので、甘やかしのようでいて半分拷問

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4月15日

 すっきりしない一日。
 収穫も無し。
 因って希望が無い。
 先日の雨で畑の状態も悪いので、捗らず、達成感も無い。他所の畑のおじさん、おばさんが声を掛けてくれるが、彼らに比べて随分若い私が、毎朝畑に来ていることを不審に思っているのが手に取るようにわかる。そりゃ、そうだ。コロナショックに陥って外出自粛規制が掛かっているとはいえ、仕事に出掛けている人もいるのだから…。
 仕事を引き継いだ相手と連絡が

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4月12日

 朝から雨。仕事に行っていないのに、録画した映画がなかなか観られない。家にいても、結局動いているので、下手をすれば仕事に出掛けているより忙しかったりする。仕事に行っている方が、家でだらだらしている時間がある気もする。〝仕事しなければ!〟という強迫観念に迫られないせいか…。就業しているって、とても大切だ。
 今日は畑にも行けないので、目覚めた後、布団に入ったまま映画を一本観る。これでやっと録画残量が

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4月11日

 週末は予定が狂う。働き出してから出来なくなっては、母への負担が一気に来るので、今まで通り、母が仕事に出掛けるまでにしていた家事や犬の散歩などのルーティーンには手を付けずにいた。彼女も週末はゆっくりするので、散歩に出掛けるのも遅くなる。ということは、平日、私が犬孝行と称して出掛ける畑仕事の時間に、彼らは帰っていないので、こちらが通常通り活動を開始したところで、物事は予定通り進まないのだ。
 目覚め

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4月5日

 トイレットペーパーを落としたとかで、母がトイレのタオル掛けを壊した。本人は気付いておらず、私が発見したのだが、「疲れてるから週末に何とかする」と言いつつ、そのまま放置されている。トイレに行かない限り私も忘れているので、行った時、片棒が外れて不安定にぶら下がっているタオルを見てギョッとするのだ。多分、直す気はないし、直せないと思っている。娘が無職になったお陰で、母の家事負担は大分減っているはずなの

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