5月13日

 朝一の問い合わせで、まだ誰の応募も無かった。コロナ対策だが、FAXやメールでの手っ取り早い紹介状の発行は却下され、郵送のみと言われたのには時間的にも無駄な気がしたが、足を運んで身を危険に晒すことを回避するのに迷いはない。それに、前回応募も叶わなかったことを思えば、一歩前進した気もする。
 とはいえ、百点満点には程遠い求人。受かる保証もないため、他にもどんどん応募したい。思いとは裏腹に、今日公開された求人に、収穫は0だった。
 応募が許されたこと、畑の整地がひと段落したこと、犬がここ数日のうち、一番よく食べたことを思えば、今日は良い日だったと言える。夜、逆上した彼が人間に歯向かった瞬間、テーブルに激突して口から流血する騒動となったことも、収穫0だったことも無視できないが…。
 明日はもっと良い日になる!
 そう信じられるほど、毎日が一歩ずつ前進とはいかないのが現状。しかし、未だ収束しないコロナに関しても、感染者が減少傾向にあることを思えば、世の中は全く変わらないわけではない。
 動きの鈍い私の人生も、何かの形で進歩できますように…。
 唯、犬だけは、元気で長生きが出来るだけ継続しますように…。
 身勝手なのはわかっているが、願いは大体身勝手なもの。叶った時に感謝する相手は決まっているが、そのご利益かどうかまではわからない。そもそもまだ叶っていないのだから、私に出来るのは、出来る努力を続けることだ。


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