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人と組織をつくる哲学 ―マネジメントと教育の「共通解」―

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マネジメント=管理とは「兵站(生産・物流・調達部門)を通じて限りある資源(ヒト・モノ・カネ・トキ)を把握・分配し、適時適切に適所で活かす」ことである。古来より兵站を軽んじ、人材や…
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2021年6月の記事一覧

リーダーは「伝える力」が不足している

リーダーは「伝える力」が不足している

「お客さんを大切にしなければ、会社は上手くいかない」
「みんなで幸せになろう」

と言った言葉の意味なら小学生でも分かります。
理屈だけなら誰でも理解できます。

しかし、それが相手の心に響くかどうかは伝えることができているかどうかにかかってきます。

この"教える"と"伝える"を、うまくできなければ本当のリーダーとは言えません。特に"伝える"ことは、上の立場になればなるほど大事と言えます。

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業務をガントチャートで表現したら作業は早くなったけどメンバーが考えなくなった。

業務をガントチャートで表現したら作業は早くなったけどメンバーが考えなくなった。

私は事業計画を担当していますので、毎年、年度計画を作成しています。
毎年、と書くと、私が数年間、毎年担当しているように聞こえてしまいますが、実際は私は昨年の秋に異動してきましたので、今回、初めての年度計画作成になります。

そして、私の所属するチームは20名ほど所属していますが、人の入れ替わりが多く、私を含め、ここ2年で7名ほど入れ替わりがあります。つまり、チームとして経験が少ないメンバーが多いと

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137. シフトを組まない方がいい、そのわけ

137. シフトを組まない方がいい、そのわけ

 パプアニューギニア海産は8年ちかくシフトを組んでいません。

 ですが、フリースケジュール(好きな日に連絡無しで出勤・欠勤)が更にうまく機能するような仕組みや、今のメンバーに最適な仕組みを常に考えています。

 以前、経営者が集まる場所でそんな話をしたところ「仕組みを考える時間や労力が会社にとってマイナス」と言われ、びっくりしてその人を見つめてしまったことがあります。

【アート思考とマネジメント(1)自立分散型の直感的に正解をその場で創るチーム】

【アート思考とマネジメント(1)自立分散型の直感的に正解をその場で創るチーム】

1、RESASのチーム作り
2015年、私は地域経済分析システム<RERSAS>の企画とプロジェクトマネージャーを担当していました。当社は2年かけて構築するというプロジェクトでしたが、突然半年で納品ということになりました。

制作費用が5億円のサイトをたった半年で?!半年といえば、通常の大手開発会社でも仕様書、つまり設計図を作るまでで精一杯のはずです。通常のやり方では不可能です。最速で進めるにはい

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136. 感謝の言葉は必要か

136. 感謝の言葉は必要か

 独自路線で働きやすい争いのない職場を模索するパプアニューギニア海産。従業員から感謝の言葉をもらうことが、たまーにあります。

 そんな時は『感謝の言葉は必要ない』ことをやんわりと話します。もちろん嫌な気持ちがしているわけではありませんが、ちょっと気になることがあるのです。

上司にマイクロマネジメントさせないタスク管理のいろは

上司にマイクロマネジメントさせないタスク管理のいろは

こんにちは。

今後ベンチャー企業に所属している新入社員向けに、生き残っていくためのノウハウや知識の共有を行えればと考えています。

この記事を書くに至った課題感は、「ベンチャー企業には仕事の基本的なスキルを拡充するためのノウハウやスキル集」が存在していないことです。自分自身、学生時代からベンチャー企業でインターンをし、そのままベンチャー企業に就職しました。もちろんまともな仕事術は自分で書籍や動画

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上司の指示が意味不明な時にすること

上司の「指示があいまいだったり」、「そもそも何をいっているのかわからない」とき、皆さんも、そんな場面に出くわしたこと、あるのではないかと思います。今でも私は、結構あります。そんな時に有効な方法をお伝えできればと思います。

これをやると、振られた仕事のクオリティーも上がり、上司からの信頼も増します。

以前の私は、忙しい時に、意味の分からない指示をされて、フリーズしてしまい、仕事がたまる一方で、な

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