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#cakesコンテスト
よかったことリストを必死で書いていた頃
毎日、その日にあった「よかったこと」を挙げてみましょう、という文章を読んでほぼ毎日実行していた時期があった。
なぜ「よかったこと」を挙げるかというと、自信をつけたいと思っていたからだった。日々、自分が失敗したと思うことや自己嫌悪の記憶でいっぱいで、人から褒めてもらってもピンと来なかった。自分でその日の「よかったこと」を挙げる習慣をつけることで、自分自身にも肯定的な目が向けやすくなるらしい。
そ
カップルが生まれる必然性について~小屋ガール通信
山小屋では、仕事もプライベートも四六時中一緒だ。
だから距離が縮まりやすく、恋も生まれやすい。毎年、3~5組はカップルができる。
山小屋の中には職場恋愛禁止の小屋もあるらしいが、私が働いていた小屋は禁止していない。むしろ、社長は推奨しているように見えた(明言したわけではないが)。ベテランスタッフはみんな職場恋愛の末に結婚していて、私と夫もそう。
カップルが誕生するたび、不思議に思うことがある
ひと駅分の「大好き」を聞いた話
わたしはよく道をたずねられる。
どんな場所でも部屋着のような格好をしているし、急いでいないからなんとなく聞きやすいのだろう。
すこし前にも、駅で20代半ばくらいの青年に話しかけられた。いつもと様子がちがったのは、話しかけられたといっても「三鷹まで何分ですか。この電車ですか」と入力したiPhoneのメモ画面を見せてきたことだった。彼は聴覚に障がいがあるようだった。
「この電車で5分くらいです」