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大切にしておきたい記事

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個人的に大切にしておきたい、自分の記事を残します。読んでくださるかたは、読んでってください!
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2022年9月の記事一覧

108、母

108、母

今日、母に手紙を書くとつぶやいたのだが、別に今、つらい状況にいるわけではない。母の特別な日でもない。
母への手紙は、もう、800字詰め原稿用紙、十二枚になった。

一つの短編が出来上がる量だ。

母のために介護をしたと、ここで胸を張って言っているが、最大の失敗をおかしている。

それは、母が息を引き取るとき、ぼくは、母のそばにいなかったことだ。

コロナが邪魔して、会いたいとき、病院にいる母に会い

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107、父を家に連れ戻す?

107、父を家に連れ戻す?

母のことばかり、記事にしていますが、父はまだ、生きています。
よく、考えてみれば、昔取った杵柄というやつで、介護技術を駆使し、父を家に連れ戻すという選択肢もないわけでもないです。

しかし、不可能です。

そんなことしたら、結婚できる可能性が、ほとんどなくなっちゃうし、嚥下も父は悪くなっているでしょう。父に見合う食事をぼくが、作れるわけでもないし、もし、のどに食事をつめられたりしたら、もう、それだ

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106、報告

106、報告

今日は、学校を休んだので、朝からずっと、部屋にこもり、何かしています。今度、受ける英検の勉強や、うっぷんがたまってくると、町内を散歩に出かけたり、ここで記事を書いたり。十四時から、友達とらーめんを食べに行く約束をしたので、それまでは、と思うとなんとか過ごせてます。

母に手紙を書いて報告したりもしています。
小説を書こうと思ってることや、お母さんのことは、小説に書かへん!と約束したり、ここで、母の

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105、青春

105、青春

十二歳、年上の友達と、公園に行ったときのことだ。

ぼくが、二十七歳の頃だっただろうか。

友達が元気なく、ぼくは

「まぁ、人生、生涯が青春ですよね!」

と励ましたことがある。

すると、その友達は一気に元気になり

「ん!君がそう言うのなら、そうなんだろう!」

と、言った。

ぼくも、その時は、いい加減なことを言ったつもりだったが、今になると、もし、人生が生涯、青春なら、ぼくも下向いてる場

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104、もっと、気楽にnoteを

なんか、noteで書く記事のストックは、全部で600だという記事を読んだ。

几帳面に、タイトルに番号打ってると、100ほどまできた。600なんて、もうちょっとじゃん、と思った。

600まできた人は、書いた記事を消してはまた、書いてやってるんだろうか。

そんな……めんどくさい……。

最近、大した記事など書いていない。この記事もそうだし。これも、その600のなかにカウントされるんなら、なんて無

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103、困ったときの「おかーちゃん」

103、困ったときの「おかーちゃん」

本当に困ったとき、「おかーさーん」と意味もなく、叫ぶ男の人もいると思う。

ぼくは、その一人である。

介護施設で働いていたとき、トイレに入っていて、大変な目に会っていた、お婆さんがいたんだろう。その人は、中から、「おかーちゃーん」と、叫んでいた。

家に帰ってきて、職場に「おかーちゃーん」て叫ばはる、お婆さん、いはるで、と母に話すと、母は、憐憫の表情を浮かべ「いや、その人、よう、今まで生きてこれ

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102、風邪ひいた日

102、風邪ひいた日

風邪ひいちゃって、元気も出てこないから、家のなかで、ごろごろしている。

一人暮らしをはじめて、五年は経つ(それまで、母と暮らしていた)。この年だけど、やはり、今もなお、孤独には慣れない。

常に、兄、姉に、ドライブつれてって~
と、めんどくさがられても、とりあえず、外には出るようにしている。兄も、姉も、いつも、仕事で疲れているが、母のお世話をしてきたことで、免除してくれるようだ。

とにかく、今

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100、がんばった、お父さん

100、がんばった、お父さん

昨日、少し、落胆することがあった。

姉さんは、父や、母の、ぼくの知らない一面まで知っていて、すごいと思う。母の、へー!お母さん、そんなひどいことしてはったーん?っということまで、知っている。

ぼくは、母の良い一面しか知らない。

父の介護を頑張っていて、介護疲れで、それで、体を壊したんだと。

もはや、そんな記憶しか残ってないのだ。後は、小さいころ、ピアノの練習に付き合ってくれたり、母のお弁当

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99、重さ

99、重さ

今日、姉さんと、晩ごはんの買い物にいくと、米5kgをかついでました。最初は、ぼくが持ってあげるよと、かついでたのですが

「あんた、袋やぶきそう。自分で持つわ」

と言いました。

姉さんが、米を持つと

「子供の重さと同じくらい。でも、子供の方が軽く感じるのは何故でしょう」

と言ってきました。

愛情かな?ふと、思ったのですが、姉さんは、ぼくが学生の頃から、愛だ、恋だのとぬかすと、バカにしてく

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96、しあわせのカタチについて

96、しあわせのカタチについて

朝食のために、二十四時間ディスカウントショップまで、そうめん、揖保の糸を買いに行く。

帰りしなに、しあわせについて、少し、想像してみた。

ああ。結局、この先、ぼくの描いてるしあわせなんてものはないんだろうなあ。そこには、きっと、妥協もあるし、もちろん、希望もあるだろうけど。

迷いもあるだろうし、悩みもあるだろうし、苦労はきっと、絶えないだろう。

そして、それは、今、想像しているしあわせとは

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95、お星さまになった、お母ちゃん

95、お星さまになった、お母ちゃん

ウォーキングの途中、夜空で輝く、お母ちゃんを見つけた。

お母ちゃん?

と、問いかけた。

お母ちゃんは、何も言わず、ぼくを照らしていた。

お母ちゃんが、そんなに輝いてるんやったら、元気でやってるってことやんな?

と言ったが何も言わない。

「せいちゃん、こっから、ずっと見守っといたげるしな」

お母ちゃんが、そう言ってると理解しようとした。

「お母ちゃん、また、手紙書くからな」

と言う

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94、スマホだけ、別の部屋に置いた!

94、スマホだけ、別の部屋に置いた!

スマホだけ、別の部屋に置いた!

すると、モヤモヤしてた気分が、すーっと晴れてった!

こんなことで、気分が晴れるんなら、もっと早く、実行しとけば良かった!

スマホは、外に出る以外は、自分の身から、離しておいた方がいいな!うん!

93、救い

93、救い

散歩していると、分からない日本語の怒鳴り声が聞こえてきた。

とっさに、あ、ここ認知症のお婆さんの住んでる家だ!と察した。

母のことを思い出す。

家族のひと、大変だろうなあ、と思った。

認知症のひとって、結局、何が救いになるんだろう。今でも、考える。そのうち、「うだーー!」という叫び声が聞こえてきて、ああ。苦しんでんだろうなあ、とその人のことをかわいそうに思う。

それに比べ、折り返し地点を

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92、ああ。憧れの三沢(仮名)くん

92、ああ。憧れの三沢(仮名)くん

大学生のころ、三沢くんという男の子の友だちがいた。無口で、背が高くて、男前で、スポーツできる!カッコいいのに、いい奴!でも、無口だから、女の子にモテない。大学生は、無口だと、女の子にモテないのだ。

でも、ぼくは、三沢くんに憧れていた!カッコいいのに、いい奴、ってところが、すごくいい、と思っていた。

三沢くんのファッションを真似した。おまけに髪型も、真似をした。

お正月に年賀状がきた。
「おめ

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