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#登山
幻想的すぎる絶景!? 緑に飲み込まれた幻の廃村を探す(東京都・倉沢集落)
心ゆくまで鳩和荘を堪能した我々は、いよいよ幻の廃村「倉沢集落」を目指すことにした。
ネットで拾ったあやふやな情報を頼りに、都道411号線を西にひた走る。30分ほど行くと、右手に「日原森林館」と書かれた看板が見えてきた。
傍らには、「⇦倉沢のヒノキ」と記された看板も設置されている。
この「倉沢のヒノキ」が、廃村を目指すうえでの、当面の目印となる。
Googleマップにも表示されるので、便利なも
まるで古代遺跡? 緑に飲み込まれた幻の絶景廃村を探す(東京都) #鳩和荘編
(前回)
廃村・廃墟は地図に載っていない。
なぜなら、地図とはいまこの世に存在する場所にたどり着くためのものだから。
というわけで、我々はインターネットの海に漂流する先人たちの記録だけを頼りに、廃村のありかを調査した。
事前におおよその場所は把握できたので、あとは実際に足を運んで確かめるのみである。
我々は5月某日早朝、JR河辺駅前に集合した。
ここで車を借りて、廃村を目指す。
今回の目的
まるで古代遺跡? 緑に飲み込まれた幻の絶景廃村を探す(東京都) #出発編
廃村に行きたい。
なぜだろう、無性に廃村に行きたい。
青々しい新緑の精気にむせながら、うち捨てられた村のなかを歩き回りたい。
道々のアスファルトは千々にひび割れているほうが良い。その隙間から虎杖の頭などがぬっくりと顔を出していると、なお好ましい。
ひしゃげた家の屋根を、ヤマゴケがもこもこと浸食してゆくさまを思い描く。葛の葉の緑が、さび付いた自転車を螺旋状に飲み込んでゆくところを想像する。
気持