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三山 優
2023年9月30日 10:13
「ここ、いきたい」パンを齧りながら送ることしの夏はふたりで走れなかったから大阪のはずれの山のカフェお掃除とお買い物すましてスマホを見たら起きたばかりのあなた「いいよ」とひとつ返事めずらしいなとおもってなれないまとめ髪してたらちかづいてくるおおきな地響きはいつもとおなじあなたにかりたヘルメットとサングラスいつも似合わないって笑われるまっくろな車体にピンクの座布団しいてうし
2023年9月28日 19:02
くさばなやどうぶつはうつくしさだけでいかりやしっとさえうつくしいいかりやしっとをひょうげんするすべをもっていないかあるいはそれほどもたないからだにんげんはうつくしさのそとがわにいくえにもかたいきじのふくをきこんでそれをおとなといってそのきじとはいかりやしっとをちょくせつあらわさずにけれどもないことにもできずにありとあらゆるほうほうでせかいにばらまいたことに
2023年9月26日 22:01
生きることは当たり前ではない真っ暗な宇宙に浮かぶ大きな石の上でいのちが有ることそのいのちの中に自分がいることすべて生きていることそれはとても不思議なことそれを人は「有り難い」というだから生きているあいだは生きることに集中しなさい全力で生きなさい脇目も振らずに生きなさい生きることは悦びなのです今ここに生きられるということは感謝でしかないのですそれがわからないよ
2023年9月26日 21:59
あなたは話してください何もかもすべて話してください話して気が楽になるなら話し続けてください何もかもひとりで抱え込まないでいくつものさみしい夜を越えもう悲しみを抱えきれないのならあなたはすべて離してください握りしめている拳をひらいてあなたは離し続けてください諦めずに夜が明けても続けていいのですから悲しみを苦しみをどうかすべてわたしにはなしてください2023.
2023年9月26日 09:37
どんなにやさしいと言われてもどんなにいい人だと言われてもじぶんでじぶんをやさしいだとかいい人だとかおもうものはにせものだ人は汚いものなのだ人はずるいものなのだ人は情けないものなのだだから、じぶんのこころを過信するな自分のこころの汚れたものを見過ごすなただ賢くあれ騙されず奪われず騙さず奪わず疑わずこころの中をできるだけ透過させておいて勝負には勝たず勝ちたい
2023年9月25日 10:06
すきということはしりたいということとおなじなのかなすきなひとやすきなもののことはしりたいとおもうものけれどずっといっしょにいるともうしったようなきがしてすきということはただそばにいることのようなそんなきがするけれどおだやかにしりたいとおもいつづけるきもちそれがたえないことがあいというものなのではないかとおもうだからあいはえいえんにそんざいするのだとおもう2023
2023年9月24日 02:11
苦労がそのひとをどのように成長させるかそれはそのひとのうつわだ大きければいいわけじゃないうつくしければいいわけじゃない小さくても古ぼけていても欠けていてもいい毎日よく磨いてあるかそれがたいせつなのだ毎日よく磨いたうつわで苦労の水をうけとめればすきとおったきれいな水がのめるじゃないかそのすきとおったきれいな水をのみすきとおったきれいなこころがうまれるのだから
2023年9月24日 01:58
あんなに大地がうつくしければ還ってきたこころがせき立ててあなたはあなたをうつくしくあんなに大地がうつくしければうしなったものがもう還らないと思ったものが気づけばそこにあってあなたはあなたとしてあそこで土を踏みわたしはわたしとしてここで生きられるのだろうかひとがたくさんいること大地がみえないことくうきが汚れひかりが遮られること虫がいないこと生きものと友達にな
2023年9月23日 01:20
喧嘩はしたほうがいいしないようにすると言いたいことも言えないで自分を相手に開けないから相手のことも知れないで掴めない、あいまいな気持ちのやり場に互いに困ってしまうから感情的になりすぎないほうがいい自分が正しい相手が間違っている何故わたしの気持ちがわからないんだそんな考えは捨てて相手が何故そう言うのか何故悲しい態度をとったり行動に出るのか考えるはじめはわからなくても
2023年9月23日 00:59
わたしたちは草や肉や魚をたべ水をのみこの躰をつくるいのちをたべることでいのちを存えるではその存えたいのちをどうするのかわたしたちはくうきをたべるひかりをのむそうして考えることができるおいしいたべものをたべおいしい水をのむことで健康な躰ができるようにおいしいくうきをたべおいしいひかりをのむことで健康な考えができる躰と、考えがあってはじめてわたしたちはほん
2023年9月20日 06:10
闇は恐ろしい何も見えないことでそこにあるものを感じるから恐ろしいたしかにそこにある、なにかが恐ろしい太陽が顔を出し空が青く白み始めるとすこし落ち着くのだじき日が昇ればなにもかもがすっかりよく見え目に見えるもので感覚は埋め尽くされるしかし目に見えないものはどこへも行かずわたしが見えないだけなのだ生存競争に勝ちすぎる者は我儘とも言えるのではないかやりたい放題、敵はなし
2023年9月20日 02:33
旅はきまぐれ常々行きたいと思うところに一向に行かないこともあればふと耳にした地ににわかに興味を持ちすぐさま列車を予約することもある旅行者にこころ開かない土地もあればその土地の風俗がいちげんさんに開かれる場所もあるわたしは旅に出る前からもうその地に夢を見ていた日本のまんなかは東京でも大阪でもなくなんとなく東北のような気がしていた米を育てるところ水がきれいで山が生
2023年9月14日 19:42
浮き上がれば沈む沈めば浮き上がれやしないしかしほんとうは浮き上がりたいのではなくて底上げをしたいのだだからずっと底にいて悪い沈み方さえしなければいい反省などなんの意味もなくて思考力より判断力切り捨てるべきは自意識他者から見たわたし、なんてどこにも存在しないわたしが信じるわたしだけがわたしだだから目を曇らせるな今だけ見て進め強さとは何か疑わぬことだだからわたしは底
2023年9月12日 10:35
目が覚めたら昔の彼がいたわたしは安堵ではなく喪失感を覚え彼はわたしを抱きしめ「おかえり」とささやいたわたしは、この抱擁で感じられないあたたかさがついさっきまであったことを思い出したけれどそのあたたかさが誰によってもたらされたのかどうしても思い出すことができなかったそのあたたかさはわたしがつくりだしたまぼろしなのだとひとりごちて目が覚めわたしはひとりなのだと