三山 優

読む人の心の奥に触れる文章を紡げる人でありたい。言葉の意味、言葉の由来を辿れる書き手で…

三山 優

読む人の心の奥に触れる文章を紡げる人でありたい。言葉の意味、言葉の由来を辿れる書き手でありたい。

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20241001 味噌くるみ饅頭

昨夜は実家に泊まって、今日は朝イチでの病院の帰りに大好きな本屋さん、ポラン堂古書店さんへ立ち寄った。 店主の森本先生は、宮沢賢治の研究をされている方。吉野のブックカフェのことをお話ししたら、すごく喜んでくださった。わたしのことを喜んでくれる人がいる、それがとても嬉しい。ありがたい。たいせつにするのは、そういうことなのだなと思う。 また賢治祭でのことも教えていただき、お土産の味噌くるみ饅頭をいただいた。宮沢賢治の命日に賢治の出身地である岩手県花巻市で開かれる素敵なお祭り。いつか

    • たいせつにする

      たいせつにするって どういうことだろう どうせこうおもってるんだろう どうせうまくいかないだろう なんておもうことは あきらめだろうか あきらめは たいせつにしていないことだろうか あきらめててばなすことは たいせつにしていないことだろうか あきらめてほうりなげることは たいせつにしていないことだろうか わたしじゃないもの ゆだねるしかないもの あきらめるしかないもの あきらめられたら わたしはどうだろう あきらめられたら かなしいだろうか きずつくだろうか それとも なんと

      • 20240930 鍵をもらう

        朝一番で不動産屋さんに引越し先の物件の鍵をもらった。 再び電車に乗ってアパートへ行く前に、お腹が減っていたので駅前のミスドに入る。 血糖値が上がっていき、思考が安定する。 朝から理由なく心が殺気立っていた。 モヤモヤと悪い考えが立ち昇り、捉われて抜け出せなかった。いけない、いけない。そう思いつつ、抜け出す方法がわからなかった。 「わたし、性格わる…」 そう落ち込んでいたのだが、気持ちを切り替えて、目の前にあるものやことのいいところ、きれいなところだけ見ようとしたら、目の前が明

        • きれいなものだけみればいい

          こころがささくれだって 思っていないような 怒りや文句が沸くときは きれいなものだけみればいい そう自分に言い聞かす いらいらしたら あ、いけない もやもや思考にブレーキをかけて わるくみえたものやひとの きれいなところに目を向ける そうすると不思議 心がすーっとかるくなって つぎからつぎに きれいなものが見えはじめる きれいなものだけを見て 生きていこう きれいな呼吸をして 今日を迎えよう 朝ごはんを食べたら 力が沸いてくる そんなふうに きれいなものを すいこんでいこう

        20241001 味噌くるみ饅頭

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          20240927 峙(そわ)

          吉野山でのブックカフェスペースの名前は「峙(そわ)」。 ネットの辞書で調べると、「①そばだつ。そびえる。②じっと動かずにいる。③たくわえる。」とある。 まっすぐに立つこと。木々のように。山のように。素敵な名前だなぁと思う。 今日は吉野のビジターズビューローへ行き、峙の打ち合わせをした。 細かいことはその場その場で考えたらいいのだな、と思いつつ、営業が始まったらわたしにできることをがんばりたいなと思う。 一緒に運営をしてくださるビジターズビューローの女性スタッフさんたちにはじめ

          20240927 峙(そわ)

          生きていた

          それでも 生きているなと 感じられる この世は 素晴らしいところだった そうじゃないか あなたも わたしも 生きているのだ その血 その鼓動 その眼 ほとけさんは きれいきれいだ 生きているあいだは 神さんがいるから 安心しなさい 文句を言わず ニコニコしていられるように 勤めなさい でもあんまり屈託がないと 神さんが欲しがるから たまにはわがままも言いなさい 生まれたとき 土を駆けるだけで 生きていたことを 忘れないようにしなさい 2024.09.27

          生きていた

          20240926 読書会

          今日は月に一度の京都での読書会。 月末に決まって動画編集の仕事が入るので、いつもこの時期は忙しいけれど、それでも遠く京都まで行くのにははっきりと理由があって、読書会でしか得られない体験があるから。 本はひとりで読むもの。それゆえに、わたしひとりの視点を逃れられない。もちろん、その世界に浸かることはいいことだけれど、思わぬ盲点があったり、知らない知識があるものだ。 読書会でみんな同じ本を読んで語り合うことで、新しい視点、発見に気づくことができる。今まで好きになれなかったような本

          20240926 読書会

          20240913 ツーリング

          仕事の合間に、彼氏とツーリングへ。大阪富田林にある「喃風」というお店へ、どろ焼きを食べに行った。 どろ焼きとは兵庫県姫路市の名物で、ふわふわとした、お好み焼きと明石焼きが合わさったみたいな食べ物。明石焼きよろしく、刻みネギの入った出汁につけて食べたり、ソースにつけて食べたり、いろいろ味変ができて楽しかった。 さらにランチセットはドリンクバーとソフトクリームバー付き。食前と食後に2回もソフトクリームを食べてお腹が苦しくなった。 帰りにはコンビニの駐車場で、彼が新しく中古で買った

          20240913 ツーリング

          あなたと月が見たかった 月の綺麗な日は あなたと一緒に 見ようと思うのだけど いつもおしゃべりに夢中になって 翌朝になって思い出す あなたと月が見たかった ふと、あなたがソフトクリームを 食べたいと言って 二人で夜のマクドナルドへ バイクを降りたら 月が大きくまんまるで 「綺麗やね」 二人で見た やっと見れたのに もうすぐはなれて暮らすんだね 願いが叶って ひとつの終わりを告げる 食べたかった月見バーガー 食べられなくてもよかった 月が見れなくてもよかった あなたがそばにいれ

          だれかのしあわせ

          だれかのしあわせを もっともっと 喜べるひとになりたい だれかのしあわせを こころから喜べないとき そこにはじぶんという ものさしだけがあって つまらない ものさしだけがあって じぶんに返ってくるから 人にやさしくするというような あさましさがあって じぶんにはいっさい 利益のない むしろじぶんがすこし 不幸になっても だれかのしあわせを どこまでも喜べるように もっともっと 喜べるように じぶんがよく思われたいからではなく 悪く思われないためでもなく 2024.09.18

          だれかのしあわせ

          20240916 ねこずき

          早朝から、明日が一旦納期の仕事を片付けて、電話で諸々手続きをして、今から仕事仲間に会いに箕面へ向かう。 わたしの登録しているLINEグループに「ねこずき」というグループがある。 在宅での仕事をいただいている職場へ通っていた時、同じくその職場へ通う先輩と同期、そしてわたしの3人に猫好きという共通点があり、同期の子がグループを作った。 わたしが心の中で天使と呼んでいるその2人とは、数ヶ月から半年に一度集まっては女子会をしている。 1人は20代、もう1人は30代の主婦と、年齢も環境

          20240916 ねこずき

          20240915 ハレの日

          今日は人生初の出張仕事。 岡山のホテルで結婚式の当日エンドロール映像を編集した。 昨日の神戸での反省を踏まえて、今日は我ながらいい仕事をしたんじゃないかと思う。 この仕事が好きだ。 しあわせの日。ハレの日。 ファーストカットは、岡山の街並みを眺める新婦手作りのてるてる坊主にした。 人の笑顔を見るのが好きだ。 悲しい顔や、怒ってる顔を見るとつらくなってしまう。 涙を流して喜ぶひと、眩しい太陽のように笑うひと。 そんなひとたちの、思い出をあつかうお仕事。 できれば、今後も続けた

          20240915 ハレの日

          20240913 忘れ物

          ここ数日、仕事が立て込んでいて、並行して引越しの準備もあり、それ以外の思考が停止している。 今日は朝から奈良へ取材に行き、夜は実家に泊まり、明日は神戸、明後日は岡山で仕事。 リュックサックに買ったばかりのノートパソコンと着替えを詰め、カメラを肩から掛けて、重装備で家を出る。 飼い猫のアイスはしばらくひとりでお留守番。 こんな風にバタバタしていると、決まって何か忘れ物をする。 実際、電車に乗ってから、メモを取るためのメモ帳を忘れて家を出たことに気づく。 最寄駅に着いたらコンビ

          20240913 忘れ物

          20240910 躊躇い

          現在住んでいる大阪府堺市のハイツで、お向かいに住んでいる女性と結構濃いお付き合いをさせていただいている。 作った料理を互いに分け合ったり、いただきものをおすそ分けしたり、ベランダ越しに洗濯物を回しながら世間話をしたり。 近ごろは、朝に時間が空くと、お向かいさんのお家にお邪魔をして、珈琲を飲みながらそれぞれの生活の話をする。 お向かいさんは先日70歳になったばかり。年が離れているけれど、親しくしていただいている。 とてもその年齢には見えないくらい若々しくて、吉野のブックカフェの

          20240910 躊躇い

          20240909 はじまりの日記

          9月9日。今日から日記を始めてみようと思う。 紙だと机に向かう時間が必要で、今のわたしではきっとつづけられないから。 ネット上に残すことで、自分で振り返ることもできるから。 いつまでつづくか、わからないけれど。 今日は引越し先の物件の契約へ行った。 不動産屋の開店時間に予約をしていたので、朝の通勤ラッシュとかぶる。 難波で乗り換えたけれど、都会は人が多くてたくさんの感情がぶつかり合っていて、自分が自分じゃないみたい。小さなことに、トゲトゲして、心の余裕が持てない。 ずっと、

          20240909 はじまりの日記

          ひとりでは

          ひとりでは 生きていけないと おもったけれど ひとりで 生きてきたから あなたを 大切にできた きっとあなたも ひとりで生きてきたのね いつでも あなたをおもう ひといきついたわたしを 待ちかねたように 連絡がくるとき もう少ししたら 電話するとか もう寝たかなとか 連絡がなくて あなたが きっと汗を流しているときも 落ち込んでいるときも わたしの知らないところで ひとり 生きていること ひとりでは 生きていけないと おもったけれど これからひとりで 暮らしていくのは ひと

          ひとりでは