からだ

わたしたちは
草や肉や魚をたべ
水をのみ
この躰をつくる
いのちをたべることで
いのちを存える
ではその存えたいのちを
どうするのか

わたしたちは
くうきをたべる
ひかりをのむ
そうして
考えることができる

おいしいたべものをたべ
おいしい水をのむことで
健康な躰ができるように
おいしいくうきをたべ
おいしいひかりをのむことで
健康な考えができる

躰と、考えがあってはじめて
わたしたちはほんとうに生きることができる

わたしたちはずっとずっと
はるか遠くむかしから
ながく苦しんできた
それでいつのまにか
苦しみがあたりまえとなってしまった
けれどほんとうは
己の好きなまま生きるのがいいのだ
みんなの幸せが自分の幸せのまま
生まれたままの考えで
嫌なことは嫌だと
おかしいことにはおかしいと
我慢などせずに言う
その権利が生まれながらにあり
それは当然のことであり
それが本来生きるということなのだ

人が社会をつくりだし
それが高度になればなるほど
なぜかほんとうに生きることが困難になっているのは
そういうことなのだ

おいしいごはんがたべたいのと
おいしい水がのみたいのと同じように
おいしいくうきがたべたい
おいしいひかりがのみたいと
誰もが
そう言っていいのだ

2023.09.23

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