えんどうけいこ

短歌、ひとりごと、その他

えんどうけいこ

短歌、ひとりごと、その他

記事一覧

ひとにやさしく

 昨日、帰宅する電車の中で、急にしゃがみ込んでしまった男性がいた。具合が悪そうなのに、誰も声をかけないし、席を譲ろうともしない。完全無視である。みんな冷たいなと…

7

穂村弘『迷子手帳』を読んだ。安定のほむほむエッセイ。穂村さんは年齢を重ねてもベースが変わらず、不安や怖れや驚きがたくさんあることになんだかほっとする。そう見せているだけなのかもしれないが。

ほむほむはずっとなにかにおびえてるほむほむのままそれがいいんだ #短歌

6

3 good things

 ポジティブ心理学のセリグマン教授が提唱している、ストレスに強くなり、幸福度が上がるという「スリー・グッド・シングス」については昔から知っていた。夜寝る前に、そ…

7

応援

 電車に男子高校生2人組が乗っていた。1人が降りるとき、もう1人に「応援してるよ」と声をかけて、その言葉が耳に残った。わたしは誰かに応援してるよって言ったことはな…

6

気まぐれ日記(ストレスと仕事)

 昨晩の夢のひとつは、左目がぷっくりと腫れて白目が充血して飛び出ているという気持ち悪いものだった。起きてすぐ鏡を見たが、白目は出ていなかった。よかった。とはいえ…

10

夢と薬のはなし

 昨晩みた夢。自宅でパーティー?をしていて、いろんなひとが入れ替わり立ち替わり来る。男のひとたちがキッチンでパエリアやらリゾットやら大量の米料理をつくる。終わっ…

7

〈気まぐれ日記〉野菜の中でいちばん好きなカボチャ、この時季は冬のものと比べて今ひとつだけど、干したら水分が抜けておいしくなった。干すとおいしい野菜のトップは私の中ではズッキーニで、さすが仲間のカボチャだ。
朝ごはんが甘酒なのはあまり良くない気がして変えたいと思いつつ変えられない。

3

きまぐれたんか

きら星のあふれる世界からこぼれおちても酸素なら味わえる まるまっていればおちつく いたいのはおなかとこころどっちだろうな グラウンド駆け回る子を遠くから眺める …

8

〈気まぐれ日記〉最近、味噌汁に八角を入れるのが気に入っている。器によそうときは取り除かないとガリッとやってしまう。わたしの場合、料理できなくなったら精神的に危険レベルだと思っていて、やや面倒になってきているもののかろうじて自炊できているからまだ大丈夫、と自分に言い聞かせている。

1

ここは居心地が良くない

 大昔のバイト先(居酒屋)で、スタッフに源氏名がつけられていたことをときどき思い出す。その名前で呼ばれていた自分のことはそんなにきらいじゃなかった。忙しいお店で…

36

〈気まぐれ日記〉 
スリコでかわいいヘアクリップが半額(つまり150円)で売っていたので買って、髪をアップにしていたら夕方頃から頭が痛くなってしまった(冷房が寒かったせいもあったかもしれないけど)。イヤリングもすぐ耳が痛くなってしまうし、身体からアクセサリーを拒否されて悲しい。

5

気まぐれ日記(思考メモ的)

 Eテレの番組ではじめて知って以来、編集者・ライターの井筒麻三子(Mamiko)さんのことが大好きになってしまい、YouTubeチャンネル "GOROGORO KITCHEN" をひっきりなしに…

7

読書記録_『明るい方へ舵を切る練習』

   編集者・ライターの一田憲子さんの、春夏秋冬の暮らしを綴ったエッセイ。一遍ずつが短いので、自分のことも考えながら少しずつ味わって読み進められた。ご自身を”「…

6

読売歌壇掲載報告

治さない傷が見えない長袖であかねささない野っぱらにいる/えんどうけいこ  4月22日の読売歌壇に、俵万智さんの選で掲載されておりました。評もいただいて嬉しいです。…

10

気まぐれ日記(ロングバージョン)

 昨晩の夢。とあるアーティストさんのライヴに、友だちと一緒に行こうとして道に迷う。会場(なぜか小さな古民家)になんとか辿り着く。出てきたときから本人の調子が悪そ…

5

〈気まぐれ日記〉
『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観た。こんなどストレートな青春ラブストーリーって最近では珍しいかも。甘酸っぱくてところどころ直視できなかったくらい。もちろん楽しめたし、俳句をつくりたくなる。

1
ひとにやさしく

ひとにやさしく

 昨日、帰宅する電車の中で、急にしゃがみ込んでしまった男性がいた。具合が悪そうなのに、誰も声をかけないし、席を譲ろうともしない。完全無視である。みんな冷たいなと思ったけれど、わたしが近くにいたとしてもきっと何もしない。もしこれが女性だったらどうだろう? もしかすると声をかけたり席を譲るひとがいたのではないか、と思うこと自体、わたしの偏見なのかもしれない。女性だろうが男性だろうが体調の悪いときはある

もっとみる

穂村弘『迷子手帳』を読んだ。安定のほむほむエッセイ。穂村さんは年齢を重ねてもベースが変わらず、不安や怖れや驚きがたくさんあることになんだかほっとする。そう見せているだけなのかもしれないが。

ほむほむはずっとなにかにおびえてるほむほむのままそれがいいんだ #短歌

3 good things

3 good things

 ポジティブ心理学のセリグマン教授が提唱している、ストレスに強くなり、幸福度が上がるという「スリー・グッド・シングス」については昔から知っていた。夜寝る前に、その日にあった良かったことを三つ書き出すという方法である。何度かトライするも三日坊主を繰り返していたところ、五月末からまたはじめて、今回は二週間続いている。わたしにしては快挙なのだが、まだ二週間だからなのか、特に心身の変化は感じられていない。

もっとみる
応援

応援

 電車に男子高校生2人組が乗っていた。1人が降りるとき、もう1人に「応援してるよ」と声をかけて、その言葉が耳に残った。わたしは誰かに応援してるよって言ったことはないと思う。それは「がんばって」に似ているけれど、もっと相手を受容している感じがする。がんばろうががんばらなかろうが、わたしはあなたを応援します、あなたの味方です、どんなあなたでもいいのです、という感じ。
 わたしは誰かを、さらにいうと自分

もっとみる
気まぐれ日記(ストレスと仕事)

気まぐれ日記(ストレスと仕事)

 昨晩の夢のひとつは、左目がぷっくりと腫れて白目が充血して飛び出ているという気持ち悪いものだった。起きてすぐ鏡を見たが、白目は出ていなかった。よかった。とはいえ、ここ数日、左目がなんとなく腫れぼったくて、二重が三重になっているのは事実。
 体調がよくない状態はほぼデフォルトなのだが、左目がおかしいことに加えて、身体中が痛くて目眩と耳鳴りがときどき起こるので、予定していた通院日ではないがクリニックを

もっとみる
夢と薬のはなし

夢と薬のはなし

 昨晩みた夢。自宅でパーティー?をしていて、いろんなひとが入れ替わり立ち替わり来る。男のひとたちがキッチンでパエリアやらリゾットやら大量の米料理をつくる。終わったあとのキッチンはめちゃくちゃな状態になっていて、うちにあった5キロのお米がほとんど使い切られていた。片付けたり洗いものをしたりする。途中から友だちが手伝ってくれたが、だいぶ時間がかかった。カットソーが汚れた。

 もう何年前からかわからな

もっとみる

〈気まぐれ日記〉野菜の中でいちばん好きなカボチャ、この時季は冬のものと比べて今ひとつだけど、干したら水分が抜けておいしくなった。干すとおいしい野菜のトップは私の中ではズッキーニで、さすが仲間のカボチャだ。
朝ごはんが甘酒なのはあまり良くない気がして変えたいと思いつつ変えられない。

きまぐれたんか

きまぐれたんか

きら星のあふれる世界からこぼれおちても酸素なら味わえる

まるまっていればおちつく いたいのはおなかとこころどっちだろうな

グラウンド駆け回る子を遠くから眺める あの子にも親がいる

レモン水のんで行くべき場所のない日をもてあます午前九時半

〈気まぐれ日記〉最近、味噌汁に八角を入れるのが気に入っている。器によそうときは取り除かないとガリッとやってしまう。わたしの場合、料理できなくなったら精神的に危険レベルだと思っていて、やや面倒になってきているもののかろうじて自炊できているからまだ大丈夫、と自分に言い聞かせている。

ここは居心地が良くない

ここは居心地が良くない

 大昔のバイト先(居酒屋)で、スタッフに源氏名がつけられていたことをときどき思い出す。その名前で呼ばれていた自分のことはそんなにきらいじゃなかった。忙しいお店で体力的にはキツかったが、スキルに応じて時給が確実に上がるのと、賄いがものすごくおいしくて、数あるバイト経験の中でも良い思い出となっている。
 と、ここまで書いたところで、「スキルに応じて時給が上がる」ような社会だから、今の自分がつらくなって

もっとみる

〈気まぐれ日記〉 
スリコでかわいいヘアクリップが半額(つまり150円)で売っていたので買って、髪をアップにしていたら夕方頃から頭が痛くなってしまった(冷房が寒かったせいもあったかもしれないけど)。イヤリングもすぐ耳が痛くなってしまうし、身体からアクセサリーを拒否されて悲しい。

気まぐれ日記(思考メモ的)

気まぐれ日記(思考メモ的)

 Eテレの番組ではじめて知って以来、編集者・ライターの井筒麻三子(Mamiko)さんのことが大好きになってしまい、YouTubeチャンネル "GOROGORO KITCHEN" をひっきりなしに観つづけている。今までVlogなんてまったく観る気になれなくて、チャンネル登録しているのはもっと笑えるものだったり、あるいは本の紹介や、精神科医の先生だったりする。そのときどきでハマる動画がまるっきりちがう

もっとみる

読書記録_『明るい方へ舵を切る練習』

 

 編集者・ライターの一田憲子さんの、春夏秋冬の暮らしを綴ったエッセイ。一遍ずつが短いので、自分のことも考えながら少しずつ味わって読み進められた。ご自身を”「超」がつくほどの怖がり”と書かれていて、わたしも同じなので、それだけでぐっと惹きつけられて、勝手に近い存在のように感じてしまう。暮らしの中での些細な、けれど大切な気付きのひとつひとつにハッとさせられた。たとえば ”「これが最高!」って自分

もっとみる
読売歌壇掲載報告

読売歌壇掲載報告

治さない傷が見えない長袖であかねささない野っぱらにいる/えんどうけいこ

 4月22日の読売歌壇に、俵万智さんの選で掲載されておりました。評もいただいて嬉しいです。ありがとうございました!

気まぐれ日記(ロングバージョン)

 昨晩の夢。とあるアーティストさんのライヴに、友だちと一緒に行こうとして道に迷う。会場(なぜか小さな古民家)になんとか辿り着く。出てきたときから本人の調子が悪そうで、一曲目が終わるか終わらないかというあたりで中止になってしまう。
 このところ夢をみる(覚えている)ことが多くなってきたけど、いい夢ってほんとうに稀。だいたいが悪夢。相変わらず睡眠が浅くて、眠いのに熟睡することができない。
 オンライン

もっとみる

〈気まぐれ日記〉
『サイダーのように言葉が湧き上がる』を観た。こんなどストレートな青春ラブストーリーって最近では珍しいかも。甘酸っぱくてところどころ直視できなかったくらい。もちろん楽しめたし、俳句をつくりたくなる。