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【実話】企業が新卒就活生のSNS投稿内容を調べている件「調査1件、1万6,000円」

こんにちは!
就活アドバイザーで現在総合商社3年目のYasuです。
就活関連ニュースを深掘りして解説しようと思います。

皆さん、以下の朝日デジタルの記事をお読みになりましたでしょうか?

就活生の裏アカでの投稿内容が企業によって調べられているとのこと。
噂には聞いていましたが、実際に行われているのですね。
この記事によるとTwitterのアカウントが対象になっているようです。

同記事にて、
「ネットを辿(たど)れば、応募者のホントの姿が見えてくる」
と企業の採用担当者は語っています。

今回は、新卒採用における企業のSNS調査の実態について話していこうと思います。

デジタルネイティブの皆さんは、SNSで損しないように気をつけましょう。

(※)本記事の内容及び画像は朝日デジタルの記事を参考に書いております。

筆者ってどんな人?
2019年卒で、総合商社にて勤務しております。
趣味:読書とスポーツ全般
出身大学:MARCHレベル
就活時は幅広く業界を見ており、40社にエントリー。面接も70回以上受け、結果的に外資金融、外資コンサル、大手食品メーカー、広告代理店を含む6社から内定をいただきました。
noteでは、就活のコツや総合商社業界に関する記事を中心に書いています。
学歴で諦めない、攻めの姿勢の就活を応援します!
profile:https://note.com/bookbility/n/nfd1539ae83ba

1.企業が就活生のSNSを調べる目的

兆さ

まず、企業の採用担当者が就活生のSNSを調べる目的はどこにあるのでしょうか?

面接をするのだから、それで十分なのでは?とも思いましたが、就活生の”素”の顔を調べるために調査会社へ依頼することがあるようです。

また、近年社員による身勝手なSNS投稿により、会社のブランドを毀損する事件が増えていますよね。

シンプルな迷惑行為の写真投稿や、企業秘密の暴露まで。。。
こういった行動をしない社員が欲しいという企業のニーズがあります。

年間600人を対象にした調査によると、
10~15人に1人を不採用にする事例があったとのこと。
10%が不採用になっていると考えると、かなりの確率です。

また、調査会社によって調べられた事例が挙がっていましたので紹介します。
以下の投稿を行った就活生ら複数名が、最終面接を目前に問答無用で不採用となってしまったようです。

・公道の交差点で暴れる写真
・未成年時の飲酒を疑わせる発言
・大学のゼミの担当教授や友人に対する暴言

どきっとした方もいらっしゃるのではないでしょうか?

プライベートのアカウントの何気ない言葉を切り取られて「モラルの無い学生だ」と決めつけられてしまうのは、少々残酷です。
一方で面接では着飾ることができても、SNSではウラの顔が見え隠れしてしまうのも事実。

企業も優秀で品行方正な人材の確保に真剣です。

2.調査会社はどうやってしらべるのか

SNS調査の対象になったのは、全て公開アカウントであったものの、匿名でした。
ではどうやって匿名アカウントを個人に特定していくのでしょうか?

調査会社によると、実名アカウントの写真、フォローしている友人、投稿内容の癖なども加味して絞り込み、特定していくようです。

noteを書いていても思いますが、人には文章の癖がありますので、本名のアカウントと照らし合わせたらすぐに分かりそうですね。

また、調査関係者は
「隠しているつもりでも脇が甘い。ヒントはたくさんある」
と語っていました。
プロの目に留まれば一撃のよう。

ちなみに、調査にかける時間は1人あたり1~2時間ほど。
多くの場合は、問題なしの「A」から、採用を控えたほうがいい「D」までの4段階で評価し、企業に報告されるとのことです。

調査費は1人あたり約1万6000円。
大手の企業でしたら、簡単に100アカウント位調べられるような費用感ですし、短期間で結果が出るのも魅力的ですね。

3.企業がSNSを調べる違法性→なし

調査②

個人情報保護が話題に挙がっている現代ですが、この企業の行動は違法ではないのでしょうか?

勝手にプライベートのSNSアカウントを調べられて、採用の参考情報にしてしまうのはどうなのかなと思いますが。

弁護士は以下のように述べます。

採用企業と委託された調査会社が個人情報の利用目的を通知または公表していれば、個人情報保護法には違反しない。ただ、入社を望む会社から同意を求められた学生が、それを拒むのは難しい」。個人情報の問題に詳しい加納雄二弁護士(大阪弁護士会)はそう話す。

多くの場合、就活生に許可を取った上で調査を行うので問題がないとの見解です。
確かに、志望企業からSNS見せて下さいと言われたら、拒否はできないですよね。
うまいところをついている気がします。

これに対し、厚生労働省は以下のように述べていますが、打ち手なしというのが現状です。
「望ましくない」というコメントは弱すぎる気がします。

調査③

4.就活生の反応

画像4

こういった事例を受けて、就活生の多くは裏アカを持つことについて、恐れているようです。

35.4%が「就活にSNSを利用したくない」と回答しています。
理由は「プライベートを見られたくない」が74.6%で最も多く、「個人情報の管理に不安」が53.7%、「人事担当者に調べられたくない」が40.7%で続きました。

確かに、SNSが理由で一生を左右するかもしれない就活で失敗してしまうのは、絶対に避けたいです。

5.まとめ・解決策

今回は、新卒就活において企業が就活生のSNSを調べている件について解説しました。
自社ではなく、プロの調査会社が調べるため、匿名アカウントでも、見つかってしまいますね。

SNSでは裏の顔が出てしまうもので、企業が興味を持つのは少々分かりますが、学生の自己表現が損なわれてしまうのは問題だと思います。

Twitterは情報収集の手段として有効ですし、有益な情報も沢山落ちています。
私も週に何通もDMいただきますが、オンライン上とはいえ色々アドバイスができているかなと思いますし。

この記事を最後までお読みいただいた就活生の皆さんは正しくSNSを使用し、選考に不利に働かないよう、十分に気を付けてほしいと思います。

私のアカウントではこのような就活ニュースの深掘りや、細かいテクニックまで説明していますので、興味のある方はぜひフォローのほど宜しくお願いします。

Twitter (フォロワー900人超ありがとうございます)
https://twitter.com/career_yasu

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