マガジンのカバー画像

DV体験談と救済メッセージ

9
実際に体験したDVの体験談と、今苦しんでいる方へのメッセージを書いています。
運営しているクリエイター

2023年9月の記事一覧

“母親”として

“母親”として

私は、母親という役割を持った人間だ。

活動において、自ら言うことはしなかった。聞かれたら話す程度で隠してはいないが。

様々な複雑な事情があることもあるし、嫌がらせで子への特定や攻撃などを避けたかったからだ。

だが、今回の嫌がらせは子の名前や小学校などがつらつらと書かれるようなものだった。隠そうとしても隠せないものなのだということが、よくわかる事件となった。

私は母親であるが、子とは離れて暮

もっとみる
悔いのないよう動くこと

悔いのないよう動くこと

久しぶりに地元に帰って、家族とも電話した。用事が立て込んでいて会えなかったけど、文字で見るその姿より明らかなその「本当の姿」に安堵した。

地元では、これから先に行うことを進めたり、相談所に今後のことや現状を話したり、警察にDVの相談記録を残しに行くなど忙しなかった。

警察では「なぜ実際に受けている時に来なかったか」と尋ねられたが、家族のために勇気が出なかったとしか答えられなかった。

警察に行

もっとみる
勧善懲悪

勧善懲悪

この世の正義は、自分の思う正義と違うのではないかと感じることがある。私の正義は、本当にそうなんだろうか、と。

まるでこの前に習った坊っちゃんの世界のように、正義を信じているのは私とそのまわりだけではないのか、と。

本当はそれは私の世界だけで、本当の正義は別にあるのに、それを見ようとしないのではないのだろうか。

そんなことが頭をよぎる。これは「不安」以外のなにものでもない。

“悪”は、己を正

もっとみる
DV被害後の不安の解消ー接近禁止命令

DV被害後の不安の解消ー接近禁止命令

市と相談した。DV被害から逃げてきた私はこの市にいるわけで、事情も説明してあるので、いくら家族の事情と言えどDVをしてきた犯罪者の近くにいくことを推奨することは難しい、と。

しかし案がなくもない、と続いた。色々と案をいただけた。

それからここに一人でいるよりも家族のもと、実家も近い場所に行く方が安心だということも伝えられた。これは移住予定の市にも共有される。

前途多難のように見えるが、負けな

もっとみる