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エッセイ

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自分の哲学・ただ思ったことなど…
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#アメリカ

外国で2回も締め出された話

外国で2回も締め出された話

外国に住んでいた頃、
2度も家に入れなくなったことがある。
1度目はフランスに留学中、
カフェで夕飯を食べていたら置き引きに遭って、
鍵が入ったバッグを取られてしまったので、
家に入れなくなった。
夜だったのでその日は仕方なくホテルに1泊し、
翌朝、不動産屋に駆け込んで、
鍵を即付け替えてもらった。
友達が一緒だったから
お金も立て替えてもらえたし、
まだ助かったようなものだが、
手ぶらでホテルに

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クリスマスツリーが登場する季節

クリスマスツリーが登場する季節

ハロウィンが終わって11月になると、
日本はだんだん街がクリスマス色に染まってくる。
アメリカでは、サンクスギビングが終わって、
12月になる頃、やっと街にツリーが登場したり、
お店にクリスマスの飾り付けがされたり、
生木のツリーが売られ始めたりしていた。

アメリカで飾られるクリスマスツリーは、
ほとんどすべてが生木。
公園やビルなどのデコレーションばかりでなく、
家庭の居間に飾るものも、
大人

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ハッピーハロウィン🎃

ハッピーハロウィン🎃

明日はハロウィンですね!
ハロウィンはご存知の通り、
10月31日に行われる夜の祭り。

アメリカでは、カボチャをくりぬいて作る
Jack o'lantern(ジャック・オー・ランタン)を
飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して
近くの家々を訪れて、お菓子をもらったりする風習
Trick or Treat (トリック・オア・トリート)がある。

我が家では娘のチビ子が2歳の時、
かぼちゃに

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ねずみさんと運動会

ねずみさんと運動会

童話のタイトルじゃないよ。
本当にあったこと。

アメリカに住んでいた時、
古い建物だったので、最初の頃は
たまにねずみが部屋に遊びに来た。
ねずみ捕りをしかけようと思ったけど、
かかっているところを見るのも怖いので、
中に入ると蓋が閉まるタイプにした。
でも中でカタカタ言っているのを聞くのも恐怖で、
結局専門の人に駆除してもらった。

でも駆除するまでの間、
私達はねずみと闘っていた。
だいたい

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車から降りずに結婚までできちゃう⁈

車から降りずに結婚までできちゃう⁈

👆の続き。
二次面接中は犬もおとなしくしてくれて、
無事に仕事が決まった。
就職面接も家からオンラインで受けて、
決まった仕事は完全在宅勤務。
家から出ずに全てが整った。
来月初めから久し振りに仕事をする。
ドキドキとワクワクが半分半分だ。
面接もそんなに緊張せず、
なぜかちょっと楽しんで臨めた。
…ってことはよい職場だと感じていたのかな。
…だといいけれど。

さて、ここから先は家ではなくて、

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出ない杭は踏まれる?

出ない杭は踏まれる?

アメリカのことわざに
“The squeaky wheel gets the grease.”
「音がうるさい車輪ほど、油をさしてもらえる」
というものがある。
確かに、調子が悪かったり、
困ったことがあったりしても、
何も言わなければわかってもらえない。
騒いだ人ほど気づいてもらえて、
得をすることも多いだろう。
しかし、ちょっと待って…。
日本には「出る杭は打たれる」という、
逆のことわざがあ

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キザなキャラにもなりきれる

キザなキャラにもなりきれる

道を渡ろうとしている時などに、
車が止まって待ってくれてたりする場合、
日本では軽く会釈して、
やや小走りで駆け抜けることが多い。

だがアメリカにいた頃は
郷に入っては郷に従えで、
周りのアメリカ人に倣い、
片手を挙げて運転手にお礼の合図をしていた。
そして歩く時も小走りではなく、
スキップに近い駆け抜け方をしていた。

もちろん最初からそうしていたわけではない。
“片手を挙げて合図”というのが

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他人に小銭をねだるのは恥じゃない?

他人に小銭をねだるのは恥じゃない?

今ではどうかわからないが、
私がフランスに留学していた頃は、
道を歩いていると、
「たばこ持ってない?」とよく聞かれた。
持ってたら1本ください、というのだ。
なんで自分で買わないの? 
と思ったものだが、わざわざ買いに行くより、
1本くらいその辺の人にもらっちゃおう、
というのがフランス人の考え方らしい。

アメリカに住んでいた頃は、
パーキングメーターの前で、
「25セント持ってたら、もらえま

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いつまで子どもの心を持ち続けられるのかな

いつまで子どもの心を持ち続けられるのかな

娘の乳歯はほぼ抜け替わり、
あとは奥の方に2本残っているのみ。
日本では乳歯が抜けたら、
下の歯は屋根の上に投げ、
上の歯は縁の下に投げ入れると祖母に教わって、
自分も屋根に向かって投げた経験があるけれど、
最近の子はどうなんだろう?
ちなみに娘の父親の国、
アメリカではそんな習慣はない。
代わりに“tooth fairy(歯の妖精)”が活躍している。

子どもたちは乳歯が抜けると、
その歯を枕の

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欧米でくしゃみをすると…

欧米でくしゃみをすると…

欧米では、くしゃみをした人に、
「神の祝福あれ」という意味の言葉を言う。
友人、知り合いのみではなく、
公共の場で、見知らぬ人がくしゃみをしても、
言ってあげるのが礼儀というか、親切らしい。

実際、アメリカで
1人で電車に乗っていた時にくしゃみをしたら、
前に立っていた人がバッと振り向いた。
ドキッとしたが、にっこり笑いながら、
“Bless you!(神の祝福あれ)”
と言ってくれたので、

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サマータイムは何のため?

サマータイムは何のため?

アメリカやヨーロッパではサマータイムがあり、
サマータイムの始まりには時計を1時間進ませ、
終わりには時計を1時間遅らせる。
始まりの日は毎年違うし、国によっても違う。

“サマータイム”はイギリス英語で、
アメリカでは正式に Daylight Saving Time
(デイライト・セービング・タイム) と言う。
目的は省エネで、長くなった日照時間を
有効に使うためにあるらしい。
時計を進ませる

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英語を話す時は人格が変わる

英語を話す時は人格が変わる

流暢と言えるレベルではないが,
英語を話す時は、
自然に人格が変わるのはなぜだろう?
日本語を話す時は少しシャイで,
きちんと話さないといけない感じ。
敬語もあるし,ちょっと気を遣っている。
でも英語を話す時は少しラフな人格になる。
あまり構えてない感じ。
どちらかと言うとふてぶてしい感じにもなる。

フランスに留学していたことがあり,
フランス語も少しだけ話せるが,
英語を話す時とフランス語を話

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日本でもチップをいただいた気分

日本でもチップをいただいた気分

アメリカに住んでいた頃のことだが、
渡米直後の一時期、日系スーパーで働いていた。
いわゆるサービス業とは違うので、
基本的にチップはもらえないのだが、
お客さんが購入した商品を車まで運んだら、
一度だけチップをいただいたことがあった。

人生最初で最後にいただいたその5ドル札は
私の宝物となり、帰国するまでずっと
お守りのように財布の中に大切にしのばせて、
決して使わなかった。

その後、もしチッ

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日本は【子育て】に優しい国なのか?

日本は【子育て】に優しい国なのか?

この記事(↓)を読んで、
娘が赤ちゃんだった頃のことを思い出した。

私も娘がまだ0〜1歳の頃、
娘をベビーカーに乗せて外出し、
ベビーカー優先エレベーター前で
待機していても、
扉が開いたらほぼ満員で誰も動こうとせず、
乗せてもらえそうにないな…
と感じたことが何度もあった。

でも以前の記事「自分が諦めた未来に,
他人が進むのが許せない」にも書いたが、
妊婦時代から結構嫌な目に遭っていたので、

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