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名津乃 綾【エッセイ・呟き】

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詩や小説などが主体なのでこちらにあまり書く事はないと思いますが 気が向けば、いろいろ想う事を呟いていてみます ジャンルや分野は様々です 気ままに想うままに…
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十月十日 発売

十月十日 発売

吸血鬼アンソロジー小説『黒の聖餐 The Black Communion』の出版が十月十日に決定しました
発売日を漢字で書くと、何だか十字架のように見えるのは私だけでしょうか……

本の装丁が非常に魅力的で感動しました。
前にも書きましたが、このデザインと雰囲気
とても大好きです。

編集に携わった皆様、そしてデザイナー様、
ご尽力いただき心より感謝申し上げます。

今回、寄稿させて頂いた小説の冒

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黒の聖餐

黒の聖餐

春頃、寄稿させて頂いたCALアンソロジー書籍
『黒の聖餐』がAmazonより、10/10に発売決定いたしました。
テーマは「吸血鬼」です。

今回は、石言葉もサブテーマとなっており、
私は「ロードクロサイト」を選択しました。
この石の外観は、ピンクの地に白い縞模様が入っているタイプが多いようです。
愛、そして生命力と情熱を高めるような波動を感じるとも言われております。

noteで拝見した『黒の聖

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葉月の終わりに

葉月の終わりに

入道雲と
異国の雰囲気漂う裏路地

眩しい太陽に
目を細めながら見た
真夏の午後の風景

今年の八月が
厳しい残暑と
熱帯夜を残し
最後に
台風を呼び寄せて

もうすぐ
どこかに
過ぎていく

焼けつく程の
強い日差しに包まれながら
過ごした夏を

またひとつ

思い出に
変えて

休み明けという憂鬱

休み明けという憂鬱

昨日、久しぶりに美容院に行き
髪を切ってボブにしました

(いつも行ってる美容院ですが今回は
今まで見た事がなく、初めてお会いする
白髪まじりにボリューミーなカーリーヘアの
おじ様が担当となり少々心配でしたが
思い通りに仕上げて下さり、シャンプーも気持ち良く、カーリーヘアの美容師さんに感謝でした
一つ気になった事と言えば
髪を濡らすため水のスプレーをする時に
何度か顔にかかった事ですが、まぁ大した

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盆追想

盆追想

風に鳴る風鈴
真っ白な入道雲
青々と茂る緑の木陰
蚊取り線香の香り
浴衣姿に下駄の音
いつもより賑やかな団欒
花火の明るい光と立ち込める煙

時は流れ
楽しかった
お盆の思い出は遠くなる

いつしか疎遠になり
会えなくなった人達は
どうしているだろうか
元気だろうかと想いながら

寂しさに暮れる

提灯
西瓜
笑い声

あの頃が
かけがえのない
大切な時間だった事を
当時は知らず
今更気づいて

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ひぐらしの声

ひぐらしの声

立秋を過ぎ

夕暮れにひぐらしの鳴き声が
美しく、でもどこか物悲しく 響く

相変わらず夜になっても暑い中
時折 ふと涼風を感じる 今日 この頃

連日の猛暑にうんざりしていた筈なのに

日に日に早くなっていく夜の帳に
憂い満ちる 心

早く涼しくなって欲しいと思う気持ちの奥で

ゆっくりと終わり行く夏を想い
広がる 一抹の寂しさ

今年も 三分の二が 過ぎていく……

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チョコミントバー

チョコミントバー

本日も療養中の家族の買い物へ

振込みもあったので帰りにコンビニへ寄りました

振込みの後
大好きなアイスコーナーへ ーー

今回買ったのがこちら!

ミント推しのための……
とは

私の事ですよね??

暑くて疲れてどんよりした脳に
ミントとチョコ、そして爽やかな
ブルーのパッケージが眩しすぎる

さっそく帰宅して
一旦アイスは冷凍庫に入れ(速攻で)
買ってきた食材を冷蔵庫に補充してから

サウ

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コロナと考えの相違

コロナと考えの相違

先週末、親がコロナ陽性になりました

土曜日の朝、電話をして病院に連れて行き
診察後、先に家に帰らせた後
私が薬局に薬をもらいに行き帰宅

その後も、続けて病院外のプレハブで検査を受ける人が。
コロナ、確実に流行っているようです

家につき、着ていた服や使っていたタオルを洗濯しながら
職場に家族の看病の為しばらく出勤できないと
連絡し
辛そうなので、保冷剤で体を冷やして
アイスなど食べれそうなもの

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グリーンレモンティーフロート

グリーンレモンティーフロート

昨日も残業で

帰宅が 23時でした 泣

仕事もキツいですが
ここまで暑いと通勤だけで
ぐったりです

結構歩くので
(途中、日陰の無い坂道もあり…)
職場に着く頃には
すでに疲れています

なので最近は
冷感グッズなどを色々買って
暑さ対策しながら出かける日々
そのせいで
何だか荷物が増えてます……

帰宅時は
どんなにクタクタでも
ついフラッと
駅前のコンビニでアイスを買ってしまう

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雲が映す鬱々した心

雲が映す鬱々した心

今夜の
帰宅時の空が
悪魔の顔のように見えたのは
疲労と怒りで鬱々とした
心のせいなのか

重く痛む足を止め
蒸し暑い空気の中立ち尽くし
取り憑かれたように見上げた

追い立てられるような毎日で
五月も六月も曖昧な記憶の中過ぎ
艷やかだった紫陽花を
穏やかに愛でる間も無く
気づけば色褪せて
七夕に短冊を書くことも無く

早くも
文月が半分過ぎていく

夏が
とても楽しかった頃は
いつだっただろうか

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夏至

夏至

徐々に
影が濃くなっていく
木々が生い茂る小路

数日前まで爽やかだった風は
湿気を含み 気だるく重い空気を放つ

それでも
涼やかに色づく紫陽花に
一時癒されながら
見上げる梅雨空

曖昧な記憶だけを残して
今年が半分過ぎていく

厚い雲が覆い
月も星も見えない空を見上げながら

ふっと ため息零れる

夏至の夜

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