マガジンのカバー画像

今までの私

11
過去の私を綴ってます
運営しているクリエイター

記事一覧

彼には彼女が…

彼には彼女が…

部屋に入ると、至る所に女性の物が目に入る。

ベットの上に、座らされた。

このベッドで、彼女と寝ているのか。
と思ったら宗が苦しくなった。

お茶を持って来てくれた。

そして、彼が少しずつ話してくれた。

4年前から交際している彼女がいる。
そして、その彼女と来月結婚する。

でも、自分は結婚したくない。

束縛されてばかりで、あなたは私の言うことだけ聞いていれば良いのよ。
と言われ、自分の意

もっとみる
好きになった人は…

好きになった人は…

完全に好きになってしまった。
2回しか会った事がない人。
名前しか知らない人。

背が高く、スーツが似合うカッコいい人。

気がつくと、その人の事を考えている。
次に会う約束もしていない。
このまま、会えないであろう人。

当時、携帯電話も無かったから、メールも、LINEもできないし、会いたいとも言えなかった。

でも、奇跡が起きた。
そして、その奇跡の後に、衝撃な事実を知ってしまう。

それは、

もっとみる
新しい彼氏

新しい彼氏

彼氏いない歴一年。
心の傷が、少しずつ癒えてきた頃、
会社の先輩がスキーに誘ってくれた。
先輩の友達と3人で行った。

宿は、なんとも言えない古びたホテル。
大浴場はあったけど、トイレも洗面台も部屋には付いていなかった。

風呂から出て、先輩達は楽しそうに話していたけど、私はそろそろ寝ようかと思い歯磨きしてきまーす。と廊下へ。

そして、歯磨き終わり戻ろうとしたら、
2人の男性に声をかけられた。

もっとみる
誰にも言えなかった事。

誰にも言えなかった事。

専門学校2年。大失恋しながらも、
どうにか単位は取って卒業はできた。

ただ、就職先は見つからず、卒業しても、高校生の時からアルバイトしていた所で、働いた。

そう、初めての彼のお姉さんが、
お付き合いしているAさんの所。

元カレは、大阪に行って、
元気にやってるようで安心た。

そして、元カレのお姉さんも、
バイトのAさんと結婚した。

バイトも、月から金まで働いていた。
でも、
そんな私を父

もっとみる
はじめての彼と、年下の彼

はじめての彼と、年下の彼

専門学校に入学してからは、
父もあまりガミガミ言わなくなった。

多少帰りが遅くなっても、
友達と夕飯食べて帰っても、
毎週土日に朝から晩まで遊んでも、
怒られる事は少なくなった。

義務教育終わったからなのだろうか?

私は、急に毎日楽しくなった。
入学してしばらくして、
バイト先で知り合った、
当時大学4年生の彼が出来た。

でも、
バイト先でみんなと話している時は 
楽しかったけれど、2人で

もっとみる
中学生、高校生時代の私

中学生、高校生時代の私

自分に自信を無くした私。
中学生になり、少しずつ友達も増え、 
大人しく、目立つ事なく、
普通に過ごした。

いじめられる事もなく、
学校に行きたくないとも思わず、
ただ毎日が過ぎて行くだけだった。

家では、相変わらず父は怒ってばかり。
父は、今後、変わってくれる事はない。 と諦めていた。

だから、少しでも怒られないように、
はいはい。と適当に返事をして、
なるべく関わらないようにしていた。

もっとみる
何でそんなに怒るの?全部私が悪いの?私ってほんなにダメな子なの?

何でそんなに怒るの?全部私が悪いの?私ってほんなにダメな子なの?

毎日のように、父から怒られていた私は、いつも、そんな事を思っていた。

なんて、私はダメな人間なんだろう。
いつになっても、お父さんが認める良い子になれない。

怒られるのは、私がダメだから。
出来ない事が多いから。
言われた事を、完璧に出来ないから。
いつも、心配かけるから。
すぐ泣くから。
優柔不断だから。
自分から進んで物事を進められないから。
声が小さいから。
妹や、弟の面倒をみないから。

もっとみる
出来なかった

出来なかった

塾へ向かうバスの中で、私は、
なんで勉強しなくちゃいけないのだろう?
良い高校へ行って
良い大学へ行って
良い会社に就職しなくては行けないのだろうか?

中卒、高卒は、そんなに行けない事なのだろうか?

そう思いながら、
降りなくてはいけない停留所を
過ぎて行った。

終点の駅まで来てしまった。
降りれなかった。

塾へ行きたくなかったのだ。

勉強する意味も、
進学する意味も分からなかった。

もっとみる

6年生の時に産まれた弟

私には、妹と、弟が2人ずついる。
2つ下の妹。
4つ下の弟。
一回りしたの弟。
15歳下の妹。

母は、父に子供は5人欲しいと言っていたそうだ。

上3人と、下2人の間が8年空いているが、その間に、2人の命があった。
生まれてこれなかったけど。

でも、母の願いは叶った。

なかなか兄弟が5人いる家族はいなかったので、珍しがられた。

次男が生まれる時、私は6年生だった。

ある日、父が、
クリス

もっとみる
ぼっち生活

ぼっち生活

保育園、小学校の8年間、
私は「ぼっち」だった。

友達の作り方を知らなかった。
自分から、話しかけられず、話しかけられても首を、縦か横に振る事しかできなかった。

自宅の隣に同じ年の女の子、年子で続いた2人の弟とぐらいしか会話はしていなかったと思う。

5年生になるまでは、私の声を聞いた事がある人はいたのだろうか?

そのぐらい、何も喋らなかった。

授業中も、当てられても一切答えなかった。

もっとみる
私の人生

私の人生

この!ばかタレが!

父が怒る時は、「アホか!」でも
「バカやろう!」でもなく、いつも
「ばかタレ!」だった。

子供の頃から、父の怒鳴り声に怯えていた。

機嫌が悪いと、子供達に当たりまくってストレスを発散していたのだろう。

私は、いつも怒られないように、良い子でいた。
そうやって自分の身を守っていた。

それでも、理不尽に怒る父から逃げる事は出来なかった。

父の言う事は、絶対で、反抗など出

もっとみる