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歩道橋から世界を見る
「ほら!世界はこんなにも広いんだよ!」
歩道橋の上。
突然駆け出して、手を広げ、はしゃいで回り出した彼女。
歩道橋の下。
たくさんの車が通り過ぎていく。
視線を遠くにやると、世界が違って見える。
永遠に続いていくかのような道路。
無限に広がっているかのような夕焼け空。
世界を見下ろす。
まるで、自分がこの世界の頂点に立っているかのように思えた。
くるくると回って、こっちに振り返った彼女を
人生の節目に「データ」を考える
仕事終わりの電車の中で。なんとなく、今の気持ちを書きたくて。残しておきたくて。ケータイを開きました。
なんとなく、手書きじゃなくて、ケータイに書きたくて。
電子データは、脆い
文字も、自分のものじゃない。自分の字じゃない。読んでいる字も、画面上に映し出された電子?とにかく、薄っぺらい感じがします。一度削除したら一瞬で消えてしまうし、保存していてもデータが壊れたらそこで終わり。データが残っていて
好きな人にメッセージを送る時
文章を書いて投稿することは、好きな人にメッセージを送る時みたいだ。
何気ない会話でも、一生懸命言葉を探して。何度も何度も読み返して。相手のことを考え過ぎるくらい考える。
今回も。
どれほどの時間を使ったんだろう。
21時からだから、もう48分か。
以前はこの時間が、もったいないと感じていた。
48分も使っちゃった、と焦りの感情を抱いていた。
今はこの時間が心地いい。
こうして文章と向き合って
これからつくられる過去に向き合う覚悟はあるか
『嚙みあわない会話と、ある過去について』(辻村深月著 講談社 2018)
読み切りました。
これは、読まなければならない。そんな使命感にも似た思いに駆られて、一気に読みました。頭も心もぐちゃぐちゃの状態ですが、この思いは今しか書けない、そう思ってこの感想を書き出しました。もしかしたら、今の僕は「早穂」なのかもしれません。
ホラーよりもホラーな展開。僕はあまりホラーが得意ではありませんが、そ
いつもの帰り道とダッサいジャージ
今日はテスト最終日。学校が午前で終わる。
駅からいつもの道を辿っていく。
信号待ち。後ろに黒いスーツが来る。
青信号。ちょっと警戒しながら歩く。
追い抜かされた。安心。優しい雰囲気だったな。
自分の服を見る。ダッサいジャージ。
我ながら、ひどい格好。
スカートの下に長いジャージのズボン。ダサい。
ボーっと歩く。
今日も変わらない景色。
テストも終わった。何しようかな。
いつものコンビニ。
そ