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社会

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2022年8月の記事一覧

日本を確実に元気にする方法

日本を確実に元気にする方法

世の中には自然にまかせていると増えていくものと減っていくものがある。

地球規模でいうと、増えていくものが炭酸ガスで、減っていくものは天然資源である。

ひとりひとりの人間でいえば、ふえていくものは年齢で、減っていくのは余命だ。年齢とともに増えていくものと減っていくものもあって、たとえば減っていくものは肌の張りであり、増えていくるのはしわである。減っていくものは筋肉であり、増えていくのは脂肪だ。減

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なにがストレス解消になるかわかったもんじゃない

なにがストレス解消になるかわかったもんじゃない

よく「多角化経営」などと言われる。

1つの業種だけに依存してしていると、そこがダメになった場合にいきなり経営難に陥るので、いろんな儲け口を持っていたほうがいいということだ。

会社員の副業が注目されているのも同じだろう。本業ともう1つくらい収入の道があったほうがなにかと安全で、給料の一本足で家計を支えていると、解雇されたらすぐにアゴが干上がる。

重心を分散しておいたほうがリスクを避けられるとい

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応援に上も下もないという話

応援に上も下もないという話

世の中に、なんの応援もやっていないという人はいないだろう。だれもがなんらかの応援をやっているはずで、すこし広げて考えてればさまざまなことが応援活動だとわかる。

たとえば、子育ては、こどもの応援活動だ。目に見える利害を越えた動機がなければ、子どもを育てるという大変な活動を引き受けることはできない。その意味では、子どものファンをやっているといえる。

宗教だってファン活動だ。キリスト教の信者とはイエ

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歴史の持つ「静けさ」について

歴史の持つ「静けさ」について

昭和の小説、それも昭和初期の小説を読むと、火事場のシーンが出てくることが多い。おもしろいのは、登場人物たちがいっせいに火事場へ向かおうとすることだ。

それまで問題を抱えて言い争っていた人々が、いったんもめごとを中断してとりあえず火事場へ向かうのである。「行くか、行かないか」などという選択肢はなく、「行く」の一択だ。

なぜそうなるのか?ということを考えてみたけど、たぶん当時は今より刺激に乏しかっ

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「役に立てる」気持ちなしで、コンテンツを消費してはいけない

「役に立てる」気持ちなしで、コンテンツを消費してはいけない

今日の話はかなり絶対です。「自分の役に立てる気持ちなしで、デジタルコンテンツを消費してはいけません。

ぼくの意見というより、かぎりなく真理にちかいはずで、

レベルである。やや大きく出てしまったけど、こんな書き方をすることはめったにないので許してほしい。

さて、なぜ「利用する気持ちなしで、なにかを消費してはいけない」のか。その理由をなるべくサクッと1000字くらいで書こうと思ったけど3000字

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勝負強さとは?

勝負強さとは?

最近、勝負強さとはなにかということをわりによく考えている。

かんがえはじめたきっかけは、「若い人が投資に関心を持っている」というニュースを見たことにある。その映像に出てきた大学生の顔と言葉が

だったので勝手に心配してしまった。余計なお世話だけど・・

そこで、いろいろ考えた結果、最初に行きついた答えは、「勝負強い人は場数を踏んでいる」というものだった。

しかし、その後さらに考えを進めていって

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民主主義が機能するには、あと800年かかると思う

民主主義が機能するには、あと800年かかると思う

プーチンを「悪」としてとらえたければ勝手だが、あの戦争が突き付けている問題はそんな単純なものじゃない。気候変動対策だって、あの戦争が提起している問題を抜きには考えられないはずだ。

「欲望の資本主義2022」というNHKBS1の特集番組を見ていて、そういうことをおもった。

さて「フィルムマラソン」というイベントが今でもあるのかどうか知らないけど、これは映画館で4~5本くらいの映画をぶっ続けに見る

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車上生活者は、これから増えることはあっても減ることはないだろう

車上生活者は、これから増えることはあっても減ることはないだろう

車上生活というとやはり『ノマドランド』である。
いい映画だった。

この映画で描かれる車中泊はレジャーではなく、家を捨てた人たちの車中泊コミュニティだ。

一方、日本にはまだそれほど本格的な車上生活者コミュニティというのはなさそうだ。ぼくが知らないだけかもしれないけど。

国土が狭いからとか、いろんな理由があげられるだろうが、かつてクルマ社会についても同じことが言われていた。「日本は国土が狭いから

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死ぬときは「ただの人」

死ぬときは「ただの人」

人は若いころ「ひとかどの人」になろうとするが、年を取るにつれてだんだん「ただの人」へと成り下がっていくのではないだろうか。そういう重力みたいなものが存在しているのではないかと、ぼくにはおもえる。

ここでいう「ただの人」とは、何の特徴も持っていない人ということだ。たとえば、むこうから犬が歩いてきたら、

と思うでしょう。そしてネコが歩いてきたら

と思うはずだ。それ以上のことはとくに思わない。それ

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イメージは人を簡単に操作できる

イメージは人を簡単に操作できる

むかしむかし、『Shall We ダンス ? 』(1996)というとてもステキな映画があったのございます・・・。

当時大評判だったし、ぼくも劇場へ見に行ったし、もちろんステキな映画だったんだけど、最近、ふとしたことでこの映画の予告編を見なおすチャンスがあった。

そうしてみたら、当時の自分には見えていないものがあったということを思い知らされた。それで、急にこの映画を見直したくなったのでこれから見

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情報より情報収集力にコストをかける

情報より情報収集力にコストをかける

ぼくがコロナ前と大きく変わった点のひとつとして、キャッシュをほとんど使わなくなったというのがある。

それまでは少額なら現金で支払っていたけど、自動レジも増えたし、なにより現金には感染リスクがあるので、お医者さんに行くとき以外はさわらないようになった。

しかし、ここ数年やたらクレジットカードを読み取り機に突っ込んでいるので、どうやらすり減ったらしく、最近、やたら読み取り不良が出るようになってしま

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アツくなったら終わり

アツくなったら終わり

高校の内申書などというものは、ふつうは厳封されており、本人は見れないことになっているはずである。でも、ぼくは自分の内申書を見た記憶があるのだ。はっきり覚えていないけど、余ったのを開封したんじゃなかったかな?

それで、次のようなことが書かれていた。

なるほど。。。じつにアウトな奴である。

とはいえ、ぼくという人間の本質をよく突いているのでその通りだと思わざるをえないし、教師という人々の観察力に

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人はなぜ信じるのか

人はなぜ信じるのか

ひとはなぜカルトを信じるのだろうか。

ぼくはこの問題をずっと考えてきた。

じぶんの若いころをふりかえってみると、いつマインドコントロールされてもおかしくない時期はあった。そこをのりこえることができたのは、単なる運である。

そういう気持ちがあるので、いまだにオウム事件を引きずっている。

ただしぼくがオウムに引っかかっているのは内面の問題としてであり、社会問題としてではない。

社会問題として

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陰謀論は現代の神話なのか?

陰謀論は現代の神話なのか?

「神話」とは、文字通り

のことだ。

さらに言うと、「大昔から語り継がれてきた、宇宙や民族の起源を説明する物語」といったところだろうか。あんまり詳しくないんだけど、まあこんなところが妥当な線だろう。

一方で、神話にはもっとカジュアルな意味あいもある。たとえば、新幹線の「安全神話」とかヒクソン・グレイシーの「不敗神話」とかね。

が神話と呼ばれる。

新幹線だって事故は起きたし、ヒクソンが不敗だ

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