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ラグビー

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最初は、オールブラックスを中心にした、試合結果の記事でした。その後、現在はリーグワン、シックスネーションズ、ザ・ラグビーチャンピオンシップ、セヴンズラグビー、日本代表を中心にした… もっと読む
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2023年6月の記事一覧

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月末時点)

<ラグビー>2023シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月末時点)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 アメリカのある精神病専門家によれば、ギャンブラーには、2通りの分け方があり、またそれぞれがさらに2通りに分けられるという。最初のものは、「社交的なギャンブラー」と「職業的なギャンブラー」で、前者は一般的なギャンブラー、後者は、日本でいる「パチプロ」のような人たちだろう。そして、この分け方の下部にあたるものは、精神病の対象とな

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〈短編小説〉ある平凡なラガーマンの話

〈短編小説〉ある平凡なラガーマンの話

(はじめに)

 昔競馬好きの作家山口瞳は、いつものように府中競馬場でダービーを見たとき、スタンドにあふれる若い観客が、優勝した騎手の名を、まるで芸能人のコンサートのように大声で連呼しているのを聞き、「僕たちの競馬はもうなくなってしまった」と「男性自身」に書いた。

 競馬と競馬場は、忌避される賭博場として、反社会性と非日常の場所であった時期が長く続いた。寺山修司の競馬関係の著作を見れば、それは一

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<ラグビー>スーパーラグビーパシフィック2023年シーズンを終えて(私的提言)

<ラグビー>スーパーラグビーパシフィック2023年シーズンを終えて(私的提言)

 先週元オールブラックス監督のスティーヴ・ハンセンが、現在のスーパーラグビーパシフィックの状態を憂えている記事を紹介した。日本のリーグワンもそうだが、ラグビーがプロスポーツとして生き残るためには、現在のような観客が十分に楽しめない内容では、将来が不安になるのも当然だろう。

 そのため、ハンセンはTMOの短縮、レッドカード基準の緩和、キックオフの時間帯を昼間に戻すこと等を提案している。これにならっ

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<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第四週)

<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第四週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 1910~20年代のアメリカ中産階級の人たちが、土曜の夕方に『サタディイブニングポスト』を街中のスタンドで買って帰宅する。その日の夕食後、または日曜の礼拝から帰ったランチの後で、その雑誌に掲載されているリング・ラードナーの野球などを題材にした短編小説を読むことは、愉快な時間を提供してくれるものだったろう。

 たった一つの軽

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<ラグビー>私的2023年オールブラックス及びオールブラックスXVの23人及び2024年以降のオールブラックスで活躍しそうな選手の予想

<ラグビー>私的2023年オールブラックス及びオールブラックスXVの23人及び2024年以降のオールブラックスで活躍しそうな選手の予想

 (以前にも書いたと思うが)例えば、競馬の楽しみというのは、馬券を買ってレースを見るだけではない。むしろ、競馬で一番楽しい時間は、出馬表を見ながら、レース展開を考え、各馬の調子を確認し、どの馬が勝つのかを予想する時間だと思っている。

 ラグビーも実は同じようなものがあって、実際の試合を観戦するのが一番楽しいのは当然だが、普段の練習も結構見ていて楽しい。そして、代表チームについては、そのスコッドを

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<ラグビー>2023年オールブラックスのザラグビーチャンピオンシップ用スコッド及びオールブラックスXVスコッドが発表される!

<ラグビー>2023年オールブラックスのザラグビーチャンピオンシップ用スコッド及びオールブラックスXVスコッドが発表される!

 オールブラックス監督イアン・フォスター、アシスタントコーチのジョー・シュミットとジェイソン・ライアンは、ザラグビーチャンピオンシップに向けたオールブラックスの36人(FW20人、BK16人)のスコッドを発表した。このスコッドがこのままRWC用のスコッドになるわけではないが、スーパーラグビーパシフィックでのプレーを踏まえ、調子の良い選手やテストマッチで試してみたい選手を選んでいる。

 初選出とな

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<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第三週)

<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 最近お気に入りの朝食は、ガーリックトースト。食パン一枚にバターを塗り(または、冷蔵していて固いので、小さいかけらにして散りばめる)、スライスしたガーリックたくさんと長ネギを刻んだものたくさんを載せて、オーブントースターで3分間ほど焼く。その後、魚肉ソーセージ1本とレタスまたはキャベツの葉一枚を載せる。レタスやキャベツにマヨネ

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<旅行記・エッセイ>『スワーブを切れたけど―海外都市の顔―』から、アカバとマントンの項目を抜粋して紹介

<旅行記・エッセイ>『スワーブを切れたけど―海外都市の顔―』から、アカバとマントンの項目を抜粋して紹介

 私は、1987年から2023年までの間、仕事と観光で世界の多くの都市や地域を訪問しました。その時の印象をエッセイにしたのが『スワーブを切れたけど―海外都市の顔―』です。25の都市または地域について、それらの一般的な紹介と私が訪ねたあるいは住んだときの出来事や記憶、そしてそれらから想起したあれこれをエッセイにしています。全部で58,000字の長文になるため、いきなりnoteに掲載するには長期にわた

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<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第二週)

<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 近代までのヨーロッパでは、「心」や「精神」は心臓に宿っていると信じていて、亡くなった人の心臓を特別に保存していた(例えば、ショパンの心臓は母国ポーランドの教会に埋葬された)。これは、古代エジプトのミイラ作りの遠い影響があるように思うが、現在「心」や「精神」が所在すると理解されている脳は(現代では、アインシュタインの脳が断片と

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<閑話休題>「天邪鬼」と「教祖様」、そして「敵前逃亡」

<閑話休題>「天邪鬼」と「教祖様」、そして「敵前逃亡」

 このnoteに書いているラグビー記事を、あるSNSのラグビー関係のグループにリンク貼りしたことがある。そして、既に何回か書いたが、オールブラックスに関する記事の一部を「間違いだ!」とクレームされ、さらに「日本でも人気のあるチームなので、誤ったことを広めるのは許せない」と中傷された。

 そのグループを少し調べてみたら、最初にクレームした人はそのグループの「教祖」のような存在で、あとから中傷した「

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<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第一週)

<ラグビー>2022~23シーズン、インターナショナルラグビー関連等(6月第一週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 5月27日の日本ダービーで、スキルヴィングという馬は競走中に心不全を発症したが、レース終了まで走り切り、さらに騎手が鞍上から下りるのを待つように倒れて死んだ。

 17世紀の大英帝国で、変人かつ人嫌いで有名だったジョナサン・スウィフトは、『ガリヴァー旅行記』の最終話「フウイヌム国渡航記」の中で、家畜化し堕落した人間社会と比較

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