紡/Tomomi Sugimoto

エディター寄りのライター、Webディレクター、二児(小5男・小3男)の母。 ブックレビ…

紡/Tomomi Sugimoto

エディター寄りのライター、Webディレクター、二児(小5男・小3男)の母。 ブックレビューを挟みつつ、働き方や書くこと、地方のこと(三重)、普段の暮らし。 お問い合わせはお気軽に:https://www.wf-t.jp/

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記事一覧

固定された記事

私の中で「はたらく」が変わった瞬間

私は現在フリーランスだが、これまでいくつかの会社で仕事をしてきた。私の中で「はたらく」というスタンスが大きく変わった瞬間が2回ある。 私のキャリアスタートは、新…

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自分を信じること。

フリーランスというものは、何かと不安なものである。 とんでもなく慌ただしい日々が続いたかと思ったら、 ぱたりと暇になることもある。 それは自分でコントロールできる…

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よく働く文章。

きれいな文章に心洗われることがある。 するどい言葉に涙を流すこともある。 ぱっと見、何かキラキラしていて心躍らされる文章もある。 けれど、かるくてうすい文章だと、…

22

自分が理解していないことは、書けない、書かない。

『嫌われる勇気』で知られる古賀史健氏は、こう言う。 たとえば「父」という漢字、「ちち」「ふ」などと読む。 漢字や日本史の地名などは暗記物だから、結局はその通りに…

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書いて生きていく プロ文章論:②【ブックレビュー】

本記事②は、①の後編として、主に第四~七章から、書き留め置きたいトピックを挙げて紹介したい。 本書は、豊富な取材経験、取材からの執筆を手掛ける、 ブックライター…

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書いて生きていく プロ文章論:①【ブックレビュー】

この本を手にとったのは、2017年だった。 恥ずかしながらライターの端くれとして、 その世界に片足をつっこんだ年の半ばだったか。 図書館で、 「ライター」とは何たるか…

16

自分で「天井」をつくらない。

「ノミ」の話を聞いたことはあるだろうか? 私は上阪徹さんのブックライター塾でこんな話を聞いた。 ある実験で、元気なノミは20センチ、30センチと ぴょんぴょん跳びはね…

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「足る」を知る。

隣の芝生は青いものである。 私自身だって、「全然そんなこと気になりません!」なんてはずもない。 やっぱり、隣の人が気にもなるし、我が家のことが不安にもなる。 「う…

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少しの余裕と、はやる思いと。

3月下旬、ようやくはじまった子どもたちの春休み。 楽しみにしている学童でのイベント、バスで出かける公園に花見に…。 春休み期間いい子に過ごしていたら、子ども会議…

18

書くのが怖いとき。

書きたいものがあふれてくるとき。 思うままに書き出してみたらいい。 けれど、その手がふと止まって、 書くことを躊躇してしまったとき。 それはなぜか?理由を考えてみ…

12

明日は雨。
ようやくほころび始めた桜たち。
どうか、まだ散らないでおくれ。

9

先日撮影した、食育系冊子でのワンシーン。
テーブルコーディネート次第で料理も格段に美味しそうに見える不思議!

8

朝の散歩。
近所の公園の桜が咲き始めました。あっという間に満開かな?

9

終わり良ければすべて良し。

ます。 ます。 ます。 ‥‥‥ 同じ文末が続くと、なんと単調なのだろうか。 以前に書いたブックレビューにもあったけれど、やっぱり文末は大切だ。 語尾はいろいろある…

12

書きたいことを書く

なんとなく、言葉に触れたいとき。 たくさんの方々が書くnoteを読ませていただいている。 日々、さまざまな切り口であまたの数の記事が更新されているなか、 私も飛び飛び…

22

「書けない」ときにしている3つのこと

頭のなかがぐるぐる‥‥‥。 なぜか、書けない。 頭のなかに言葉がたくさんありすぎることもあれば、 言葉が何も思い浮かんでこないこともある。 そんな時に私がよくして…

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私の中で「はたらく」が変わった瞬間

私の中で「はたらく」が変わった瞬間

私は現在フリーランスだが、これまでいくつかの会社で仕事をしてきた。私の中で「はたらく」というスタンスが大きく変わった瞬間が2回ある。

私のキャリアスタートは、新卒で入社した正社員での仕事。当時は超、超、就職氷河期。中途半端な四大卒の私は、短大卒の女子より2つ「年寄り」で、一般職では若さで負けていた。総合職では学歴で負け、ちっとも内定がもらえなかった。

何とか新卒ギリギリで内定をいただいたのは、

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自分を信じること。

自分を信じること。

フリーランスというものは、何かと不安なものである。
とんでもなく慌ただしい日々が続いたかと思ったら、
ぱたりと暇になることもある。
それは自分でコントロールできるようでいて、
相手のご依頼状況によって大きく左右される。

俳優の内藤剛志さんは、20代から売れ始めたが30代を過ぎて急に仕事が減っていったという。
そこで初めて技術を磨こうと思い、そしてあらゆる仕事、役を受けたそうだ。
辞めようとは思わ

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よく働く文章。

よく働く文章。

きれいな文章に心洗われることがある。
するどい言葉に涙を流すこともある。

ぱっと見、何かキラキラしていて心躍らされる文章もある。
けれど、かるくてうすい文章だと、心はなかなか動いてくれない。

文章には人それぞれの思い、志(こころざし)が詰まっている。

志(こころざし)を辞書で引いてみると、こんなにいくつもの意味が持っているようだ。

上記で言うと、目的や目標、信念だろうか。

目的・目標・信

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自分が理解していないことは、書けない、書かない。

自分が理解していないことは、書けない、書かない。

『嫌われる勇気』で知られる古賀史健氏は、こう言う。

たとえば「父」という漢字、「ちち」「ふ」などと読む。
漢字や日本史の地名などは暗記物だから、結局はその通りに覚えるしかない。

けれど、たとえば数学の場合。
「X=1」が答えだと聞いたから、とりあえず「X=1」だと答える。
でも、それってどうして1なの?
本当に1なの?
どうやって計算したの?
???

答えだけわかっていても、結局それが正解な

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書いて生きていく プロ文章論:②【ブックレビュー】

書いて生きていく プロ文章論:②【ブックレビュー】

本記事②は、①の後編として、主に第四~七章から、書き留め置きたいトピックを挙げて紹介したい。

本書は、豊富な取材経験、取材からの執筆を手掛ける、
ブックライターであり自著も数多くある上阪徹氏による

書いて生きていく プロ文章論

出版社: ミシマ社
発売日:2010/11/26(第一刷)

感謝の気持ちを持って臨んでいますか?同じ企業に取材に行ったとしても、例えばクライアントへ取材しに行ったの

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書いて生きていく プロ文章論:①【ブックレビュー】

書いて生きていく プロ文章論:①【ブックレビュー】

この本を手にとったのは、2017年だった。

恥ずかしながらライターの端くれとして、
その世界に片足をつっこんだ年の半ばだったか。
図書館で、
「ライター」とは何たるかを捜し歩いた先に見つけたのがこの本だった。

一つひとつの見出し(質問)はシンプルながら心に響くものばかり。
いまも、思考が止まるとつい手をのばしたくなる一冊である。

本書は、豊富な取材経験、取材からの執筆を手掛ける、
ブックライ

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自分で「天井」をつくらない。

自分で「天井」をつくらない。

「ノミ」の話を聞いたことはあるだろうか?
私は上阪徹さんのブックライター塾でこんな話を聞いた。

ある実験で、元気なノミは20センチ、30センチと
ぴょんぴょん跳びはねるそうだ。
そこで高さ20センチの瓶に入れてフタをすると、
ノミはその高さまでしか跳ばなくなる。
そして、フタを外しても、もう20センチしか跳ばなくなるのだそう。

もう天井はないのに、
「そこまでしか跳べない」と思ってしまい、それ

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「足る」を知る。

「足る」を知る。

隣の芝生は青いものである。
私自身だって、「全然そんなこと気になりません!」なんてはずもない。
やっぱり、隣の人が気にもなるし、我が家のことが不安にもなる。

「うちの子、いつも朝起こさないと起きてこないけど、大丈夫?」
「勉強、ちゃんとできてるの?」

コツコツと真面目に貯金し、スーパーでは節約お買い物。
将来の教育資金の不安に、年金の不安。
多くの人と同じように、私も日々、あまたの不安にまみれ

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少しの余裕と、はやる思いと。

少しの余裕と、はやる思いと。

3月下旬、ようやくはじまった子どもたちの春休み。

楽しみにしている学童でのイベント、バスで出かける公園に花見に…。
春休み期間いい子に過ごしていたら、子ども会議の結果次第で最終日はゲームを持っていけるのが決まりである。

今回もみんないい子で過ごせたようだ。
switchを持参して友達とゲーム。
それが何より楽しみだったようだ。

そして、そんな楽しい日々も過ぎ、新しい1年のスタートを切った。

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書くのが怖いとき。

書くのが怖いとき。

書きたいものがあふれてくるとき。
思うままに書き出してみたらいい。

けれど、その手がふと止まって、
書くことを躊躇してしまったとき。

それはなぜか?理由を考えてみると、
書くのが「怖い」と感じるときがある。

怖い理由は何か?
自分のなかにもぞもぞ動くものを言葉に紡ぎ出すことが、
はたしていいのか悪いのか。

誰かを傷つけるものではないか。
自らが本当に思っていることが伝わる言葉なのか。
思う

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明日は雨。
ようやくほころび始めた桜たち。
どうか、まだ散らないでおくれ。

先日撮影した、食育系冊子でのワンシーン。
テーブルコーディネート次第で料理も格段に美味しそうに見える不思議!

朝の散歩。
近所の公園の桜が咲き始めました。あっという間に満開かな?

終わり良ければすべて良し。

終わり良ければすべて良し。

ます。
ます。
ます。

‥‥‥
同じ文末が続くと、なんと単調なのだろうか。

以前に書いたブックレビューにもあったけれど、やっぱり文末は大切だ。

語尾はいろいろある。ですます調がある。
その名の通り、「です」「ます」がまず思い浮かぶのではないだろうか。

そうしているうち、気づけば
「です」「です」「ます」。
「ます」「ます」「です」。
‥‥‥
2パターンしか出てこない…。

でも、こうして書

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書きたいことを書く

書きたいことを書く

なんとなく、言葉に触れたいとき。
たくさんの方々が書くnoteを読ませていただいている。

日々、さまざまな切り口であまたの数の記事が更新されているなか、
私も飛び飛びながら、少しずつ更新している。

小説家の田口ランディ氏はこう言う。

noteの人々のなかも、「とにかく言葉があふれてくる」「書きたくてしかたがない」という人がきっといるだろう。

とにかく誰かに読んでほしいと、自分のなかに噴き出

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「書けない」ときにしている3つのこと

「書けない」ときにしている3つのこと

頭のなかがぐるぐる‥‥‥。
なぜか、書けない。

頭のなかに言葉がたくさんありすぎることもあれば、
言葉が何も思い浮かんでこないこともある。

そんな時に私がよくしていることは、この3つ。
意外とみなさんもやっていることかもしれない。

散歩する目の前にパソコンの画面しか見えない…。
そんなところでいつまでもモヤモヤとしていても、しかたない。

そんなときは、目の前の環境を変えてみる。
とりあえず

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