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よく働く文章。

きれいな文章に心洗われることがある。
するどい言葉に涙を流すこともある。

ぱっと見、何かキラキラしていて心躍らされる文章もある。
けれど、かるくてうすい文章だと、心はなかなか動いてくれない。

文章には人それぞれの思い、志(こころざし)が詰まっている。

志(こころざし)を辞書で引いてみると、こんなにいくつもの意味が持っているようだ。

㋐ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的目標。「—を遂げる」「事、—と異なる」「—を同じくする」「青雲の—を抱く」
㋑心の持ち方。信念志操。「—を高く保つ」
相手のためを思う気持ち。厚意。「—を無にする」「お—はありがたいが、辞退します」

謝意好意などを表すために贈る金品。「ほんの—ですが、御笑納ください」
㋑香典返しや法事の引き出物、僧への布施の包みの表に書く語。→寸志
心を集中すること。注意
「—はいたしけれど、…上の衣 (きぬ) の肩を張り破りてけり」〈伊勢・四一〉
相手を慕う気持ち。愛情
「一夜のほど、朝 (あした) の間も恋しくおぼつかなく、いとどしき御—のまさるを」〈・若菜上〉
死者の追善供養。
未来因果を悲しみて、多くの—を尽くして」〈曽我・二〉

デジタル大辞泉(小学館)

上記で言うと、目的や目標、信念だろうか。

目的・目標・信念のある言葉は、とてつもなくつよい。
その場の状況、人の心を動かし、よく働き、機能する。
なにものにも代えがたい。

いい文章とは何だろう?
ただうまくてきれいなだけではよくない。
誰かの心をほろりとさせ、ときには大きく揺り動かし。
いてもたってもいられないような状況にさせてしまう。

「あなたのような人を探していた」
と、思わず相手に言わせてしまう。

あなたの文章、
そして私の文章は、
その状況に応じてよく働いてくれているだろうか?
誰かを動かし、世の中を切り開く文章であるだろうか?

私は、まだまだ山登りの最中だ。

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