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旅の徒然

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#回復期リハビリテーション

“まるで海の中のようですね”

“まるで海の中のようですね”

そう つぶやきながら
日焼け前の 真っ白な手を伸ばす

“試験管洗うブラシみたい
柔らかいんだ”と呟きながら

“ブラシの木”のタグを見つけ
二人で 手を叩いて喜んでいる

この時期
一昨年は 波照間の海で泳いでいたのに

そう 此処は 森のテラス
回復期リハビリテーション病棟の屋上

“森のテラスであいうえお”を 練習している
場所である

寒気が入って 青空
寒寒な 暴風である

そんな中 ゴ

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晴天の霹靂って 旅の始まりに..

晴天の霹靂って 旅の始まりに..

旅は 始まった

自転車を預け 一服したら
待合室へ

FDAは  彩やかな機体色を
愉しめる

目の前の光景も また 愉しい

本日は 渋い燻し銀な機体である

タラップを上り….目が点に

“晴天の霹靂”“相変わらず 持ってるなー”って
笑えて来る

さて 飛び立とう..

なんと ブルーインパルスも
勢揃いしている

晴天の霹靂である…

相変わらず 窓の外を眺めて

眼下の景色に
走馬灯の

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旅に出る朝に あさぼらけの徒然

旅に出る朝に あさぼらけの徒然

猫師匠がお越しになる前に
起き出す..
あさぼらけの頃

リュック一つに 自転車
荷物を 確認して
パンを齧る

部屋からは日の出は見えない
仙人界 田園界では 毎日毎日
日の出を眺めていた

鮎漁師はおやすみ
漁場の空が 焼けて来る

旅が 始まる

朝日が昂る

混む前に空港へ
そのまま カウンターに乗りつけても
大丈夫なのだが…

行き先の天候が 怪しい..
輪行バックに入れて…
後工程に余

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今 ここに居ると言う事 大人の夏休み

今 ここに居ると言う事 大人の夏休み

島時間
黎明からの釣りは
こんな景色を魅せてくれる

朝食前に 島へドライブに出かけた
実家のように訪れる島
拠点移住も 考えていたと....
コルナゴ部長は呟く

宿の軽バンを借りて
細い細い道を走る

島の小中学校
近くの原発の災害の際は
シェルターになると....

この景色の中では 人の営みは
点でしかない....

ただ その点は
何度も何度も 家族 友人...と
訪れた点でもある

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与那国の夜 そして大嵐な朝に…..

与那国の夜 そして大嵐な朝に…..

濃い濃い一日だった

宿に戻ると 目の前の居酒屋さんから
電話が入る
“ラストオーダー21:00です”と
あと30分…
シャワーを浴びて 徒歩1分

“どうぐいわり”さんへ
宿を 取って直ぐに 居酒屋も予約した
予約してないと 事前に食料確保してないと 食に在り付けないのである。

“行けばどうにかなる”は
ここでは 通用しない…,

イタリア🇮🇹 自転車レース “ジロ デ イタリア”に 付い

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モンゴルに沈む夕陽 与那国馬に乗り眺める物語

モンゴルに沈む夕陽 与那国馬に乗り眺める物語

朝目覚めれて
何が 起こるかわからない…
ギランバレーに恋をして
誰よりも 身に感じている

朝目覚めれて モンゴルに沈む夕陽を
眺めるなど 全く思っても無かった…

いよいよ 草原へ

そんなとこを いきなりですか?
馬主君は 進んでいく

後ろを 同じペースで 付いていく

“もう直ぐ 生まれるな”

馬主君は 馬達と お話が出来る

そんな 姿を眺めながら
日の国で 一番最後に 沈む夕陽に

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与那国島で 馬に乗る物語

与那国島で 馬に乗る物語

“風に任せて ゆらゆらと揺れてなさい”
トレーナーのスパルタMは呟く

鍛えれば鍛えるほど落ちる基礎筋肉に触れ 彼女らしい 提案だ。

春の日
庭に咲く 桜を眺めて 食事をしていた。
隣に座る人は

近代五種でオリンピックに出られたこの方
そう 出雲大神宮で お茶会をして
ご一緒に 桜を眺めている

色々な話をしてくれる。
共に 一度死んで生き返った者同士
そのまま 響いてくる。

海外での馬術大

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ティンダハナタ 登って 潜って 昼寝する 与那国の旅

ティンダハナタ 登って 潜って 昼寝する 与那国の旅

明日は 大嵐だと…
今日 走る走る

朝から走って しっかり日焼けして
暑い暑い

小高い琉球石灰岩の山の中腹に 
色々な伝説があるティンダハナタ
(展望台になっている)

登るか やめるか身体に聞いてみる。

“登るそうである”

アシスト自転車だし…

女酋長が住んでいたと言われ

岩の間から湧く水は
神水と して 新年行事に使われると…

禊だ 禊だと 頭から
かぶらせてもらって 熱の籠った

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Dr.コトー診療所って 与那国島で リハビリを

Dr.コトー診療所って 与那国島で リハビリを

与那国島のHPに 書いてあった。

“来たらどうにかなるなんて思わないで”
“どうにも なりません”

宿も レンタカーもバイクも 自転車も
食事処も 居酒屋も…
要予約…

何故に 超絶人気?

Dr.コトー診療所の映画が 昨年末に
放映されたから…

そうなんだ…
すいません 一度も見た事が無くて…

さっき 来た比川浜が有名とは
この事だったんだ

訪ねてみる

映画やドラマの事は 全く知ら

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与那国島 alberuge不思議な御縁は 繋がるもので…

与那国島 alberuge不思議な御縁は 繋がるもので…

この景色にを 観たくて ここに来た

知人のSNSに流れる

“民泊始めました…”

直ぐに 予約を入れ チケットを手に入れた。

”与那国に 呼ばれて….“

理由は よくわからない…
出かけた

出向く前には
ずっと ドキドキしていた。

敷地に入れなかったらどうしよう
入っても 
高野山の某所みたいに
魑魅魍魎に囲まれて
寝れないかも….

世の中には 入ってはいけない処が
いっぱいある

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日本最西端の与那国島に 降り立つ スパルタリハビリ旅

日本最西端の与那国島に 降り立つ スパルタリハビリ旅

旅の朝は早い 朝五時前から準備を
する

六時 丁度に タクシーが迎えに来る

荒いアクセルワークに 酔ってしまいそう..

まあ いい

朝から賑やかな空港

離島へ向かうフロアは

誰も居ない….

離島へ
その響きだけで
フェリーも飛行機も ワクワクしてくる

脚が出て そろそろ着陸である

離島に ダッシュ8は良く似合う

与那国へ 降り立った

先週は マイナス5℃のゲレンデで
雄叫びあ

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身体の声を聴きましょ noteを描きながら..

身体の声を聴きましょ noteを描きながら..

スパルタリハビリ旅を 
重ねた二週間を終え 
死んだように寝込む日々…
良く寝込む....

久々のリハビリ
待合室で 勝手に動き出す左手

まるで千切れたトカゲの尻尾のように
動いている….

付随運動である
久々に目にする光景….
我ながら驚く

森のテラスで 言語のリハビリ
強張る顔に セラピストは呟く

”身体も 顔も ガチガチですよ“

ほらっって 日焼けして
脱皮が始まった 首と手を見

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また 旅… スパルタリハビリ旅へ

また 旅… スパルタリハビリ旅へ

旅が重なる…

noteが 追いつかないくらい
非日常
スパルタリハビリは 始まる

困ったもので 旅先でしたい
リハビリが増えると荷物が増える
自転車旅は リュック一つなのに…

バスに揺られ駅へ向かう
一時間程 
540円…
電車が廃線になった田舎町
補助金で走っているのだと…

最近写真が 変わって来た
景色の中に 人の営みが…

空港まで全席指定席のミュースカイは
無くなり 先頭2輌のみ特

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相変わらず “あいうえお”     旅は 始まる

相変わらず “あいうえお” 旅は 始まる

“お久しぶりですから始まる”

週一回の 回復期リハビリテーション
言語聴覚室へ

廊下で いつも 話してるけど 
言語のリハビリは 半年振りかと

最初は 全く動かない顔に
どうしましょうって

オドオド 怯えてたのに

頑張り屋さんは すっかり
一人前になってられる

“如何ですか?” から始まる
色々なって話を する

その動作 仕草を観て 筋肉のつき方
動かして方を 判断していく。

“ペ

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