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脳に障害があるわたし

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わたしは脳が疲弊して、元の状態に戻らない障害を抱えながら生きている。 そんな自分でも考えられること。感じること。など
運営しているクリエイター

#考え

分かったようなマネ

「わたし、視覚障害者の見ている世界を絵に描きたい」

そう思い、高田馬場にある。視覚障害者用の図書館に行こうと決めていた。
そこで誰かと友達になって、その人の世界を描きたかった。そこで売っている視覚障害者用の便利用品も描くヒントになると思った。

色は、暖色と寒色があるように温度や、質感、音の高さで近い色を一緒に追求したい。
手触りで判断するなら、絵の具にモデリングペーストを持って凸凹を感じてもら

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被災地って言葉

わたしは「被災者」って言葉聞く度に
心に「ん?」ってモヤがでていた

なんだが、こっちと、あっちの

線-----

を引いてるようで、

ちょっと「障害者」と同様に使いづらい気持ちがあるんだ。

ただ「福島の人」じゃダメなのかな。
ただ「仮設住宅」も「仮住まい」じゃいけないんだろうな。

きっと、この言葉を使う宛は「いつもどおり」が帰ってこないから

今は苦境に生きる姿を忘れたくないから
「被災

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統合失調症がもたらす生活2

統合失調症がもたらす生活2

わたし春になると調子崩すんよ。
身体が動きたいのに、脳はまだ冬眠状態。
暖かくなったりコントラストが激しくなるので新しく更新される日々に脳がまだ追いつかないのね。(持論)
花粉症もあるけど…

土の中から虫が春でわいてくるように
お布団の中で手足をムズムズ動かしたり、脳と身体のエネルギーのバランスが崩れてて、体調崩す。

でも、わたしは病気や薬飲んで体と心ポンコツで使えないものだと思ってた

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統合失調症がもたらす生活

統合失調症がもたらす生活

統合失調症ってさ
自然と一緒で、予測がつかない

急性期に脳にバーっと刺激を受け続けたから、後遺症として
何事も「刺激」として脳に伝わっちゃうのが私の体験
わたしにとって「刺激」の反対は「習慣」で
病状での習慣というものはない。(刺激が多いと崩すけど)

でもね、その「あたりまえがない」を身をもって知ってるから、毎日に感謝してるし、お母さんに「ありがとう」が言える。
(病気には感謝してないけどねっ

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習慣

朝が来る前 目が覚めて
まだこの世にいること 受け入れる

朝がきて お菓子の残骸 かき集め
冷蔵庫の納豆 見つめるも
米に乗せて食べるのかと

それっぽっちすら 心折れる

顔を洗うなんて 本日は大雪ですかと

いちいちする筈のことが大イベント

日が高くなる頃 母がきて
目玉焼きごはん つくってもらう

この習慣になさけなく

将来の自分に

不安がよぎる
#メンタルヘルス

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職場と居場所

職場と居場所

わたしにとって家は心から安らげる場所でない。

だから、わたしは職場や作業所に居場所を求めてしまう。
本来なら仕事モードの「仮面」を被って、職場でのやりとりは上辺だけでいいんだろうな…

けど、わたしは居心地とか家のように求めてしまって、ちょっといじわるな同僚がいるとつらくなる。

上辺だけでいいのに、そこに骨を埋めるような感覚で自分の居場所づくりをはじめてしまう。

そうすると、いじわるする同僚

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水色ともちゃん単行本の告知

水色ともちゃん単行本の告知



「統合失調症の人は危ない」
「統合失調症の患者に刃物を持たせるな」
「統合失調症は狂気」
一般社会から訳のわからない宇宙人のように印象づけられているこの病に
学力も身体能力も平凡なわたしが発症しました。
全世界100人1人の確率で誰でも成りうる統合失調症、原因はまだ不明ですが大人よりも、思春期(中高生)による自分と周囲の人間関係に意識する時期に発症する確率が高いことがわかってます。なので親御さ

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余計な気遣い

私は大学病院の精神神経科(つまり精神科)に通院している。

診察室は地下の精密検査をするエリアであまり人通りは少ない。ひっそりと目立たないような隅っこにある。
そのことを差別のように悲観的に言う他者がいる。
でも当事者である私個人はありがたいのだ。
だって、私たち感覚過敏の人が多い精神科は、もし大学病院のど真ん中にあると、「〇〇の番号の方、診察室どうぞ」に限らず人の足音、受付ナンバーが変わる音と光

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子供の虐待について凡人の考え

わたしは子供を産んだことはないし、公園で1時間関わることはあっても何年も朝から晩まで幼い人間の命に寄り添ったことはない。

けど、愛犬を世話が終わり数年経った今、思い知る。怒鳴り声と暴力に恐れながら育ったわたしは犬のモモを殴ることにしか一生懸命になれなかった。それが世話だと思っていたからだ。わたしなりの愛情だった。
トイレに失敗すると大声で叱る。やり方を教えないで失敗をただ怒る。実に理不尽だ。

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