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高橋照美の「小人閑居」

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メモとエッセイ、考えたことと書きちらし。 四郎と高橋の「ネタばれミーティング」あり、仕事のメモあり、恥ずかしい恋愛メモあり。
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つくるけど、「つながる」と「届ける」を、今後はどうするか。(さよならではありません)

つくるけど、「つながる」と「届ける」を、今後はどうするか。(さよならではありません)

おはようございます。何日ぶりの投稿だろう。

いつものみなさんが、いい朝を迎えられていたらいい。
いつものみなさんのうちのだれかと、はじめましての誰かが、もし、昨日と昨日まであたり、へこむような体験をしてたりしたら……
そしたら、この投稿を読んで
「ま、気を取り直すか」
なんて、思ってくださったらいい。

三年前、漂流の末noteにたどりついて、僕たちは、「安心して表現できる表現の場」を手に入れま

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「あきよる」(「秋の月、風の夜」)を久々にひっくり返して、「あれ、100本以上マガジンに入れられるようになっとる。お前『お父さんが白血病になりました』140本の記事1マガジンに入れとるやん」とつぶやく親友。え、気づかなかったよ! 今まだどんだけ大変か知ってて言ってる? 怒!(笑)

朝の一杯の珈琲

朝の一杯の珈琲

今日は、珍しく六時まで寝ていた。
このところ、疲れて眠れないが身体ほぐしもしたくない、という「二歳児か!」状態で、入眠がいびつで夜中の一時台に起きてしまっていた。
当然、明け方うとうとして、ギリギリまで寝てしまう。

インスタントコーヒーがなくなったので、

「豆、あとどのくらい残ってたっけ」

とごそごそやる。

うすうす予想してたことだが、賞味期限が切れていた。焙煎してくれた人が「この日より手

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記憶

記憶

人を愛した記憶はいいものだ

という詩がふと思い出される

古傷が新しい物語を獲得するまでは

じくじくと血止めが分からないまま 体の奥底に古着屋の段ボール箱の重なりのように おしこめ まるめ 怒りともおびえともつかぬもので縛ってあって

愛のひっくり返った死骸から

ちっとも自由になれていないものだ

それでも人を愛するのはいいことだ

誠実につながった記憶は

ひどく ひどく いたむ

それで

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たぶんこれが「先の一打(せんのひとうち)」のキーになるとこ。

たぶんこれが「先の一打(せんのひとうち)」のキーになるとこ。

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「ほんとうのしずけさと、真っ黒でなにもないことを、(俺ら全員が)勘違いしているのではないか?」

眠りから、起きて、目が開いて、一番最初に感じるのは、

「自分がまだ死んでなかった……」

という感覚だ。

安堵でもない。何かから逃れて安心した感じでもない。生きて動くここでは、心配事や雑念のわき来るトラブルや、自分の力の及ばなさと状況に合わない思い込みとが作り出す断絶やぎくしゃくが、

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「一人になれれば、くつろげる」とは、「そばに来た人間は、法則性がわからない危害を自分に加える」と現場教育されてきた、ということ。

「一人になれれば、くつろげる」とは、「そばに来た人間は、法則性がわからない危害を自分に加える」と現場教育されてきた、ということ。

四郎が「友達・兼・親友」を一人きり、生まれてはじめて作ったのは、社会人一年目のとき。

それ以前は、黙って本を読んでいることで、一緒の空間にいる人が声をかけない状況を、うまく作ってきた。

高校生から社会人になって、これが全く愚かな対策だったことを、遅まきながら知った。

せめて、小学校高学年か中学校あたりで、誰かに教わりたかったものだ。

そもそも、サポート側にいた教員たちは、忙しすぎて「四郎に

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書いて生きても、いいですか

書いて生きても、いいですか

人に会いたくない。誰にも会いたくない。じれじれと、焦げるようにこの苦しい感覚は身に感じられている。毎日、毎日、寝ている間は忘れていて、起きている間、何かに没頭しているとき以外は、体感している。

かつて四郎が祖父から、友達を作らぬようにと言われていた小学生時代、四郎は紙の中で生きていた。
紙の中では生きられたので、いのちは今へとつながっている。

ぎゅうづめに身に詰め込まれた「峰の先祖返り」の奥の

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限界前のエスプレッソ頼み・苦しい時の神だのみ

限界前のエスプレッソ頼み・苦しい時の神だのみ

ストレスがかかってる時……

寝る。

それ以外に取れる方法は、僕の場合、もう少しある。
紙に状況と感情をうわあーーーっと書きなぐること。
「ええい、こうなりゃやけだ! やっちまえ!」的に、コンビニのカルビ焼肉丼をひたすら食うこと。
散歩。
走る事。
水泳。
座禅にもならない座禅。

あとひとつ、
エスプレッソカップを目の前にして、一息つくこと。

ストレス過剰になった日々の積み重ねを、どこかで。

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ある闘争(あるいは、好みの本を当てる局地的戦闘の数々においての全敗北)

ある闘争(あるいは、好みの本を当てる局地的戦闘の数々においての全敗北)

照 …ダメだったよ 。
『言いまつがい』なら間違いなく読むと思ったんだが、ダメだった…

四郎 あ、『言いまつがい』面白がってもらえんかったかー。

照 病院に持ってく前にさ、お姉ちゃんと弟くんと3人で一緒に川の字に寝そべって読んでさ。もう、ゲラゲラ笑ったの。

だめだったから持って帰ってきて、3回か4回読みなおした。弟くんなんか、毎日「ルパンだパーン」って、ずーっとずーっと歌ってるしさ。

四郎

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むらさきのつつじ

むらさきのつつじ

気密性の高いアパートの一室が、気温27度になった。ちょっとぎょっとした。
むらさきのつつじの色が去ってから、二日ほどした昨日のことだ。

小学生の頃「ヤマツツジ」、と誰かに教わってしまって、自分の中でそこに分類されている紫がある。ホントは、ヤマツツジは赤い花だ。

その紫は、薄く透けたワイン色とでも言おうか。うす紫と薄桃を混ぜた色相だ。この写真はピンク色の濃さが出すぎて現像されている。これよりもう

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悪いな、そういう仕事のスタイルじゃないんだよ

悪いな、そういう仕事のスタイルじゃないんだよ

「メールの返信が速い人は、仕事ができる人」

と勘違いしたままの輩とは、僕は一緒に何かを積み上げることはできない。

互いにストレスのない情報共有・材料の受け渡しの方法は何か? について、個別の合意が取れていれば、仕事は進む。

だからたとえば、

4つのプロジェクトにアサインされていたとして、

「基本的に議事録だけ見る。見たけど不同意…は『逆さ判子』で意思表示する(意向であって、突っ切ってよし

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ネタばれミーティング2017まとめ――高橋照美の「小人閑居」(58)

ネタばれミーティング2017まとめ――高橋照美の「小人閑居」(58)

嶺生四郎(以下、四) 久々のネタばれミーティングです。

2017年6月30日~12月25日、約6ヶ月のご報告とお礼をします。

はじめにフォロワーさんと、読んでくださる方にお礼を申し上げます。やりとりをしてくださるnoterさん、ありがとうございます。場を与えてくださったnote運営の皆さん、ありがとうございます。

「スキ」をつけたりコメントを下さったりする方に、本当に感謝します。それから、マ

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ネタばれミーティング12/08――高橋照美の「小人閑居」(57)

ネタばれミーティング12/08――高橋照美の「小人閑居」(57)

嶺生四郎(以下、四) あの、「スキ」とフォローと、コメントにとどまらず、「サポート」を、本当にありがとうございます! 有料マガジンと有料記事の購入もありがとうございます! まるで、「あなたはここで生きとってもええんやよ」と言ってもらったみたいで、すごくすごく嬉しいです。

高橋照美(以下、照) よかったよねえ! ほんとにありがたいよね。 思えばお前が初めてnoteでお金を頂いたのは、発熱の最中で。

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ネタばれミーティング11/26――高橋照美の「小人閑居」(56)

ネタばれミーティング11/26――高橋照美の「小人閑居」(56)

嶺生(ねおい)四郎(以下四) あの。いつも「スキ」つけてくだれる方、ずーっとフォローしてくだれる方、ほんとにありがとうございます。新しくフォローして頂いた方、ほんとにありがとうございます。

ああーなんか、お礼の言葉が久しぶりになったけども、ほんとにありがとうございます。それでお礼がまた、気の利いたことが言えんと俺の萎縮感が伝わるだけで感謝が伝わっとらんかもしれんけど、そんでも感謝しています。

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