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作家の好物、うまいもの

作家の好物、うまいもの

作家のエッセイや小説に描かれた食べ物のシーンが好きなのですが、読んでいるときは憧れていた食べ物やお店のこともいつの間にか忘れて思い出せなくなってしまったり、場合によっては旅行や出張のあとに思い出して悔しい思いをしたりといった経験は数えれば切りがありません。
そこで、作家に縁のある食べ物や飲食店のリストを作ってみました。現時点で131人、370の食べ物や飲食店を記載しています。
ここに挙げているもの

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【基本が一番難しい】今すぐ直せる! うまくなった気になる! 文章の基本(2018年6月号特集)

【基本が一番難しい】今すぐ直せる! うまくなった気になる! 文章の基本(2018年6月号特集)


本記事は下記記事の続きを掲載しています。

文の問題15.係り受け距離

「文章を書く」の「文章を」と「書く」の関係を係り受け関係と言い、係る文節と受ける文節の距離を係り受け距離と言う。
 係り受け距離は離さないほうがいい。「文章を」と言われれば、読み手は「文章を直すかな、書くかな」とどんな動詞が来るか探すが、それが出てこないと落ち着かず、そのうち係る文節がなんだったか忘れてしまう。
 「とても

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【笑いを制する者は創作を制す?】お笑いと小説、芸人と作家の意外な関係性とは

【笑いを制する者は創作を制す?】お笑いと小説、芸人と作家の意外な関係性とは


お笑いと小説は表現方法は違うが、考え方は似ている 漫才やコントを作るときも、まずアイデアが必要になりますが、アイデアは日常生活の中から探します。
 たとえば、「コンビニのレジに並んだけど、店員が気づいてくれなかった」という出来事があったとして、ぼやき漫才なら自虐ネタにするでしょう。

 また、それが笑い話になるように設定を変えたり、話の順番を変えたり、ツッコミを入れたりして脚色していきます。
 

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【なぜ「小説」という表現を選ぶのか】小説にしかできない表現を考える(2023年10月号特集)

【なぜ「小説」という表現を選ぶのか】小説にしかできない表現を考える(2023年10月号特集)


文字ならではの表現 小説という手法を選んだ以上、小説でしかできない表現、小説ならではの表現をしたいものですが、では、小説ではどんなことができるでしょうか。

読者の想像に委ねられる。

心理が直接書ける。

あとで「ない」と書ける。

 映像の強みは、なんといっても現物を指し示せることで、画面にりんごが出てくれば、それを見る人の脳に寸分違わずりんごの絵が再生されます。
一方、「りんご」という文字

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【作家には「絶対文感」がある?】小説家になれる人はここが違う!(2014年1月号特集)

【作家には「絶対文感」がある?】小説家になれる人はここが違う!(2014年1月号特集)


※本記事は公募ガイド2014年1月号に掲載した阿刀田高先生のインタビューを再掲載したものです。

自分しか書けないものを模索――国会図書館で司書をされていたときに、ライターをされていた?

 友人が出版関係で働いていたこともあり、小遣い稼ぎのために雑文書きをしていたんです。ちょうど様々なPR誌が盛んになった頃で、広告案、翻訳、アンカーなど、字を書いてお金もらえる仕事なら何でもやりましたね。

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