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読書の秋2021「のび太」という生き方 を読んで 〜太宰治『人間失格』の主人公にはない力
のび太の武器は
「共感性」と「成功体験」
何をやってもダメなのび太が、何でもできる出木杉に勝てるところ。
それは、「心の知能指数」。
つまり、「相手の感情を読み取り、配慮できる思いやりや優しさ」、共感性と、この本の作者、横山泰行氏は分析しています。
そして、のび太はドラえもんとひみつ道具のおかげで多くの「成功体験」を重ねた結果、
「自分自身を客観的かつ総合的にみる力が得意」
「自分の能力
発達障害の夫のイライラの原因を知る
発達障害の特徴をもつ夫が、「イライラする原因がわかってから、だいぶ楽になった」というようになりました。
夫は自分が発達障害とわかるまで、よくイライラして気持ちがコントロールできなくなっていました。パニックを起こし、怒鳴り散らしたり物を投げて壊したり。わが家の床には、夫が椅子を投げた時にできた傷が今でもあります。
こだわり行動夫は、自分の特徴を、発達障害の本を読むことや主治医からの話を聞くこと、
お父さん(夫)が仕事へ行けなくなったら
知り合いのご主人が、先週から仕事へ行けなくなりました。上司との相性が悪いのが原因のようです。40代の働き盛り、子どもが2人います。私のお友達は、ご主人のことを「すごく元気」と言っています。
「すごく元気」私のお友達からこんな内容のメッセージが届きました。
「(主人は)朝、仕事へ行こうとすると、吐き気がする、めまいがする、と言うのに、休むと決まったら、モリモリごはん食べているのよ」
「すごく元
発達障害の子どもに失敗させてもいい
子どもに失敗させないように中学一年生の息子は発達障害のADHD(不注意優勢型)の診断を受け、コンサータを飲んで生活しています。ASDの特徴も軽度ですが持っています。能力に凸凹があるので、人よりできることとできないことの差が大きい特徴があります。小学校ではできないことが目立ち、いじめられることもありました。母親の私は、そんな息子を守らなくては、成功体験を多くして、自己肯定感を高めなくては、とプレッシ
もっとみる生まれつき発達障害の夫にない能力
感情を読み取り、伝える、見えない糸私は誰かと同じ空間にいると、その人たちと見えない糸で繋がっているような感覚になります。
その糸は自分からも相手からも出ていて、空間の中で緊張したり、緩んだりしながら、その場の空気を作っていきます。相手の気持ちを察する時、目に見えないこの糸を伝って、相手の感情が流れてきます。私の感情も、糸を介して相手に届いていくように感じます。心療内科の医師によると、これは、赤ちゃ
発達障害ASD(自閉症スペクトラム症)の人と会話し、理解を深めるためのルール
ASD(自閉スペクトラム症)の人は、空気が読めない、相手の気持ちが想像できない、気持ちの共有が難しい、といわれます。その特徴のせいで、私はASDの夫といて気持ちが通じ合わない、気持ちを察してもらえない、共有する嬉しさを味わえない、と寂しい思いを重ねてきました。
発達障害の学びを深めるうち、ASDの特徴の人は、健常者とは違う言語を使っていることに気づくことができました。ASDの人は、言葉をそのまま言