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海社(みなと)〜元警察官の合気道オタクによる防犯護身研究
2023年7月10日 18:03
2023/7/8に敬天愛人手合わせ稽古会に行きました。道着に袴姿で参戦。先月の稽古で肋骨を痛めてから稽古を控えていたのですが、そんな中でもできたのが【立つ】【歩く】を研ぎ澄ませること。具体的には【立つ】【歩く】時に身体から極限まで無駄な力みを取ることです。私の中での脱力の定義は高岡英夫さんの『脱力とは必要最小限の力みしかしないこと』を採用しています。その結果、流々舞ではかな
2023年5月4日 17:04
合気道の稽古をしていると面白いことがありました。以前私の稽古会に武道未経験の女性と極真空手経験者の女性が来ました。ますは受身をやってもらうと、未経験の女性は10分程度で受身の形ができるようになり、極真空手経験者の女性は週一の稽古を一か月弱やってもなかなか形にならず。私の言語化能力不足もあるでしょうが、「どうしても思った通りに体が動いてくれない」と言っていたのが印象的でした。武道を経
2023年4月18日 08:36
私が今までに学んだ合気道は大学で学んだ光輪洞合気道警視庁合気道指導員研修で学んだ養神館合気道の二つ。この二つの流派に繋がる理合があるんじゃないかと考えているところです。ここからは私の視点で、私自身が体感してきたことから生まれた仮説に過ぎません。光輪洞合気道をされている方からしたら「その考え方は開祖と違う!」となるかもしれませんし養神館合気道をされている方からしたら「その段
2023年2月24日 15:57
「受身は大事」合気道に限らず投げ技のある武道・格闘技でよく言われること。まあ間違いなく受身は大事。“投げられても怪我をしないようにする“というのは共通認識でしょう。大学時代の合気道部の先輩で自転車に乗っていたら車に撥ねられたけど受身をして無傷だった、という話もありました。合気道の文脈なら、“相手の力をしっかり受け取るため“と言っている方もいますね。私も受身は散々練習をし
2022年8月20日 08:30
合気道を始めて12年目。稽古会をして合気道の面白さを伝えていると必ず出てくる言葉が「脱力」ただ「脱力」の定義は何なのかが明確に分からないとどうしようもないですよね。辞書的な意味では「からだから力が抜けて、ぐったりしてしまうこと。また、意欲・気力が衰えること。気持ちの張りがなくなること(参考:goo辞書)ぐてたまのようなイメージですね。私の中で脱力の定義はまた異なっていて
2022年11月14日 15:54
最近、「合気道の身体操作」に関してどんどん言葉で表現できるようになってきました。具体的に答えることができると稽古に来られた方も非常に納得感があっていいようです。ただ言語化が進むほど、気をつけることが倍増していきます。姿勢脱力目附間合い体幹の操作手の持ち方関節の固定重心の位置タイミングなどなど。これを相手と対峙している中で同時並行で考えるのは無理があるというもの。
2022年12月19日 10:01
「休みだし、今日は〇〇をしよう」と毎週のようにどこかへ出掛けたり、運動をしている人を見ると「せっかくの休みなのに何であんなに活発に動けるんだろう」と一度は思ったことがありませんか。もちろん「元々体力があること」や「好きで没頭している」というのも理由としてあるでしょう。そこに加えて私は「楽にカラダを使えているので体力の消費がそもそも少ない」ことも要因に入ってくると思ってい
2022年12月20日 08:31
合気道を初めて12年、思い返すと色々な武道・格闘技を経験したなと思うところ。キックボクシング総合格闘技少林寺拳法琉球古武術ジークンドーシステマ空手ローコンバット柔道剣道逮捕術古武術シラットかじったのはこれぐらいですね。合気道でガッツリやったのは・光輪洞合気道・養神館合気道で、かじったのは・合気会・心身統一合気道こんなに色々やっておきながらメイ
2023年2月6日 09:58
合気道の技をする時に私が重要だと思うのは“いかに相手にエネルギーを伝えるのか“ということ。合気道の技を見ると、・相手の腕を掴み崩す技(一ヶ条〜四ヶ条、四方投げ、小手返し、肘絞め)・直接体幹を崩す技(入身投げ)・掴まれた腕を利用して投げる技(天地投げ)に分かれます。こう見ると相手の腕を掴んで投げる技の比率が多いですね。武器を持った相手と対峙することを前提としているから
2022年12月15日 15:15
私のしている合気道の流派の一つに独特な稽古方法があります。それは「合気道の乱取り」とでも言いましょうか。とはいっても柔道の乱取りとはかなり毛色が異なります。私の場合は「流れ」を非常に重要視して行います。近間からお互いに「流れ」を合わせていき、その「流れ」を途切れないようにお互いに技を自由に掛け合っていきます。その時に強引に技をかけようとするとその「流れ」が途切れてしまうので、相
2022年11月9日 07:56
合気道をしていると必ずぶつかる壁があります。それは「型ではお互いに約束動作があるから技がかかるけど、抵抗された時にかからない」 ということ。警察官時代に合気道の指導員になりたての頃はそこがボトルネックでした。何故ならいつ現場で相手を制圧しなければならない状況になるのか分からないのに「抵抗されたら技がかからない」なんて論外だからです。実際の現場だったら被疑者を抑えようとしても
2022年10月21日 07:47
合気道に限らず、多くの武道において「型」をすることは重要だとよく聞きますよね。「でも型なんてやっても実戦じゃ使えないじゃないか」大学時代の私が思っていたことです。当時は少林寺拳法部の友人とよく組手をしていました。その際に型にある技を使おうとしても全く使うことができなかったのです。平均2週間に1回を3年間、約72回の組手のうち、合気道の技が決まったのは1回のみ。(2週間に1回
2022年10月9日 08:30
「合気道ってなに?」と聞かれるとどう答えますか。なかなか難しい問いですよね。技術面でいえば・力を使わないで相手を投げる・相手の力を利用して投げる・男女関係なくできる武道・関節を極めるやつ精神面でいえば・調和・礼儀などでしょうか。でもこれって他の武道でもそうですよね。じゃあ合気道じゃなくてもいいじゃない。近いところだと少林寺拳法沖縄空手中国拳法
2022年10月3日 15:10
「合気道でどうやって戦うのか」一般的に考えたらちょっと怒られそうな問いではないでしょうか。私は大学から合気道を始めましたが、今でもこの問いの答えを模索しています。というのも、私の大学の合気道部は演武大会などの競い合うものは一切なく、あるのは年に一度の明治神宮での奉納演武のみでした。必然、部員の多くは自分で目標を見つけるしかありません。・入部したしなるべく来よう・綺麗な先輩がい