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オオカミの再導入についての所感
ここ数日、オオカミの再導入についての話題が盛り上がっている気がします。(Twitterの仕様が変わってしまい一つの話題を調べると延々関連ツイートが流れ続けるのでいまいちどの程度話題になっているのか客観視しにくいですが)
このことについて結論だけ述べると私は再導入に反対ですがなぜ反対なのかということをまとめていこうと思います。
野犬からオオカミを見る
今はそれほどでもないですが、僕が住んでいる地
啓蟄に寄せて2023
啓蟄
本日3月6日は旧暦の2月15日、啓蟄(けいちつ)です。
啓蟄とは土の中で眠っていた虫たちが目覚め、這い出てくるという意味です。この時期になると虫だけでなく虫を食べる動物や虫が好きな人たちも活動的になります。
Twitterなどでは昆虫関係の趣味を持つ人たちが自分の今年の目標を発表する日という文化が根付いているので、去年一年を振り返るとともに今年の目標を書いていこうと思います。
この一年と
高校にイナゴの佃煮を持ち込んだ話
※商品名は甘露煮ですが無視する方向でお願いします
高校生が希望性でコオロギの粉末入りのコロッケを試食したという話が炎上しています。
まず、記事をきちんと読んでほしいというのはさておき、この原因の一つが無理やり食べさせられた等の思い込みからくる根拠のないデマです。こういった意見を見ていると若い世代とそれ以外の感覚の乖離のようなものを感じました。
そこでもう4年も前になりますが、わたしがお土産として
フードロスは本当になくしてよいのか
ここ最近、牛乳が廃棄される映像が広まったり、コオロギを強制的に食べえさせられるというデマが拡散されたりした結果、フードロスへの批判がさらに高まっています。しかし僕は、フードロスは本当に無駄なのかという点については個人的に疑問を持っています。
食料廃棄という安全保障
食品の廃棄を可能な限りなくそうということは割と昔から言われてきたことのように思いますが、果たしてそのような状態になった時に問題は起
どうしたら昆虫食を食べなくてよい未来が訪れるか
結論があまりに単純なので最初にどうすればよいか答えておくと、虫以外に食べるものがあればよいのです。
最近、昆虫食を食べたくない人たちが盛り上がっています。私は虫を食べる側の人間ですが、まぁ気持ちはわかります。(デマに踊らされるのはナンセンスですが)私も宇宙から超おいしいエイリアンが降ってきて、それが安全で養殖にも向いているとなっても正直食べたくありません。もしかしたらこれを食べないと飢えるという局
ネコを仕舞え!~猫は本当に無害か~
大前提として、私は猫が好きです。また、猫の生態について無知なわけではありません。生後間もないころから猫に湯たんぽ替わりにされて過ごしました。
だからこそ、私は問いたい。猫を外で飼い、かわいそうだというお題目を唱えて気まぐれにえさをやる。この現状が正しいものなのか。猫にとって幸せなものなのかを。
猫とは
猫とは非常にかわいい中型の「肉食獣」です。非常に狩りがうまく、ネズミや小鳥をとらえては飼い主
不快害虫が人類を滅ぼすかもしれない
殺虫剤に対して強い耐性を持つ蚊が現在東南アジアで猛威を振るっています。
蚊は多くの伝染病を媒介することから世界で一番人類を殺している生き物ともいわれており、農薬を使った駆除というものが一概に間違ったものであるとは言えないと思います。一方で、このような事例を見ていると農薬を乱用する現代社会に危機感を覚えます。
スーパー昆虫の誕生
近年、農薬に対する耐性を持った、あるいは持ったのではないかと考えら
昆虫食に対する忌避感の話
最近、特に昆虫食界隈において虫に対する陰謀論というか、科学的知見に基づいた意見に見せかけた忌避感の表明のようなものを多く見た気がする。それについて個人の意見を書きます。
※最初の画像はANTCICADAさんの蚕のソーセージです。
虫はなぜ不快に思われるか
僕を含め例外は多いと思うけど、まず前提として、虫は不快なものとして(少なくとも世間的には)扱われています。このことは害のない虫を不快害虫など