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元不登校・発達凸凹娘と私の成長記録

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子どもが不登校になった時、困ったこと、悩んだこと。 そこから得られた心のあり方。 ちょっぴり不思議でやさしい末娘の世界。 成長したのは、娘ではなく、私でした。
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#不登校

休み明け学校に行かなくなったとしても

休み明け学校に行かなくなったとしても

休み明け、急に子どもに「学校に行きたくない」と言われた時、末娘のことを思い出してくれる人がいます。

ひとりふたりではなく…
声をかけられ、オンラインで相談にのったことも。

たぶん、私と末娘にとって、不登校は不幸の例え話ではなかったからです。

今はびっくりしているし、先が見えないし、不安だけど、もしかしたら明るい未来があるのかも…
と、思っていただけるのかもしれません。

世の中には、呪いのコ

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小学生を引退 おかしな自分のまま世界にくつろぐ

小学生を引退 おかしな自分のまま世界にくつろぐ

こんにちは、TO-JIBAのひろみです。
我が家には現役を引退した子どもがいます。
8歳の時から、学校に行かなくなりました。
退職後のおじいちゃんのように、時々顔は出します。
朝起きたら机に向かい、同じような時間に緑茶を入れ、プチようかんを食べ休憩をします。
みんなと違う時間を過ごしています。

よく自分の子どもを紹介する時に、小学生の娘とか、中3の息子など、肩書や所属をつけますが、娘はどうでしょ

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久しぶりの発達外来 ノンジャッジメンタル

こんにちはTO-JIBAのひろみです。
不登校の娘の定期診察のため、発達外来に行きました。
困っていることはありません。
娘は「何のために行くんだ?」と言っています。
半ば、私の心の安定のためでしょうか?笑
困っていない、とはいえ、少数派につきこれで大丈夫なのかなぁ、と思うこともあります。
そんな心に寄り添ってくれる先生がいます。
(やっぱり私のためなのか?笑)

娘について話せば話す程、おもしろ

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料理が娘の成長につながった

料理が娘の成長につながった

画像は10歳の末娘が作ったカレーパン。
食パンに切れ目を入れて、カレーとチーズを入れ、溶き卵とパン粉をまぶして、焼きました。
娘が料理をするのは、不登校になってから。
日々家にいて時間を持て余す娘に悩んでいた時、塾の先生に勧められたのが料理でした。

料理は大人になってからも役に立つし、おいしいものを作れたら楽しい。

なるほど。
ちょうど昼食の用意にも負担を感じていたので、娘に作ってもらうことに

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元気な声であいさつをしません

元気な声であいさつをしません

ふとした話の流れで、10歳の娘に来年度はどんな先生が担任になったらうれしいのか聞いてみました。

一生懸命でない先生。
熱心じゃない人希望だそうです。

教室に入れるように、とかお友達と仲良くとか。

工夫とか努力されても…。
どうにかさせよう系はお断りとのこと。

私は、娘の存在をそのまま観てくれる人がいいなぁ。

不登校とか、発達の特性とか、レアキャラかもしれません。
何かとお困りかと思われが

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不登校児の保護者の目線から、臨時休校を振り返る

不登校児の保護者の目線から、臨時休校を振り返る

明日は終業式。
今年度は、今までにない1年でした。
そんな中、誰もが良くやったと思います。

子どもも親も、がんばりました!

この状況下において、工夫をして行事を行ったり、子どもたちを楽しませてくれた先生方にも感謝です。

臨時休校になった時、保護者や子どもからのいろんな困りごとが報道されていました。

勉強方法は?
ドリルが売り切れている。
運動不足が心配。
一日どう過ごして良いのかわからない

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多くの子どもとは違っていても

多くの子どもとは違っていても

明日、小学校の面談があります。
新年度を迎えるにあたり、旧担任・新担任・コーディネーターと私を交えて、話し合いをします。

共通して願っていることは、娘が楽しく過ごせること。
そのために立場は違えど、力を合わせています。

今年度、おかげさまで娘は娘らしく、楽しい1年を過ごせました。

それは、多くの子どもとは違うものです。

人とことばを交わさなかったり、教室に入らなかったり。
みんなと一緒の授

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自由な人の反抗期は自由だった

自由な人の反抗期は自由だった

赤ちゃんだと思っていた末娘も11歳。
反抗期と呼ばれるお年頃らしく…

まわりでは、最近口ごたえが酷くって。
と、こぼすお母さんもいます。

我が家はどうかというと…

イラつく娘末娘が突然言い出しました。

時々イライラする

とうとう、反抗期?

長男の時は全無視され、長女は八つ当たり地獄。
なぜ、私がこんな目に遭わねばならないのか、と。涙
一時期とはいえ、また辛い日々が訪れる?

娘に、何か

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不幸の例え話

不幸の例え話

家庭で起きる不幸の例えとして、「子どもが不登校になったり…」というフレーズを立て続けにみて、びっくりしました。

当事者です。

そうか、不幸なのか!

昨日読んだのは、今書店で山積みになり売れている本。

仕事を頑張り過ぎて家庭が疎かになるとやってくる不幸の一例として「不登校」を挙げていました。

さらっと流して読んだとしても、どこか心の片隅には残るもの。

もし、後に読んだ人が当事者となった時

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あいさつをしない人

あいさつをしない人

新聞を読んでいたら、”至近距離でも挨拶をしようとしない子どもがいる”という投稿が目に入りました。

あ、うちの子だ。

ボランティアで通学路の見守りをしている、とのこと。
ご自身の声のかけ方が良くなかったのか、と反省されていました。

あなたのせいではありません。

その方が私のnoteを読む可能性は限りなく低いのですが、同じような場面に遭遇した方に向けて書きます。

挨拶を返す、という外側に向け

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娘の考えるトモダチ

娘の考えるトモダチ

姉妹で面接ごっこをしていました。

問い:あなたには友達がいますか?

末娘の回答が哲学でした。

答え:どのような人のことを友達というのかわかりません。
ですが、相手がじぶんのことを友達と思っているなら、いるのでしょう。

末娘には、いわゆる個人記録カードなどに書くことのできる「トモダチ」はいません。
一日数時間の登校も、教室に入らず、放課後、遊びにいくこともゼロ。
だから、どう?ということもな

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【ガイド】学校に行けなくてもいいよ(^^♪

【ガイド】学校に行けなくてもいいよ(^^♪

学校に行けなくなった子どもは悪い子ですか?
私は違うと思います。

学校生活が合わなくて辛いお子さんが居ることを
彼らがどれだけ頑張っても行けない理由を
まず、知って下さい。

心を静かにして聞いてあげて下さい。
何が辛いのか。
どれだけ頑張ってきたのかを。

お子さんが一生懸命伝えてくれるでしょう。
そしたら叱らずにハグしてあげて下さい。

思いだすことも、
口にすることも辛かったことを
あなた

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「ふつうの子」なんて、どこにもいない

「ふつうの子」なんて、どこにもいない

大空小学校初代校長の木村泰子さんの本を読み、感動しました!

子どもを「発達障がい」「不登校」「問題児」とレッテルを貼らず、個々を大切にした学校です。

今の学校教育において「ふつうではない子」という位置づけ。

不登校&自閉スペクトラムである末娘の親として、今感じていることを書きます。

診断名をどう捉えているのか私たちはこの診断名について、何とも思っていません。

自閉スペクトラムだから…とい

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こんな人もいます 不登校先輩

こんな人もいます 不登校先輩

先日、新1年生のお子さんがいるお母さんから、子どもが学校に行きたがっていなくて心配、と聞き、うちの娘の話をしました。

娘は、6年生になります。
小3の3学期に不登校になり、ひと言では表せないくらい心配しました。
ですが、結論から言えば、大丈夫です!

その子なりのペースで、周囲と関わりながら成長し、生きていくことができます。

現在の活動みんなと一緒の教室で勉強することは少なく、個別活動。

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