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勉強時間を増やせばスキルが上がると思っていたエンジニア1年生の頃の私へ

以前、「エンジニア1年生のときにしてしまった間違った勉強法」という記事を書いた。

私はエンジニア人生において、この記事で紹介した以外のたくさんの間違った勉強法を実践してしまった。

この記事では私がエンジニア1年生のときに間違えてしまった勉強法をまた一つ紹介する。

勉強時間を増やせば技術力が上がると思っていた

エンジニア1年生の頃の私はプログラミングの学習も大学受験の学習と同じで参考書(技術書)で勉強すればするほど成果が出ると思っていた。

しかし、大学受験や資格試験と同じ勉強法ではエンジニアとして成果を残すことができなかった。

勉強時間を増やしたにも関わらず成果が出なかった理由を3つ紹介しようと思う。

正解のない世界で正解を求めてしまう

大学受験や資格試験と異なり、Webサービス開発の世界では絶対的な答えはない。

工数・チームの人数・チームメンバーのスキルセット・会社の状況・サービス特性・予算など様々なことを考慮に入れてWebサービス開発をしていかなければならない。

そのような状況で技術書で学んだ知識を正解だと思い仕事に臨んだとしても、その正解に当てはまらないことが多い。

また、勉強すればするほど「新しい技術はまずは技術書で勉強してからじゃないと正解の作り方がわからない」という防衛反応ができてしまう。

現実のWeb開発では業務で使う技術を全て完璧に予習することなんてできない。仕事の中で試行錯誤しながら技術を習得していくしかないのだ。

そのため、大学受験や資格試験などのようにテスト本番の前に準備完了できることはありえない。

「このプログラミングの書き方は正しいのだろうか?技術書をもう一度読んで正しい作り方を学んでからプロダクトを作ろう」と勉強ばかりに時間を費やしてプロダクト開発の経験を積めないエンジニアが多いのはこれが原因だと思っている。

当時の私はこの世に存在しない答えを探し求めてエンジニアとして最も成長できる現場での仕事をないがしろにしてしまったのだ。

学生と社会人では自由に使える時間が異なる

これは私がエンジニアになったばかりの頃に尊敬する先輩エンジニアに教えてもらったことだ。

「学生と社会人は自由に使える時間が全然違う。だから、学生のように参考書で勉強していたら、知識を覚え・忘れるを繰り返すだけの人生になってしまう。」

というアドバイスをいただいた。

当時、技術書の勉強が絶対だと思っていた私にとって衝撃的な言葉だった。

確かに、当時は様々な知識を得ようと、仕事で使う知識はもちろんのこと仕事では使わない知識も含め相当な範囲の学習をしていた。そして、現在当時勉強した内容で覚えていることはほぼない。

おそらく、これからエンジニアになろうとしている人や新人エンジニアの人で勉強時間の割に成果が出ていない人はこの勉強法をしているのではないだろうか?

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