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映画・ドラマ・漫画・ラジオなどの感想

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映画やドラマ、本や漫画やYouTubeやVoicyから感じたことを、思うがままににつぶやいています(๑˃̵ᴗ˂̵)
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記事一覧

91歳ナベサダの音はエロかった♩

91歳ナベサダの音はエロかった♩

 昨夜はこちら↓でサイコーな音に酔いしれた。

 最近、同世代の訃報が相次ぎ、思い残すことを減らしたいという気持ちが強く、20年以上生で聞いていないナベサダの演奏も、今の内に聞いておかなくちゃ!って思ったから。

 第一部の渡辺貞夫カルテットは、60年代、80年代、90年代の3人と、世代を超えた音の会話がとっても素敵だった。
 やっぱりジャズはいいなぁ〜♩と酔いしれて、休憩時間には北斎カフェで、普

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なぜか惹かれる【救いのない物語】

なぜか惹かれる【救いのない物語】

 昨秋公開された、水木しげる生誕100年記念映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』がAmazon primeで見られるようになったので、子ども向けにポップになった現代の鬼太郎ではなく、初代のおどろおどろしい鬼太郎世代としては興味をもって早速観てみた。

 小学校に上がったばかりの時に公開された鬼太郎よりも、ずっと洗練はされていたけど、欲望渦巻くあの世界線が蘇っていて、まあ面白かった。

 YouTubeの

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心のポケットの重さは人それぞれ

心のポケットの重さは人それぞれ

 Netflixで配信中の韓国ドラマ『涙の女王』12話の、キム・ヨンミンが演じるヨンソンの言葉が、今ネット上で軽く話題になっている。

 ヨンソンは、龍頭里(ヨンドゥリ)村という田舎町で自給自足しながら、認知症の母親の面倒をみている無欲な男性。

 そんな龍頭里(ヨンドゥリ)村に、事情があって隠れざる負えなくなった財閥一家の中のトラブルメーカー、ボムジャという女性を慰めるシーンの言葉が秀逸なのだ。

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たとえ胸の傷が痛んでも

たとえ胸の傷が痛んでも

 歴史キュレーションラジオ『コテンラジオ』による【やなせたかし編】が6回目、最終回を迎えた。
 ずっと感動していたけど、最終回は本当に心揺さぶられた。

 前回の記事でも、最終回前のコテンラジオによるやなせたかし氏編の事を書きました。

 やなせたかし氏の生い立ちから始まり、戦争体験及び弟の戦死などの苦悩、そして途切れる事なく仕事はあるけど、周りの漫画家仲間達がどんどんヒット作を世に出していくのに

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生きているから悲しいんだ〜やなせたかし〜

生きているから悲しいんだ〜やなせたかし〜

 私は歴史好きで、歴史を面白く学ぶ【コテンラジオ】のヘビーリスナーだ。
 膨大な史料を分析し、客観的に考察して、しかもわかりやすく面白く話してくれるので大好きなのだけど、時々一人の人物を深掘りする回があり、それがすこぶる面白い。

 最近では、昭和後半以降なら、確実に誰もが子供の頃に通った『アンパンマン』の作者・やなせたかし氏を取り上げていて、それがとても興味深い。

 やなせたかし編の第一回放送

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久しぶりに自分の熱さを思い出した

久しぶりに自分の熱さを思い出した

 タイミングが合わなくて見逃していた映画『BLUE GIANT』をAmazon primeビデオで観た。
 後悔した。
 無理矢理にでもタイミング合わせて映画館に観に行けば良かったと。
 音響の良い映画館で観たかった〜(泣)
 あの音を全身で感じたかった。

 そういえば最近はヒーリングミュージックとしてのジャズしか聞いてなかったなぁ〜。

 実は私は20代からJAZZのファンだ。
 私は大した才

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人を守れない法律やルール

人を守れない法律やルール

 『市子』という映画を、Amazon primeで観た。

 重く壮絶な内容なのに、リズミカルな演出で、間延びする事も、辛くなり過ぎる事もなく、集中して観られた。
 主演の杉咲花さんの抑えた演技もリアリティがあって、とても良い作品だ。

 そして驚いた。
 この映画をキッカケに調べてみたところ、この平和に見える現代の日本にも、信じられないくらい多くの無戸籍の日本人がいるのだ!

 実は私は、30年

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カラフルな余生にしてみようと決めた

カラフルな余生にしてみようと決めた

 『アイスクリームフィーバー』という映画を観た。

 監督は、H&Mなどの広告や、ファッション、TVドラマ、ウンナナクール(une nana cool)他のブランディングなど、様々なフィールドで活躍するアートディレクター、千原徹也。
 この『アイスクリームフィーバー』は、「映画制作をデザインする」として、アートディレクターの視点から従来のやり方にとらわれない手法で構築された映画らしい。

 原作は

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生きるために祖国を捨てる

生きるために祖国を捨てる

 昨日Voicyで西野亮廣さんが絶賛していたドキュメンタリー映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』を観てきた。

 このドキュメンタリー映画は、戦争で荒廃したコンゴで、性暴力を受けた女性達を保護するために設立された団体「シティ・オブ・ジョイ」の活動を追ったNetflixドキュメンタリー『シティ・オブ・ジョイ~世界を変える真実の声~』で高い評価を得たマドレーヌ・ギャヴィン監督の作品。

 作品の概要はこ

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生活って美しいんだなぁ"Perfect Days"

生活って美しいんだなぁ"Perfect Days"

 2023年日本ドイツ合作映画
監督:ヴィム・ヴェンダース
主演:役所広司(2023年カンヌ映画祭男優賞)
"Perfect Days"『パーフェクト・デイズ』を観てきた。

 小津安二郎監督を敬愛していると言われるヴィム・ヴェンダース監督の作品だけあって、『東京物語』を彷彿とさせる美しい作品だった。

 《生活する》って、こんなに美しかったんだ〜と思った。
 《生きること》ではなくて《生活するこ

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【映画感想】戦う意義

【映画感想】戦う意義

 昨年11月に公開されたゴジラ70周年記念作品となる『ゴジラ-1.0』をようやく観てきた。

 初代『ゴジラ』は、1954年(昭和29年)11月3日に公開された。
 観客動員数961万人。 モノクロ、スタンダード。
 キャッチコピーは「ゴジラか科学兵器か驚異と戦慄の一大攻防戦!」だった。
 ゴジラシリーズは37作あるそうで、国産のは30作だそうだ。

 私がゴジラを初めて観たのは、幼い頃に父に連

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半世紀続けている凄さ

半世紀続けている凄さ

 今年は、50年以上続けている3人のアーティストのLIVEに行った。

 まずは私の永遠の女性アイドル・キャンディーズの蘭ちゃん!
 ライブの感想は以前記事にもしました。

 そして小学6年生のデビュー当時からファンだった郷ひろみさんの、通常のライブやディナーショーでは味わえない、様々なパフォーマーと独特の世界観を作り上げた新しい試みのショー。

 ゆっくりと着席して鑑賞する舞台は、落ち着いた大人

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推しの力 〜不滅のアイドル〜

推しの力 〜不滅のアイドル〜

 昨夜9/2、1978年9月1日にキャンディーズでデビューしてから50周年を迎える伊藤蘭さんの、50th anniversary liveを観に東京国際フォーラムへ行って参りました。

 人生で一番熱中した女性アイドル❣️
 私が中学1年生の時にデビューして、高校3年生の時に解散したキャンディーズは、私の青春そのもの。
 その後AKB48の初期メンと特にあっちゃんは好きにはなったけど、やっぱり自分

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結局のところ本能かと…

結局のところ本能かと…

 バチェラーらしくないバチェラーと言われた【バチェラー シーズン5】が最終回を迎えた。

 なんやかんや、シーズン史上一番好評だったようだ。
 ツッコミどころ…というのは少なかったけど(笑)、今までにないホッコリ感は、それはそれで楽しめた。

 今日はネタバレなしでちょこっと感想を。
 ご興味のある方だけご覧下さい。

 最終的に残った2人の女性は、最初から私の推しだったので嬉しい。
 片方は前半

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