伊藤鞠(まりりん)
いい感じに発酵するように歳を重ねていきたい私の徒然日記。 味わいのあるアンティークのような人間になりたい!
映画やドラマ、本や漫画やYouTubeやVoicyから感じたことを、思うがままににつぶやいています(๑˃̵ᴗ˂̵)
オリジナルの短編や長編小説、他に俳句などの作品をまとめています。
約1年前、2023年1月31日にnoteを始めた頃は、名前も顔も伏せて、ヌメヌメとした自分の心の沼に溜まったものを、読んでくださる方に顔をしかめられない程度に吐き出していこうと思っていた。 同級生たちの何人かは、すでに定年をむかえているお年頃で、私もコロナ禍に長年住んでいた横浜から、生まれ故郷の逗子に帰ってきてゆったりまったり隠居生活を…と思っていた。 なのに…自分の母親世代に比べて、全体的に人々が若くなっていて、自分自身を見ても、サザエさんの母のフネさんよりも年上
私は30年近く前にパニック障害を発症した。 夫のモラハラと娘の幼稚園ママ達との軋轢が原因だった。 その後10年ほど引きこもって、執筆などをしながら徐々に徐々に回復していった。 ところが、自分では「後遺症か?」と思えるような、不思議な不安症状が今もある。 例えば… 車の運転はできるけど、高速道路は不安で運転できない。 長〜いトンネルも同じく。 どちらも、人が運転する車に乗っているのは大丈夫なのに。 それから、長い登りのエレベーターと、スクランブル交差点が苦
よく記事で書いているけど、私はVoicyのヘビーリスナーだ。 そして、Voicyは学びのコンテンツが多いせいか、他のラジオ好きの人達からは、「Voicyは学びだの成長だのって前向き過ぎるのがウザい」とか「ボジティブ過ぎて辛い」という声を少なからず聞く。 Voicyヘビーリスナーである私も、実はその声に同感だ。 でも、学びや思考を押し付け過ぎないパーソナリティの方々も多いので、私は、学びや成長目的ではなく、新しい情報を知る事や、自分と違った考え方に触れる事で、自分自身
Voicyのパーソナリティである、精神科医のKagshunさんが【趣味を取り戻すためにできる事を考える】という放送で言っていたことが、最近の実体験で本当にそうだ!と思ったので、その事について書きます。 今は誰もがスマホを持っている時代で、何かわからないことがあれば、昔のように本屋さんや図書館に行かなくても簡単に調べられるし、観光もグルメの情報も、Instagramや TikTokとかで簡単に手に入る。 だから、『ドーパミン報酬予測誤差が小さくて、幸せの感じ方が小
コミュニケーション講師などをされている吉井奈々さんが、文筆家の芳麗さんとのVoicy(ラジオアプリ)内での対談で、「生理的に無理」という言い方について、「それは言葉の手抜きだと思う」と話されていて、言葉の手抜きというのは、すごくわかりやすい表現だなと思った。 私は、直接「生理的に無理」なんて言われた事はないけど、もし言われたらめちゃくちゃ傷つくと思う。 それくらい乱暴な表現だと思う。 でも、女子が集まっての会話の中では出てきがちだ。 私も未成熟な若い頃には使って
今回は長くなるし、スピ系混じるので、その辺が苦手な方はスルーしてね。 やたらと吉日が続く5月の15、16、17日、娘と一緒に初の宮古島へ行ってきた。 今回の旅は、いろんな偶然が重なって、なんで?と疑問に思うことも、全てに意味があったと、最終的に納得できた幸せな旅だった。 自分や娘の誕生日に旅行に行くことは、今までもよくあった。 でも、いつも電車で行かれる近場の温泉とかだった。 「なんで宮古島?」と娘は不思議に思っていた。 私自身も、私の人生において、宮古
SNSで知り合ったお友達の《やすねこさん》のちょっと前の投稿を見て、思うことがあった。 やすねこさんの記事はこちら↓ そういえば、一人暮らしの高齢者が家で亡くなると【孤独死】と言われる事があるな〜と思い出した。 でも、【孤独死】って何?って思う。 《高齢者の一人暮らし=孤独》というのは、もう時代遅れだと思う。 だって、日本での一人暮らし世帯の数は 、2020年の「国勢調査」(5年ごとに実施)によると、2,115万1,042世帯で、一般世帯(5,570万4,
Netflixで公開された映画【8番目の男】が面白かった。 これは、2008年に韓国で導入された国民参与裁判をテーマとした、実話を基に描く法廷サスペンス。 韓国では国民参与裁判って言うんですね。 アメリカでは陪審員制度で、【十二人の怒れる男】という映画が有名。 日本は裁判員制度で、【12人の優しい日本人】という映画がありましたね。私は見ていないけど。 あらすじはこちら↓ 日本で2009年5月に裁判員制度が始まった時、私は絶対に選ばれたくないと心底思った。
昨夜はこちら↓でサイコーな音に酔いしれた。 最近、同世代の訃報が相次ぎ、思い残すことを減らしたいという気持ちが強く、20年以上生で聞いていないナベサダの演奏も、今の内に聞いておかなくちゃ!って思ったから。 第一部の渡辺貞夫カルテットは、60年代、80年代、90年代の3人と、世代を超えた音の会話がとっても素敵だった。 やっぱりジャズはいいなぁ〜♩と酔いしれて、休憩時間には北斎カフェで、普段はビールやハイボールばかりなのだけど、久しぶりにワインを素敵な音の余韻と共に味
昨秋公開された、水木しげる生誕100年記念映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』がAmazon primeで見られるようになったので、子ども向けにポップになった現代の鬼太郎ではなく、初代のおどろおどろしい鬼太郎世代としては興味をもって早速観てみた。 小学校に上がったばかりの時に公開された鬼太郎よりも、ずっと洗練はされていたけど、欲望渦巻くあの世界線が蘇っていて、まあ面白かった。 YouTubeの東映アニメーションのチャンネルで公開されている、墓場で生まれる鬼太郎の話とは、ま
昨日、久しぶりにATMで通帳記入した。 今はネットで見られるから、以前のようにマメに記帳はしなくなった。 ネットでは見ていたのに、改めて印刷された数字を見て驚いた。 今年になってからのカード引き落としの合計がスゴイことになっていた。 わかってはいたけど、元は倹約家だった私としては驚いた。 今年に入ってから、驚くほど爆買いをした。 ゴルフクラブを全とっかえしたり、いずれ娘に遺せるからと自身に言い訳をして、今まで欲しくても買わなかった貴金属やバックや靴を、迷うこ
Netflixで配信中の韓国ドラマ『涙の女王』12話の、キム・ヨンミンが演じるヨンソンの言葉が、今ネット上で軽く話題になっている。 ヨンソンは、龍頭里(ヨンドゥリ)村という田舎町で自給自足しながら、認知症の母親の面倒をみている無欲な男性。 そんな龍頭里(ヨンドゥリ)村に、事情があって隠れざる負えなくなった財閥一家の中のトラブルメーカー、ボムジャという女性を慰めるシーンの言葉が秀逸なのだ。 ボムジャは、何度も離婚を繰り返したり暴言を吐くトラブルメーカーだけど、実は
切れ目なくずーっと喋り続ける人が苦手だ。 先日もゴルフで同じグループになった初心者の中年女性が、他の人のティーショットで構えに入ってからもずーっと喋り続けているので、何度も注意しなきゃでストレスだった。 でも、ゴルフの場合はマナーだから注意できるけど、普段は悪気ないわけだから、我慢するしかない。 以前、箱根の九頭龍神社例大祭のバスツアーに1人で参加したした時も、隣の女性が気さくに話しかけてくれて楽しくはあったけど、結構歩いた後の帰りのバスの中では、殆どの乗客が疲
歴史キュレーションラジオ『コテンラジオ』による【やなせたかし編】が6回目、最終回を迎えた。 ずっと感動していたけど、最終回は本当に心揺さぶられた。 前回の記事でも、最終回前のコテンラジオによるやなせたかし氏編の事を書きました。 やなせたかし氏の生い立ちから始まり、戦争体験及び弟の戦死などの苦悩、そして途切れる事なく仕事はあるけど、周りの漫画家仲間達がどんどんヒット作を世に出していくのに、いつまでも漫画家として花開く事のない日々、それでも辞めずに続け、漫画界の神・手
私は歴史好きで、歴史を面白く学ぶ【コテンラジオ】のヘビーリスナーだ。 膨大な史料を分析し、客観的に考察して、しかもわかりやすく面白く話してくれるので大好きなのだけど、時々一人の人物を深掘りする回があり、それがすこぶる面白い。 最近では、昭和後半以降なら、確実に誰もが子供の頃に通った『アンパンマン』の作者・やなせたかし氏を取り上げていて、それがとても興味深い。 やなせたかし編の第一回放送がこちら↓ 平成生まれの娘の小さい時には、現在のアンパンマンを一緒に見ていた
60歳を過ぎてから始めたゴルフ。 メンタルのスポーツと言われるゴルフを、感情の起伏が少なくなったこの年で始めて、本当に良かったなと最近つくづく思う。 自然相手の中、練習場のようなフラットな地面なんてほぼないから、同じように打っているつもりでも、絶対に同じじゃない。 なんで?どうして?の連続だ。 20代でやってみた時は、そんな自分自身にイライラが募って、楽しくなくてすぐにやめてしまった。 でも今は、「まあ、しょうがない」と受け入れるだけの人生経験を積んだ。 だか