伊藤鞠(まりりん)
いい感じに発酵するように歳を重ねていきたい私の徒然日記。 味わいのあるアンティークのような人間になりたい!
映画やドラマ、本や漫画やYouTubeやVoicyから感じたことを、思うがままににつぶやいています(๑˃̵ᴗ˂̵)
オリジナルの短編や長編小説、他に俳句などの作品をまとめています。
約1年前、2023年1月31日にnoteを始めた頃は、名前も顔も伏せて、ヌメヌメとした自分の心の沼に溜まったものを、読んでくださる方に顔をしかめられない程度に吐き出していこうと思っていた。 同級生たちの何人かは、すでに定年をむかえているお年頃で、私もコロナ禍に長年住んでいた横浜から、生まれ故郷の逗子に帰ってきてゆったりまったり隠居生活を…と思っていた。 なのに…自分の母親世代に比べて、全体的に人々が若くなっていて、自分自身を見ても、サザエさんの母のフネさんよりも年上
昨日、久しぶりにATMで通帳記入した。 今はネットで見られるから、以前のようにマメに記帳はしなくなった。 ネットでは見ていたのに、改めて印刷された数字を見て驚いた。 今年になってからのカード引き落としの合計がスゴイことになっていた。 わかってはいたけど、元は倹約家だった私としては驚いた。 今年に入ってから、驚くほど爆買いをした。 ゴルフクラブを全とっかえしたり、いずれ娘に遺せるからと自身に言い訳をして、今まで欲しくても買わなかった貴金属やバックや靴を、迷うこ
Netflixで配信中の韓国ドラマ『涙の女王』12話の、キム・ヨンミンが演じるヨンソンの言葉が、今ネット上で軽く話題になっている。 ヨンソンは、龍頭里(ヨンドゥリ)村という田舎町で自給自足しながら、認知症の母親の面倒をみている無欲な男性。 そんな龍頭里(ヨンドゥリ)村に、事情があって隠れざる負えなくなった財閥一家の中のトラブルメーカー、ボムジャという女性を慰めるシーンの言葉が秀逸なのだ。 ボムジャは、何度も離婚を繰り返したり暴言を吐くトラブルメーカーだけど、実は
切れ目なくずーっと喋り続ける人が苦手だ。 先日もゴルフで同じグループになった初心者の中年女性が、他の人のティーショットで構えに入ってからもずーっと喋り続けているので、何度も注意しなきゃでストレスだった。 でも、ゴルフの場合はマナーだから注意できるけど、普段は悪気ないわけだから、我慢するしかない。 以前、箱根の九頭龍神社例大祭のバスツアーに1人で参加したした時も、隣の女性が気さくに話しかけてくれて楽しくはあったけど、結構歩いた後の帰りのバスの中では、殆どの乗客が疲
歴史キュレーションラジオ『コテンラジオ』による【やなせたかし編】が6回目、最終回を迎えた。 ずっと感動していたけど、最終回は本当に心揺さぶられた。 前回の記事でも、最終回前のコテンラジオによるやなせたかし氏編の事を書きました。 やなせたかし氏の生い立ちから始まり、戦争体験及び弟の戦死などの苦悩、そして途切れる事なく仕事はあるけど、周りの漫画家仲間達がどんどんヒット作を世に出していくのに、いつまでも漫画家として花開く事のない日々、それでも辞めずに続け、漫画界の神・手
私は歴史好きで、歴史を面白く学ぶ【コテンラジオ】のヘビーリスナーだ。 膨大な史料を分析し、客観的に考察して、しかもわかりやすく面白く話してくれるので大好きなのだけど、時々一人の人物を深掘りする回があり、それがすこぶる面白い。 最近では、昭和後半以降なら、確実に誰もが子供の頃に通った『アンパンマン』の作者・やなせたかし氏を取り上げていて、それがとても興味深い。 やなせたかし編の第一回放送がこちら↓ 平成生まれの娘の小さい時には、現在のアンパンマンを一緒に見ていた
60歳を過ぎてから始めたゴルフ。 メンタルのスポーツと言われるゴルフを、感情の起伏が少なくなったこの年で始めて、本当に良かったなと最近つくづく思う。 自然相手の中、練習場のようなフラットな地面なんてほぼないから、同じように打っているつもりでも、絶対に同じじゃない。 なんで?どうして?の連続だ。 20代でやってみた時は、そんな自分自身にイライラが募って、楽しくなくてすぐにやめてしまった。 でも今は、「まあ、しょうがない」と受け入れるだけの人生経験を積んだ。 だか
タイミングが合わなくて見逃していた映画『BLUE GIANT』をAmazon primeビデオで観た。 後悔した。 無理矢理にでもタイミング合わせて映画館に観に行けば良かったと。 音響の良い映画館で観たかった〜(泣) あの音を全身で感じたかった。 そういえば最近はヒーリングミュージックとしてのジャズしか聞いてなかったなぁ〜。 実は私は20代からJAZZのファンだ。 私は大した才能もないくせに、やたらと熱苦しい感受性を持っていて、生き辛かった。 そんな熱苦
『市子』という映画を、Amazon primeで観た。 重く壮絶な内容なのに、リズミカルな演出で、間延びする事も、辛くなり過ぎる事もなく、集中して観られた。 主演の杉咲花さんの抑えた演技もリアリティがあって、とても良い作品だ。 そして驚いた。 この映画をキッカケに調べてみたところ、この平和に見える現代の日本にも、信じられないくらい多くの無戸籍の日本人がいるのだ! 実は私は、30年近く前の引きこもり専業主婦時代に、なぜか急にどこからか降りてきた、〈戦後の闇市で
今日は3月11日。 13年前の悲劇をキッカケに、今は多くの人が便利に利用しているLINEが生まれた。 とてもありがたいアプリだ。 でも、いつまで経っても既読にならない画面は…胸を刺す。 『既読は生存のサイン』と、誰かが言っていた。 じゃあ…未読は? 既読スルーがどれほど嬉しいものか、私は今年になって初めて実感した。 2024年元旦から、何度メッセージやスタンプを送っても既読にならない画面を見つめた。 大切な人を亡くした方々は、胸を引き裂かれるよう
最近つくづく思う。 『知らない』って、結構な攻撃性があるなと。 エンタメ業界の話し、地方再生の行政の話し等を聞いていても、コロナ禍の時のそうだったけど、人は知らない事を聞くと身構えるし、身構える程度ならまだ良いけど、知らないという事で攻撃したり、「前例がない」と、より良くなる筈のシステムが遅々として進まない事が多い。 そもそも生物は、初めての事や知らない事に対して恐怖を感じるもので、拒絶反応は身を守るものであるから、それ自体は仕方ない事なのだ。 でも、それで新
ずっと欲しかった同性の飲み友達ができた。 中高の同級生たちと大勢で飲むことはたまにあるけど、気軽に、そして気兼ねなく地元で飲める女友達がずっと欲しかった。 残念ながら親友はお酒を飲まないので。 その彼女とは、昨年末に高校時代の同級生に誘われて行った永ちゃんのライブで初めて会った。 誘ってくれた高校の同級生の、彼女は中学時代の同級生。 彼女はすごくサッパリしていて、初対面なのに気楽に色々話せた。 ビールが大好きとか、郷ひろみのファンだったとか、気ままな一人暮ら
『アイスクリームフィーバー』という映画を観た。 監督は、H&Mなどの広告や、ファッション、TVドラマ、ウンナナクール(une nana cool)他のブランディングなど、様々なフィールドで活躍するアートディレクター、千原徹也。 この『アイスクリームフィーバー』は、「映画制作をデザインする」として、アートディレクターの視点から従来のやり方にとらわれない手法で構築された映画らしい。 原作は、川上未映子の短編集『愛の夢とか』に収録されている「アイスクリーム熱」。 と
先週16日、文章から動画制作ができる生成AI『Sora』が発表され、そのクォリティの高さに、動画制作に関わる界隈では、戦々恐々とした意見が飛び交っていますね。 Chat GPTも今は4、0で、そろそろ5、0が出るとか…。 とにかく加速度的にAIの精度が上がっていて、今やCMタレントやSNSの案件用のインフルエンサーにも、AIモデルが起用され始めているようで。 不祥事を起こすタレントと違ってリスクが少ないし、何よりも年を取らないというメリットがあるから、これからもっと
昨日Voicyで西野亮廣さんが絶賛していたドキュメンタリー映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』を観てきた。 このドキュメンタリー映画は、戦争で荒廃したコンゴで、性暴力を受けた女性達を保護するために設立された団体「シティ・オブ・ジョイ」の活動を追ったNetflixドキュメンタリー『シティ・オブ・ジョイ~世界を変える真実の声~』で高い評価を得たマドレーヌ・ギャヴィン監督の作品。 作品の概要はこちらを↓ 韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の携帯電話には、日々何件も
2023年日本ドイツ合作映画 監督:ヴィム・ヴェンダース 主演:役所広司(2023年カンヌ映画祭男優賞) "Perfect Days"『パーフェクト・デイズ』を観てきた。 小津安二郎監督を敬愛していると言われるヴィム・ヴェンダース監督の作品だけあって、『東京物語』を彷彿とさせる美しい作品だった。 《生活する》って、こんなに美しかったんだ〜と思った。 《生きること》ではなくて《生活すること》、そんな当たり前の日常が、こんなにも美しいとは…と愛おしく感じた。 公衆