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詩のワークショップ

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#現代詩

REPORT|世界初?永瀬清子の詩を「紡ぐ」ワークショップ―夜あけの色彩は、わたしだけの色

REPORT|世界初?永瀬清子の詩を「紡ぐ」ワークショップ―夜あけの色彩は、わたしだけの色

こんにちは。詩の楽しみを広げる「詩のソムリエ」です。
溢れんばかりの新緑と、小さな花々がそよぐこの季節、詩を「紡ぐ」というおそらく世界初のワークショップを共催しました。
その様子をレポートします。

詩人・永瀬清子の家へ

現代詩人の母と呼ばれる永瀬清子(1906−95)を知っていますか?
「諸国の天女」「だまして下さい言葉やさしく」などが有名な詩人で、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の発見者でもありま

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お知らせ|「のぞき穴をのぞいてみれば」「暗い詩を読む」etc.近々の詩のワークショップまとめ(福岡開催)

お知らせ|「のぞき穴をのぞいてみれば」「暗い詩を読む」etc.近々の詩のワークショップまとめ(福岡開催)

こんばんは。詩のソムリエです。
木々が色づき、お散歩が楽しい季節になりました。芸術の秋ということで、ワークショップのお知らせです。

《津屋崎》11月26日(土)詩とおしゃべりを楽しむ「ポエジオじかん」×のぞき穴ART津屋崎▼どんなワークショップ?
まちの神社や元・美容室…あちこちにはりめぐらされたのぞき穴に隠されたアートを楽しむ「のぞき穴ART津屋崎」とのコラボです。のぞき穴をみんなでのぞきなが

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【イベントレポート】のぞきあなARTをめぐって、言葉を編む

【イベントレポート】のぞきあなARTをめぐって、言葉を編む

こんにちは。詩のソムリエです。
芸術の秋となりました。涼しくなってくると、お散歩するだけでも感性が刺激されますね。先日の詩のワークショップでもお散歩を取り入れたところ、「もぎたての言葉」が溢れ、とっても楽しく、豊かな時間でした◎その様子をレポートします。

まちじゅうに、アートな「のぞきあな」が?!10月1日から、福岡県福津市では、「のぞきあなART津屋崎」というアートプロジェクトが行われています

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【創作する人に届いてほしい】わたしが本を出してもいいの?「命をまっとうする」ために、詩集をつくった話

【創作する人に届いてほしい】わたしが本を出してもいいの?「命をまっとうする」ために、詩集をつくった話

こんにちは。詩のソムリエ 渡邊めぐみです。
先日、楽しみにしていた詩人・真名井大介さんとのトークライブを行いました!(告知)
詩集をつくる裏話はもちろん、「わたしのいのちに応えるための創作」というテーマで大いに盛り上がり、エネルギーをもらえたトークになりました。

「賞をとらないと本を出せない」・・・のか?
詩集は300冊売れれば大成功といわれるなか、5月に自費出版された真名井大介さんファースト詩

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まち歩き×詩のワークショップ「なつのまちをゆけば」/異化と創造的誤謬

まち歩き×詩のワークショップ「なつのまちをゆけば」/異化と創造的誤謬

こんにちは。詩のソムリエです。産後、約半年ぶりに詩のワークショップを再開しました。まちに「言葉」を集めにいくと、驚きとワクワクが広がっていました!その様子をすこしお伝えします。

みんなで読むと、深まる深まる今日のテーマは「まちを歩く」。というわけで、八木重吉の「なつのまちを ゆけば」をまず参加者の皆さんと読みました。

「燈はどんな感じ?」「時間帯は?」「どんなくだもののイメージ?」と対話を繰り

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【イベレポ】いち輪の詩プロジェクト/花に想いを寄せてことばを紡ぐ

【イベレポ】いち輪の詩プロジェクト/花に想いを寄せてことばを紡ぐ

いち輪の花に、詩をよせて
こんにちは。詩のソムリエです。

さいきん、お花を誰かに贈りましたか?お花をいただいたり贈ったりすると、ほわりと優しい空気ごとやりとりしているような感覚になります。

バレンタインデー前の1月末に、花と詩を通じて「あたたかい気持ち」をまん延させるアート・プロジェクトに講師として参加させていただきました!
その様子をレポートします。

アートプロジェクトのはじまりは「うっか

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【イベレポ】詩から見えてくる「わたし」を楽しむ/㈱LITALICO様出張ワークショップ

【イベレポ】詩から見えてくる「わたし」を楽しむ/㈱LITALICO様出張ワークショップ

こんにちは、めぐ@詩のソムリエです。

さて、6月5日(日)、障害と共に生きる方の就労移行支援をおこなうLITALICOワークス北九州事業所にて、利用者さんと詩を楽しみました。

詩を研究しはじめてから10年たちますが、ワークショップの帰り道、《詩って、すごいなぁ》と何度も胸の中で反芻しました。

詩は社会に何ができるんだろう?ところで、1960年代なかばのこと。サルトルが「飢えている世界において

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【イベレポ】ことばで春を味わおう!りーりーりるりるりっふっふ!&詩のレシピ

【イベレポ】ことばで春を味わおう!りーりーりるりるりっふっふ!&詩のレシピ

こんにちは。詩のソムリエ 渡邊めぐみです。
新型コロナウイルス蔓延から、早1年。さまざまなものがオンライン化し便利になった一方で、朝から晩まで画面を見続け、五感がすり減ってしまったようにも思います。

そんなときこそ、詩の出番!

イベントタイトルの「りーりーりるりるりっふっふ」は、詩人・草野心平が詠んだかえるの鳴き声。眠っていた感性をゆりおこし、冬眠からさめたかえるのように世界と出会いなおしたと

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ことばで、春にふれよう。詩のイベントお知らせ

ことばで、春にふれよう。詩のイベントお知らせ

はるがくるのはよくわかる
まつげのねっこが
しゅんしゅん うるむ
「はるなつあきふゆ」工藤直子

「詩ってほんとうに、すてきだなぁ」ふっと思うのは、いつも春です。
畑のやわらかい土を歩いたり、自転車で海辺をこいだりしながら、どこからかふわっとわきあがり、心をうるませる感情。

そんな春には、ことばを味わうイベントをいろいろやりたくなります。
今年は「ことば」で春を感じてみるのはどうでしょう?
オン

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【イベレポ】詩は、"小さくうなずくこと"。多様性のなかでよろこびあえる社会へ。

【イベレポ】詩は、"小さくうなずくこと"。多様性のなかでよろこびあえる社会へ。

詩のソムリエ、はじめての大仕事。2020年春、会社を辞めた。
まわりは転職や起業するなか、わたしは「詩のソムリエ」になった。
華麗とはいえないナゾの転身をして、半年。
はじめての大きなお仕事をいただきました!多謝!!

岡山県文化連盟さんの芸術交流実験室で、「詩であそぼう ことばを味わおう」というワークショップ&トークをさせていただくことになったのです。
ヨノナカ実習室のスミカオリさん、表現教育を

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【イベレポ】ことばのギフトを受け取ってつむぐ。あたらしい詩のたのしみかた。

【イベレポ】ことばのギフトを受け取ってつむぐ。あたらしい詩のたのしみかた。

こんにちは。詩のソムリエ 渡邊めぐみです。詩の楽しみ方や味わい方を提案しています。

とつぜんですが、「詩をつくる」というと、どんなイメージですか?
教室で白紙のうえに書かされた(いやな?)記憶がよみがえる人が多いかもしれません。あるいは、思春期のころ一人でノートに書きつけた記憶。

そうではなく、ピクニックのように気軽に、心地よく、みんなで詩を味わい、楽しめないか…
そんなワークショップが東京都

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【レポート】ひと粒で3度おいしい?詩をあじわおう!からだで遊ぼう!<わお!×詩のソムリエコラボ企画>

【レポート】ひと粒で3度おいしい?詩をあじわおう!からだで遊ぼう!<わお!×詩のソムリエコラボ企画>

こんにちは。詩のソムリエ 渡邊めぐみです。
とつぜんですが、ダンスが苦手です。唯一踊れるのは盆踊り。
ダンス必修化の前に義務教育終えててよかったよマジで。

そんなわたしですが、Jazzコンテンポラリーダンスの菅原桃子さんとのコラボレーション・ワークショップ(オンライン)をさせていただきました。

おなじ言葉、おなじオノマトペ(擬態語)ひとつとっても、感じ方は人それぞれ!笑いと表現がたくさん飛び出

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