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【海外移住】アルゼンチンの姿は日本の未来なのか?

【海外移住】アルゼンチンの姿は日本の未来なのか?

アルゼンチンに来た当時の率直な感想。
「30年前の日本にそっくり」だと思っていた。

日本では信号が消えることはない。
頻繁に電球を変えて、LEDを採用して対応している。

アルゼンチンは停電や工事の断水が日常茶飯事。
むしろ、それが生活習慣化しているとも言える。

今までは『日本が便利すぎる』と割り切っていた。
しかし、最近になってその思いが変わりつつある。

昨今の日本の不安定さ(政治や経済面

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アルゼンチンで観た日本映画   Perfect Days (ネタバレあり)

アルゼンチンで観た日本映画   Perfect Days (ネタバレあり)

今まで日本では日本の映画を観るという機会もなく、多くを語るほどの見識もないがアルゼンチンで日本の映画を観て、何とも不思議な気持ちになった。

結論から言うと『THE東京』

舞台は東京。そこで暮らす男性の日常が描かれている。
その景色一つ一つが、海外で観ることによって何とも感慨深い景色の連続だった。東京スカイツリーや首都高速での運転席の景色は、当時見ていたものと全く同じもので、アルゼンチン人にどう

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~アルゼンチンより~        無駄と不便は生きる上で大切なこと

~アルゼンチンより~        無駄と不便は生きる上で大切なこと

ご訪問ありがとうございます。
アルゼンチンからお送りしています。

先日、こんなブログ記事を見かけた。

アルゼンチンにいると、幼少期に育った頃(80年代くらい?)の日本と似ていると感じることがすごく多い。

普通に生活していてもアトラクションみたいなハプニングの連続で、どうしても日本の便利さと比較してしまう。

不便なことが当たり前だと割り切れた時に気づいた事。
不便な中にこそ、逞しく生きるため

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【ライターとしての出発点】Kindleから発売された自身の著書

【ライターとしての出発点】Kindleから発売された自身の著書

ご訪問ありがとうございます。

アルゼンチン移住の日々、そして父子での生活で気づいたことをお伝えさせていただいております。

〇 ふとしたきっかけで

今回、Kindleから『海外移住』についての著書を発売することになりました。とは言っても、ご依頼をいただいて書いたのが1年前のことで、自分で読み直しても新鮮なくらいの記憶でした。

丁寧に校正もできていないので誤字もあるうえ、著書というほどのことで

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【思春期メモ】アルゼンチン移住生活におけるデジタルデトックスのルール

【思春期メモ】アルゼンチン移住生活におけるデジタルデトックスのルール

ご訪問ありがとうございます。
父子のアルゼンチンサッカー留学での日々、感じたことを配信しています。

〇 アルゼンチンという国では

アルゼンチンでは、子供だけで外出することが法律で禁じられている。安全面での配慮のことで、12歳までは大人が付き添わないと外出できない。
日本では当たり前だったこととのギャップ、というよりも世界各国ではそれが当たり前だということを、海外生活を始めてから知った。

日本

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【思春期メモ】 アルゼンチンで14歳の誕生日!お祝いで話した約束

【思春期メモ】 アルゼンチンで14歳の誕生日!お祝いで話した約束

ご訪問ありがとうございます。
父子でのアルゼンチン移住の日々で感じたことを
感じたままにお届けしています。

子供がアルゼンチンで14歳の誕生日を迎えた。
アルゼンチンに来てから一年、父子だけでの移住生活も慣れて、初めて二人きりで外食しながら過ごすという貴重な時間になった。

1.ここまでの1年を振り返る

とにかく思い通りに進まないジレンマの一年だった。海外移住はそういう葛藤との戦いだということ

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人間関係って世界共通の悩みなのか?    ~アルゼンチンで思ったこと~

人間関係って世界共通の悩みなのか?    ~アルゼンチンで思ったこと~

訪問いただきありがとうございます。
アルゼンチン移住する親子の生活記録でございます。

ブエノスアイレス移住から一年が経過しました。
今しか感じられない言葉を発信しています。

1.人間関係って言葉

Twitterで面白い投稿を見かけた。
『良好な人間関係』って日本人特有の言葉かもって。

組織の人間関係で思い悩んでストレスになる。
多かれ少なかれ、そんな経験は誰にでもあること。

人間関係、ス

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アルゼンチンの数学の宿題からの考察 ~日本との違いとは?~

アルゼンチンの数学の宿題からの考察 ~日本との違いとは?~

ご訪問ありがとうございます。

父子でアルゼンチンに移住して一年。
気づいたことを楽しくお伝えしていきます。

1.アルゼンチンの数学の宿題

中学生になりアルゼンチンで数学を学ぶ。
日本とアルゼンチン、考え方に驚くほどの違いがあった。

っていう問題だった。
ちなみに息子は13歳、日本なら中2になる年齢。日本の中学生レベルの数学と比較すると簡単だなと思えるほどの問題。

しかし、最後の一文(もち

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なぜ言語の壁なのか ~異文化コミュニケーションって~

なぜ言語の壁なのか ~異文化コミュニケーションって~

ご訪問ありがとうございます。
日本人父子のアルゼンチン生活での気づきをお送りしています。

1.紹介したい記事

共感できる記事と出会うことができた。

まさに!っと思ってしまう内容に、気づいたら読み込んでいた。
日本人には「空気を読む」という習慣があり、どうしても相手の雰囲気と併せて話すことが、一般的だと思ってしまう風潮がある。

例えば、関東で関西人との会話をしていても、ストレートな表現で悪い

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初めてのアルゼンチンのお誕生日会

初めてのアルゼンチンのお誕生日会

1.招待されたのはいいが

学校のクラスメートからお誕生日パーティに招待された。まず、誕生日に何をするのかもわからない日本人なので、情報収集に奔走するところからがスタート地点。

・何を持っていくの?
・どんな服装が良いの?
・会費とかは?

考えるほど質問しか出てこない。とにかく時間に行けば良いって話なので、週末のサッカーの予定が終わり次第合流っていう流れ。

2.集合はフットサル場

クラスの

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個人の意識とチームの役割

個人の意識とチームの役割

1.ちょっと気になる記事に出会えた
サッカーに限らず、必ず一度はこういう経験をする。私は子供にサッカーをさせている時点で、この経験こそが人生における忍耐を養う子育ての場だという位置づけで向き合ってきた。
試合に出られることに驕らずに、出られない仲間の思いも背負ってプレーする、口で言うのは簡単なことだけど、どっちの経験もしないことには気持ちがわからないという現実もあるということ。出たいのに出られない

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嫌われることも必要 ~発信すること~

嫌われることも必要 ~発信すること~

1.好かれたいの裏返し

全員に好かれたいと思うことが、どれだけ疲れることかということに気づいた時に気が楽になったことを覚えている。嫌われることを当たり前に思っていないとやり切れないことばかりだし、全員と上手く付き合おうということの方がいびつであるって割り切れるようになった瞬間だった。
何かを背負う責任ある立場になった時に、大勢から注目されるというプレッシャーを感じると、人がどう思っているのかを気

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偉くなることの目的

偉くなることの目的

1.休めないのか休まないのか

組織に属していたサラリーマン時代。30年間同じ会社に勤務していることを疑問に感じたことは一度もなかった。かと言って大した忠誠心もなく、会社を大きくしようなんてベンチャー的な考え方も持ち合わせていなかった。
争って上に立つことに意味を感じていなかったのか、ただ自分の出来ることを繰り返していただけの毎日。でも、忙しいというよりも「充実」という言葉がフィットしていた時代だ

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伝える側の責任(仕事と子育て)

伝える側の責任(仕事と子育て)

1.『猫をしかる前にそこに魚を置くな』

叱る前にその状況に原因がなかったかを振り返る時間のこと。結果だけを追いかけて、そこにいる近い人が原因であると決めつけてしまう。それ自体が間違いではないのかもしれないが、どうしてそうなったかを一緒に考える気持ちの余裕こそが必要だという考え方。過ぎた時間を戻すことはできない、だったら次にそうならない方法を、その立場で考えてあげることが「叱る」ことなのだと言うこ

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