マガジンのカバー画像

世の中のこと

21
時たま社会派
運営しているクリエイター

#エッセイ

ケーキの切れない私がいる

ケーキの切れない私がいる

「ケーキの切れない非行少年たち」(新潮新書)を読んでみた。同じ内容をあまりにも繰り返しすぎだよという感想はちょっと置いといて…(既視感がハンパない)

私は丸いケーキを3人に等分に分けることも、5人に等分に分けることも全くできない。それが普通だと思ってたけど、どうやら「できる」方が普通らしい。

それを知って、純粋に、えー!ビックリだ!

この本の中では、犯罪や非行に走る少年の(ここでは少女も含め

もっとみる
心因性って仮病って意味?

心因性って仮病って意味?

「仮病の見抜きかた」という本を図書館で借りて読んだ。著書は内科医の國松先生。
以前にも國松先生の本は読んでいて、すっかり好きになってしまった人だ。

この本の中ではいくつかの架空の(と言っても、実際にあったような)エピソードと、「賢明な読者へ」という、やや専門的な内容の叙述と、その後のエピソードという感じでまとめられていて、そうした形のお話が10編入っている。

タイトルが「仮病の見抜きかた」なの

もっとみる

「欲しい本の値段が高い」と感じた時は。

本の値段が¥2000以上すると、正直「高いなぁ〜」って思っちゃう。

でもね、例えばUNIQLOのトップス1枚買うのに、1番安い価格帯でも¥2000〜¥3000するよね?

それでいて、トップス1枚買ったところで、コーディネートがめちゃくちゃ上手くなったりしないし、それどころかあんまり着ないで、ワンシーズンでサヨナラする事さえある。

日本の現在の物価から考えると、UNIQLOは非常にコスパの高い

もっとみる
ベーシックインカムについての考察

ベーシックインカムについての考察

ベーシックインカムって聞いたことありますか?

簡単に言うと、全ての国民に毎月国から同じ金額の社会保障費を支払いましょうという制度です。

つまり年金の全員バージョンみたいな感じをイメージしてください。

もちろん生まれたての赤ん坊から100歳のおばあちゃんまで、お金持ちもそうでない人も、所得を問わず同じだけの金額が支払われます。

結論から言うと私はこの制度に賛成です。

ただし、現在の保険制度

もっとみる
断捨離したものたちの行方

断捨離したものたちの行方

「ものを捨てる」とは言うけれど、本当にゴミ箱に捨てるわけじゃなくて、出来ればリサイクル的なことをしたいよね。
だって今まで持ってたものを手放すって、とっても辛くて寂しいことだもん。

そんなふうに物に愛着がたっぷりある私ですが、今回の「カビ事件」により、大掛かりな断捨離を決行しました!ふんふん(←ハナイキ)
今回私が取った手段をご紹介しますね。

★PC
ウィンドウズノートPC、Macデスクトップ

もっとみる
純粋なハグされたい!

純粋なハグされたい!

何かのニュースかドキュメンタリーで見たんだけど、「ハグ(性的な関係を一切含まない)することを目的としたグループや集まり」が最近多くなってるんだって。

男女問わず、そこに来ている人とハグすることが出来て、もちろん嫌な人からのオファーは断れるし、一人の人とだけハグをし続けることも、多数の人とハグを交わすことも本人の自由。

びっくりしたしたのは、それがアメリカでの話ってことなのです。
アメリカでは挨

もっとみる
10年勤めた仕事を休職してます

10年勤めた仕事を休職してます

正社員として採用されてから、最悪な人間関係、最悪なトップ、最悪な労働条件にも関わらず、なぜか10年も仕事を続けてしまった。

我ながらよく頑張ったもんだと思う。

入ったばかりの頃は、自分の居場所が出来たようで単純に嬉しかったのを覚えてる。最初からスタッフ間の人間関係は悪かったし、仕事もきつかったけど、それでも私は正社員としてこの場所にいていいんだっていうことに、新鮮な感動があったんだ。

ブラッ

もっとみる
物のない生活って贅沢だよね

物のない生活って贅沢だよね

今の価値観では物が少ないことが美徳になっていて、どんな本を見ても「捨てろ」「捨てろ」と書いてある。

確かに物がないと手入れもいらないし、掃除も楽だ。それは認める。
インテリア的にもおしゃれさんに見える。

でも私は物が大好きだし、物にすごく頼ってる。

それには多分こんな訳がある。私は小さい頃に、普通に持っているべきもの、例えばゲームとかぬいぐるみとか、洋服とか下着とか、おもちゃとか…そういうも

もっとみる
検査やエビデンスは絶対正しい?

検査やエビデンスは絶対正しい?

例えば発達障害を例にとってみると、今現在いくつかの心理検査が存在していて、それを受けて発達障害と診断された人たけが「障害」と認定されるという考え方があるよね?
その他にも脳の検査などをいくつも受けさせる病院もあるらしい。

そういう現状を踏まえてなのか、「検査を受けてはいないけど、専門医に発達障害と診断された人」は発達障害ではないという意見があるようですね。

でも、専門医であれば、ある程度の回数

もっとみる
私は自分のことが好き

私は自分のことが好き

と断言してもいんじゃないかなぁと最近思った。
だって、自分のこと嫌いって一回も思ったことないし、そもそも好きも嫌いもあんまし考えたことない。

小さい頃から自分だけの世界で生きてきて、外界にほとんど興味がなかったし、人にも興味がなかった。

自分が好きというと、自己肯定感が高い人とか、恵まれた人と考えるかもしれないけど、そういうのとはちょっと違う気がするの。

多分そうだね。私が自分を好きと思える

もっとみる
休職中のはずが、知らぬ間に退職にされていたことについて。

休職中のはずが、知らぬ間に退職にされていたことについて。

とあるクリニックの技師として勤めて10年目。

週休1日、夜までの勤務、パワハラ、違法行為などなどに、もう限界だなと思って12月末で辞めることにして、退職届も受理されていたんだけど、その前に限界を迎えて10月15日から2ヶ月の休職を申請して休んでいたところ…

11月末になって突然、「10月30日で退職になってるから、保険証返せ」的なメモ書きと白紙の傷病手当の用紙(こちらから送ったもの)が返送され

もっとみる
補聴器のこと色々

補聴器のこと色々

最初に耳が聞こえにくくなったのを自覚したのは、中学3年から高校1年生くらいの時だったと思う。
と言っても、自分の耳が聞こえにくいんじゃなくて、TVで何言ってるのかわからなくなった。なので、TVを全く見なくなったんだけど、幸いというか何というか、私は「友達と話を合わせるために一生懸命TVを見るような子」ではなかったので、「私、TV見ないんだ」で済ませていたの。

ところが大学生になって、回転式の目眩

もっとみる
薬って「もらう」もの?

薬って「もらう」もの?

日常的に使われる言葉で、「病院で薬をもらう」という言い方をするけれど、それに対してずっと違和感を持っていた。

だって、薬ってタダで「くれるもの」ではなくて、「お金を払って買うもの」だから。保険を使って3割程度の費用で購入していたとしても、その保険料を支払っているのは自分だし、もちろん残りの3割を支払うのも自分だ。

「くれる」という言葉を使うくらいだから、当然薬の値段を事前に聞いたりしちゃいけな

もっとみる