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ほどほどに丁寧な暮らし

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丁寧な暮らしをしたい。でも、無理はしないよ。少しずつ、心地よく。
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立てば芍薬、座れば牡丹~、もとは美人の形容ではないらしい。

立てば芍薬、座れば牡丹~、もとは美人の形容ではないらしい。

お寺の蓮池に一輪、華やかなお花が。
蓮が咲くにはまだ早いのに、狂い咲きかしら?

近くに寄ってみると、池ではなく、すぐそばの岸に生えていました。
まっすぐに伸びた茎の先に、鮮やかなピンクの花。

聞くと、芍薬だそうです。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
で有名な芍薬です。初めてみたー。

確かに、すっくと立っている様子は、凛と立つ女性のよう。
これを目指せばいいのか、と背筋を伸ばす

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ずぼらでも丁寧な暮らしはできる。実は簡単3ステップな毎日のお茶習慣。

ずぼらでも丁寧な暮らしはできる。実は簡単3ステップな毎日のお茶習慣。

今月の習慣化目標は「朝起きたら抹茶を飲む」こと。
月も半ばになりましたが、ちゃんと続いております。

毎朝、抹茶飲んでるなんて話すと、
「さすがお茶習ってる人はちがうな~」とか
「朝からよくそんな時間とれるね~」とか言っていただけるんですが、
実は抹茶飲むのってめちゃくちゃお手軽なんですよ。

茶道を習い始めた頃は、お稽古だけじゃなくてお家でも!なんて憧れがあったものの、道具はいろいろあるし、作法

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ゆっくりやればいいってもんでもない。

ゆっくりやればいいってもんでもない。

書道の先生に、早書きでごまかしていたのがバレました。
「練習の時はゆっくり書きましょう」と言われ悪戦苦闘していますNekojaです、皆さんご機嫌麗しゅう。

時間が倍以上かかるようになって集中力がもちませんー。集中力って、本当にプツンと切れるよね。脳みその何か前の方にある線が切れる感覚すらあるもの。

ところで。
ここで大事なのは、「練習の時は」ってとこだと思うわけです。

私の書道の先生はお茶の

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ゆっくりの方が難しい。書道5か月目の壁。

ゆっくりの方が難しい。書道5か月目の壁。

「きれいに書けるようになってきたね。でもさっさと筆を運んでいるでしょう。もっとゆっくり書いてみなさい」

そう言われたのが先月のお稽古の時。

書道を始めて5か月。
大きくてふにゃふにゃな制御不能文字しか書けなかった私も、それっぽい字が書けるようになってきた。

力んで太すぎる線にならないように、
かといって力が抜けすぎて線がガタガタしないように、
変に止まらず、流れのある文字を書けるように。

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ずっと相棒だと思っていたモチベーションは敵だったようだ。

ずっと相棒だと思っていたモチベーションは敵だったようだ。

ここ5年ほど、ヨガを習慣にしたいと思って奮闘している。

3か月続いてはやめ、6か月続いてはやめ、今度こそと思えば3日坊主で挫折し、、、

一度途切れると、3か月くらいは空いてしまう。

もともと身体がバリ固なので、
ちょっとやればすぐ効果が出る。
効果が出ると、やる気が出る。

でも、ちょっと休むとすぐできなくなる。

そんな3歩進んで4歩退がる感じが嫌で、もういいやーってなっちゃう。

ヨガを

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やる気のない桜

やる気のない桜

なんて、ないよね。

満開の枝垂桜は、ため息が出るくらい美しくて。

どうしてこんなに美しいのだろう。

桜は、懸命に生きている。

「どうせすぐ散るから頑張ってもしゃーない」とか、
「まわりのやつらが満開だし、自分はテキトーに咲いとこ」とか、
そんな風に思うことはない。

当たり前でしょって感じですけど。
自分に置き換えると、そういうことばっかり考えちゃってるなーと。

たとえすぐに散ってしまう

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雨宿り 走らず乗らず 軒下で 待ちわびた晴れの 感動たるや

3つに分かれた質屋の受付

3つに分かれた質屋の受付

この前、質屋の前を通りまして。

看板に「初めての方はこちら」「女性用受付はこちら」「男性用受付はこちら」と書いてあった。文字の隣に赤と青の人型イラストが描かれているものだから、てっきりトイレの案内かと思ってしまったよ。

しかし女性と男性で分ける必要はあるのだろうか。
質屋は使ったことがないから、そもそもどんな人が利用しているのかがわからない。

旦那に聞いてみると、「大学生がよく使うって聞いた

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オイルサーディンと、いわし油漬け。あなたはどっち派?

オイルサーディンと、いわし油漬け。あなたはどっち派?

どっちも同じ意味ですが。聞いた感じ、結構違うと思うのです。

オイルサーディン
白い大皿に並べられたオイルサーディン。トマト、バジル、バケットが添えられている。隣にはワイングラスが2つ。夫婦で語らうひと時。今度の週末は、美術館に行こうか。ええ、いいわね。

いわし油漬け
缶詰の中で整列しているイワシ。隣には缶ビール。皿を洗う音。テレビから芸人の笑い声が聞こえる。
「おい」
妻がキッチンから顔をのぞ

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書き始めるまでの長い道のり/【第2回】京都ライター塾受講レポート

書き始めるまでの長い道のり/【第2回】京都ライター塾受講レポート

江角悠子さん主催の京都ライター塾、第二回目の講座が行われたのでここにレポートを記す。

web会議に入室すると、メンバーの顔がずらっと並んでいる。初回は期待と緊張が混ざったような少し固い雰囲気もあったが、2回目となると画面越しでも和やかな空気感が伝わってくる。初回の他己紹介やペアワーク、講座中の発言を通して、それぞれの人となりが見えてきたからだろうか。

初回は書く前の心構えや、まずは情報発信をす

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体重計の遺言

体重計の遺言

旅館とか銭湯ってどこに行っても体重計がある。なんでだろう。
旅館なんて、美味しいものたらふく食べてるんだから確実に増量なのにね。

昨日出張で旅館に泊まりまして。

家に体重計が無いので、見つけると乗っておこうかなとなる。不定期健診である。

予想通りの体重に一安心して降りようと思ったら、
「体組成」の文字が。
おー。体重だけじゃないハイクラス体重計だ。

しかし年齢が表示された瞬間、電池が切れて

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ため息をついた分、幸せになれる

ため息をついた分、幸せになれる

中学生の時に、塾の先生が言っていた言葉。

「ため息は暗くなって嫌な感じがするかもしれないけれど、こうやって嫌なことを吐き出せば、空いた分だけ幸せが入ってくるんだよ。」

それから、ため息をついたときには、「お、幸せのスペースできた。なんかいいことあるかも」と思うようにしている。

んで、「せっかくだしもっと幸せ空間拡張しとこ」って、ため息をつきまくる。

これでもか!と息を吐きまくっていると、息

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コーヒーカップの取っ手の謎。

コーヒーカップの取っ手の謎。

コーヒーはブラックで飲む派だ。

月に1~2回、ランチを食べに行くお店がある。
いつも「お砂糖ミルクいりますか」と聞かれていたのだが、この前、ついに「ブラックでよろしいですか」と聞かれた。

覚えてくれたんだ…!嬉しさのあまり、危うく小躍りするところだった。毎日たくさんの一見さんが訪れるのに、足しげく通っているわけでもなく、特徴的な恰好をしているわけでもない私を覚えていてくれるなんて、すごい、あり

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節分の時期になると現れる、悪魔の豆。買い物に行く度、手が勝手に動いて、カゴに入れてしまうんだ…!