第38回 ラヴィ・アン・ローズ

薔薇の季節である。
薔薇色の頬、薔薇色の人生。薔薇には幸福なイメージがある、というか幸福なイメージしかない。
色や形を愛でて良し、香りが主体の品種はその馥郁たる香りを愛でても良し、どこをとっても花の王者たる風格を兼ね備えている。
非の打ち所がないように思われる薔薇だが、実は昔はそんなに好きではなかった。それどころかはっきり言って嫌いだった。昔というのは幼少時の話なので、そこまではっきり嫌いだったか

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花について #08 サンクコストと博打

今年は芍薬がうまく咲かない。花屋に行くのは2週間に1度のサイクルだし、よくここに書くように相手は生ものなので花との出会いはそこそこの博打感がある。でも5月下旬になっても好みの芍薬に出会えず、そのまま6月に入ってしまう年は珍しい。今年は、なぜか地域も知り合ったジャンルも全然違う知人たちがInstagramに芍薬の写真を一斉にアップしていて、それもことさらに芍薬を意識させる要因だった。季節的になんか出

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よろしければまたいらしてください。ありがとうございます。
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2019年 芒種、入梅、梅雨、霖雨 、向夏

黄昏、梅雨前。

芍薬。朝陽に染められて。

夜の帳が下りる頃。夕闇に浮かぶ富士山。

朝靄と富士山。

キャンプの朝。

向夏、旬をいただく。

黄昏スモークツリー。

雨の金曜日とビル・エヴァンス

雨だれ。

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読んでくださってありがとうございます!(o^^o)嬉しい!
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花屋の店先に並べなかった花は

つぼみの状態で買ってきた芍薬の花が日々少しずつ開いていくのを眺めるのが、最近のぼんやりとした喜びである。

「花開く」という言葉を思う。文字通りに花が開くのも美しいが、人間の才能に対して初めて使った人はすごいな。人が「開花」していく様子もやはり素晴らしいものだから。

誰もがオンリーワンの花だ、と歌われたのはもう15年以上前のことらしい。

一人ひとりがオンリーワンの存在であることにまったく異論は

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いやん…照れる…
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立てば芍薬、座れば牡丹

母が 惜しげもなく切ってきた、庭のシャクヤクを生けてみた。

「 えーっ! 切っちゃったのー ?! 」と私が言うと

「 株を元気に保つためには、早目に切った方がいいだ 」 と 母。

芍薬と牡丹って、どこが違うのかな?と思って 調べてみたら

芍薬は草本性(草)で、牡丹は木本性(樹木)なんだそう。

そういえば、note で 友達になった 〇〇〇さん家の シャクヤクは、白かったけな ... と

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スキありがとうございます^^
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動画 | 水彩で描いたモチーフをスカーフに、シャクヤクの花 | Watercolor painting #3, Pattern design, Peony flower | May 2019

YURI MIU の、先日新しくリリースしたスカーフのパターン(模様)のモチーフ、シャクヤクを水彩で描いている製作風景の動画をアップしました。

動画では紹介し切れなかった製作にまつわる話は、またここで改めて書きたいと思います。

このシャクヤク柄のスカーフは、Ayulia Miu で先に販売を始めました。

SHOP
https://www.ayuliamiu.com

creema店
http
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