熊谷珠樹フラワーアーティスト

東京・恵比寿で隠れ家サロンのフラワー教室を運営。パリのエスプリを感じながら、自分らしく花を飾り、理想のライフスタイルを実現する人たちを導いている。https://tamaki-flower.com/

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    • 読む花レッスン〜自分が整い人生がもっと豊かになる一花一葉術

      どこにいても、マイペースで花を学べるように「読む花レッスン」を始めました。読んだら実践してみましょう。無料添削を受け付けています。一輪の花を愛で、一枚の葉に遊ぶ。花のある暮らし実践講座です。

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    アール・ド・ヴィーヴル2.0ー進化する生活芸術

    Art De Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)とは、フランス人の気質を実に的確に表現した言葉だと思います。これを無理やり日本語にしてみると、「生活芸術」とか、「芸術的な生き方」とか、「生き方の技法」…どれも今ひとつピンと来ない気もします。 好きなものに囲まれた素敵な暮らしぶりをArt De Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)と言った時代もありました。今や、物がないすっきりとした暮らしを望む人が増え、断捨離やミニマリストという言葉が叫ばれる様になり、生活芸術も時代と共に

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      • 彼の岸へ想いを馳せる

        23日が秋分の日で、26日までお彼岸でした。彼の岸とは極楽浄土のこと。 ご先祖様に想いを馳せる事は、生きている自分自身が極楽浄土と繋がる大切な儀式だという信仰が日本にはあります。 太陽は真上を通り真西に沈む日。極楽浄土は太陽の沈む西にあると信じられていたので、秋分の日は極楽浄土に一番近い日とされていました。 23日を真ん中にして20日〜26日がお彼岸となっています。日本独自の習慣ですね。 お彼岸の時期は、花市場も大混乱で価格も上がります。終わってホッとするのも束の間に

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        • 花咲くやさしい朝

          むらさき系の花は、頭の中をすっきりとさせてくれる。雑音が少しずつ消えていく様な、そんな感覚があります。 このお方たちは…子供は遊ぶのがお仕事だから、静寂とは無縁でしょうね。 ま、子供らしくて良い。 今回の花材はいたってシンプル。ドラセナとアスターと紫式部。アスターは一本に沢山の花を咲かせるので、分けて使うと立派なアレンジメントが出来上がります。 これは5年生のMちゃんが作ったアレンジ。紫式部をまとめ使いしているあたりが熟練ぶりをうかがわせます。 彼女はクラスの中でも最

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          • 年月を必要とする優しい世界

            できれば柔軟に、「この自分」と思い込んでいる外の世界へ飛び出したい。そう願う人たちは、知的好奇心を満たす事がエネルギー源なのですね。 私は花を通じて、そのような方々とお会いする事で前進するエネルギーを頂いています。この場をお借りして(って、読んでないよ!)そう読んでないと思いますので、お礼を念じます。 今月の「文学と一花一葉」のテーマは谷崎潤一郎の「刺青/しせい」でした。 この、初版本の表紙のタイトルは、谷崎の3番目の奥さま松子さんが書かれたそうです。 若い頃は谷崎文学

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            野心で不満を焼き尽くす

            秋の夜長、ひとり時間を上質な文学と一輪の花で彩る。sounds 大人の贅沢ではありませんか。 鎌倉で行われている文学と花講座。秋に入って、花選びも楽しい季節となりました。 講座の流れは、まず稲垣麻由美先生が選んだ復刻本のレクチャーから始まります。 本の内容だけでなく、その時代背景や著者の辿った人生を知ることで、どのように作品が生まれたのかに迫ります。受講生の方々もその謎解きを楽しまれておいでです。 装幀のデザインや紙、文体なども今では考えられないほど繊細に作り込まれて

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            欲望のマチュリテ

            マチュリテ(maturité)とは、熟成を意味するフランス語。 中途半端な欲望は腐りやすく、生かされていると感じる欲望は成熟して行く。 だから、人として生まれたからには欲望を大切に、その時の経過を楽しんで欲しい。 耐える時期もあるでしょう。チラリと光がさす事もある。寒い日も暑い日も。優しい春の日差しに目を細める日も… 全て、熟成のために必要なプロセス。怯えることはない。 ここ3ヶ月間は、プリザーブドフラワーの集中講座が行われていました。 自分の手で美を紡ぎ出したいと

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            破壊と創造とエロス

            今月の「文学と一花一葉講座」は、谷崎潤一郎の「刺青(しせい)」です。 なんというか…予想外の盛り上がりで、私の背中にも女郎蜘蛛がずっと這い回っているようです。。 自由でいたいと思いながら、人は枠の中で生きる安心感を求めるものです。その箍(たが)を外すきっかけを与えてくれるのは、枠を突き抜けたアート作品であり、文芸なのだと思います。 刺青の初版本の表紙は蝶が描かれた「胡蝶本」と呼ばれたものだそうです。 文筆家の稲垣麻由美先生による解説は、文章のみならず、装幀のデザインや作

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            奇跡に遭遇しやすい人の特徴

            今朝は奇跡の様な素晴らしい事がありました。 今朝のウォーキングで、幸せの青い鳥に遭遇してしまった!軽井沢の野鳥の森でも出会えなかったのに、まさか、東京都内でお目にかかれるとは。。 帰ってから調べてみたら、「オオルリ」という野鳥。 スマホを持っていなかったから自分で写真が撮れなかったので、日本野鳥の会の画像を拝借しました。 もう目に焼き付いて離れない。濃いブルーの美しい鳥でした。 はて、何をもって奇跡と言うのだろうか?私がこうして生きている事だって奇跡に違いない。

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            欲望の取説

            そろそろ夏に飽きて、秋の花が恋しい頃となりました。 夏休みが終わった子や、来週から新学期という小学生がワイワイ集まる"こどもみらい塾"のフラワークラス。 ヤンチャなK君だけれど、後ろ姿は可愛らしいねえ〜。花いけの時は必ず正座する子ども侍(笑)。 私の勝手な主観ですが、なんだかんだ言っても日本の子供はお行儀が良いです。日本人のDNAというものなのでしょうか。 日本の大切な宝です。 大人はその宝を守り育てる責任があります。 DNAと言えば、ジェンダーの問題に関して、今の小

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            断捨離と洗練の違い

            自身がニュートラルであるかもわからずに、闇雲に「こうでなければ」「こうしなければ」と追い込んでしまうのは、勤勉な日本人に多い病ではないでしょうか。 「やらなければならない事は色々あるんですけれど…断捨離が終わらないんです」と、先日生徒さんが話してくれました。 断捨離って、そんなにやらなければならない事なの?情報に翻弄されないでね。 捨てることが後ろめたいのなら、今ある物を大切にして欲しい。苦痛を感じながら成す事には良い結果は訪れないでしょう。 何を考えているかという事

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            日常は小さな奇跡がいっぱい

            秋の気配を楽しみながらも、すでにクリスマス商戦が始まろうとしている花業界です。 そんな8月の終わりに、突然緊急入院したあの日のことは忘れられない。 もう10数年前の事ですが、夜中にキリキリとお腹が痛み出して、喉がカラカラなんだけどベッドから起き出せない。脂汗がタラタラ・・・助けて。 虫垂炎でそのまま入院生活へ。固形物は一切食べられず、点滴の針が腕に刺さったままの病人になっていました。 それでも、「ここから出してください!仕事に行かなければ!」と医師や看護師の方々を困ら

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            美しき苔の庭園と軽井沢の夏

            現代に生きる私たちにとって、何が望ましく、何を美しいと感じ、心底好ましいと思うことは何でしょうか? 前回に続き、軽井沢の夏休みレポートです。 いつもは、のんびりするのが目的で軽井沢の家で過ごすのですが、今回は大学生の姪っ子2名が遊びに来たので、軽井沢発祥の地を巡りました。 これらの苔の美しい庭園は、室生犀星記念館です。こちらの記念館は無料で公開しています。 室生犀星はこの別荘を昭和6年に建て、亡くなる昭和36年まで、夏はこの地で過ごしたそうです。 この別荘には、堀辰

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            量子的フローラルアート〜一花一葉

            いけばなの始まりは、お坊さんが仏様に花を捧げたことから。 そして、死者の魂を鎮める為に花で弔い、そのうちに花の名手と評判になると、朝廷や武家屋敷に呼ばれて花を飾る様になりました。 花の名手と呼ばれた、池のそばのお坊さんが、華道家元”池坊”の祖です。 夏のヴァカンスを軽井沢で過ごしておりました。大学生の姪っ子2人が家にやって来たので、今回は珍しく観光名所などを巡りました。 写真の花手水のある神社は、長野と群馬の県境にあります。 長野県側を「熊野皇大神社」、群馬県側を「熊

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            バカンスという光合成

            ジャン・コクトー(芸術のデパートと呼ばれたフランス人)。 彼はこんな風に表現した。 「パリは花を売るブティック。南仏は花を育てる温室」 夏のヴァカンスで軽井沢にやって来て、大地の匂いをかいだ瞬間、ふと思い出した。 華やかに見える花の部分しか見えていないのではないか? 根は育っているのか? 散歩の途中で思わずたじろいだ光景。 掘り起こされた巨大な根っこの群集。 それは自然芸術だった。 覚悟はあるのか?と聞かれている気がする。 私はしっかりと根を生やすことができてい

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            狂った果実

            昔の歌や映画(小説)のタイトルにも使われているけれど、すごいネーミングだと強烈に胸に刻まれています。 夏になると果物が冷蔵庫を占領するようになり、買い物に行けば、重いのがわかっていても果物優先でカゴに入れてしまいます。汗だくで、ヒーヒー言いながら家に着くと「私は狂っているのかも」と思ったりします。 どんな分野であろうと、表現者というのはどこか狂っているでしょう? ちょっと言い方がラフですけれど、強烈な負の感情がバランスを崩す時に神が現れる気がするのです。 私はしょっちゅ

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            ひらめきを育てる

            ひらめきを形にする為には知識や技術が必要です。 知識や技術は後からいくらでも習得できるけれど、その間にひらめきが消えてしまわないようにしておかなければ… 今回のこどもみらい塾フラワークラスは、夏休みで満員御礼! その為、椅子が入らず、スタンディングスタイルでの制作となりました。 色んな見方、捉え方があって愉快爽快! 子供たち、花材を目にした瞬間から、ひらめきまくるらしいです。 知識と同時に、「こうするべき」「こうしちゃだめ」が小さなトゲのように引っ掛かって、ひらめき

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