見出し画像

エキゾティックなIZAKAYAナイト


「たらばガニのサラダなど」

パリのちょいとスノッブな下町で、IZAKAYAレストランを開いたら、たちまち行列のできる大人気店になるだろう。

彼の腕前にくわえ、ディプロマティックで、小粋に空間を飾る名物マダムがいるのだもの(笑)!

「この日は赤海老」

しかし、人生は有限。
残りの時間を切り売りする様なビジネスは考えもしない。

ああ、幸せだなと思う瞬間をお金で処理するチープさが嫌。
豊さとは共有するものだと分かったから。

今回は、花のレッスンから始まってディナーというフルコース。
生徒とか友達を飛び越えて、いつの間にかみんな家族になっちゃって。
だから、私の誕生日を祝いに来てくれてた方々へおもてなし。

今回、フライングで7月のレッスン課題をスタートさせました。
”紫陽花モヤモヤ” を終わらせて夏に向かおう!というわけです。

今回使うオリエンタルリリーは、西洋で品種改良されたものですが、
その元を辿ると日本原産の百合です。

紫陽花同様、シーボルトが持ち帰った日本の百合から、オランダを中心に
ヨーロッパで次々と品種改良され、それが日本へ逆輸入されたのです。

こういう美しいバトンリレーはとても友好的で素敵ですよね。

そして、今回はその中でも最先端を行くローズリリーという薔薇咲き(
八重咲き)の百合です。

西洋で、エキゾティック芸術(ヨーロッパ圏外から入った)が盛んになったのは、第一次・第二次両大戦間期。それは、アール・デコの美意識と造形に大きな影響を与えました。

日本の浮世絵が印象派に影響を与えたのも同じ頃。
フランス植民地博覧会なるものが開催されたのもこの頃で、文化芸術に強烈な刺激があった時代なんですね。

この時代は竹の子の如く新しい芸術運動が起こり、その層が厚くて大変興味深い。大きな大戦に挟まれた過酷な時代ならではの躍動なのでしょうか。

生きる希望を芸術活動で見出そう、その活路を築こうという意志が感じられてなりません。

こういうことを後世に伝えて行かねば。
がんばろっと!

「みんなありがとう〜しあわせ!の画」


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?