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丸くなるな星になれ


「小2女子の作品」

バラバラになったものを再構築し新たな秩序を創造する…
なんとキュビズムな!と、大絶賛する先生バカ(笑)は私。

こどもみらい塾フラワークラス。
今回は夏休みムード満載で、マレーシアからの留学生もあったりして。
みんな元気に創作に没頭していましたよ。

メインの花グラジオラス、グリーン類をバラバラに切り分けて、唯一無二を表現。

「小1女子の作品」

これらはキュビズムであり、ブリコラージュであると言えるでしょう。

「野生の思考」著者、クロード・レヴィ=ストロース。
彼はサルトルと決別した事でも知られていますが、社会人類学者でフィールドワークを重じ、世界を駆け巡り幅広い研究をした人です。
(日本好きでも知られる)
後に、パリのカルチエラタンにある、”コレージュ・ド・フランス”という最高教育機関で講師も務めました。この教育機関で講座ができるのはごく限られ大変名誉な事なのです。(熱狂するほどリスペクト!)

ちなみに、フランスの教育に対する姿勢は本当に素晴らしくて、この”コレージュ・ド・フランス”は一度登録するといつでもオンラインで講座にアクセスできるのです。私も昨年パリへいった時に早速レジストリして、時々オンラインで受講しています。

「来年小学生の男子作」

さて、レヴィ=ストロースが提唱した”ブリコラージュ”。
それは器用な手仕事という意味ですが、私はもっと興味を唆る言い方として芸術を採用したい。ないし、軽やかにアートでもいい。

私が知りたかったことをズバリ、こんなふうに教えてくれる。
ブリコラージュとエンジニアリングは大きく違うと。
ものすっごくシンプルに言うと、目標の形を目指して作ろうとするのがエンジニアリング。その時の状況に応じて器用に何かを作ってしまうのがブリコラージュ。それゆえ、無秩序であることを受け入れられないのがエンジニアの弱いところ。

子供たちには、まだ未開思考があるのです。だから、躊躇せずバラバラにした無秩序を再構築できる。

「小1男子の作品」

丸くなるな星になれ。
キュビズムの先駆者、パブロ・ピカソは誰もが生まれながらにしてアーティストだと言ったのだ。

自戒を込めて。



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