Nekoja

京都が好きで移住してしまった会社員。お寺のサイトの編集・ライティングのお仕事。note…

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京都が好きで移住してしまった会社員。お寺のサイトの編集・ライティングのお仕事。noteでは京都、読書、観劇のことなど発信。休日は着物で神社仏閣・美術館巡り。表千家茶道もゆるりと。身の回りのものを少しずつ伝統工芸品にアップデート中。糺の森に住みたい。

マガジン

  • 書く部|みんなでつくるマガジン

    • 2,828本

    メンバー同士、もう少し交流というか「あ、どーも」があっていいのかなと。記事を書いたら(よければ)放り込んでください。ぜひ、あなたも読んでください。基本はその日の記事を、あと「これ読んで!」って過去記事も数本なら。みんなでいいマガジンにしましょ~🙌

  • ほどほどに丁寧な暮らし

    丁寧な暮らしをしたい。でも、無理はしないよ。少しずつ、心地よく。

  • 着物とか、伝統工芸とか。

    職人さんの想いが込められた手しごとは、使うたび、纏うたび、幸せな気持ちになるのです。

  • この本、オススメ!

    好きな作家さんは、森見登美彦氏、万城目学氏、三浦しをん氏、泉鏡花氏、今村翔吾氏。随筆なら、志村ふくみさん。

  • 京都さいこー。

    京都検定1級目指して勉強中。

最近の記事

推し活と茶会をかけあわせたら最高に楽しいのではないだろうか。

最近、家で茶会をやるならどんな風にしようか、というのを考えて楽しむ日々です。 茶道具は全然持っておりませんので、家にあるものでいかに代用するかを考えてます。それがまぁ楽しい。 制限の中の自由ほど、わくわくするものはないのです。 掛け軸のかわりに手拭いをかけてみようか、菓子器はないけどお菓子をのせるのにちょうどいいお皿はあるな、釜の代わりにケトルで沸かしたお湯を急須に入れればいいかな、などなど。 あれこれ思いあぐねていると、テーマを決めたくなってきた。 夏なら水をテーマ

    • マッチは微炭酸!

      高校生のときの、部活の合宿での話。 最後の夜に、皆でレクリエーションがあって。 障害物競走、的なものをしたんだと思う。 炭酸を飲み干さないと次に進めない、という段で。 外で見守っていた先輩が、走者に向かって大声で叫んだ。 「マッチは微炭酸!マッチは微炭酸!」 走者はその助言通り、マッチを速やかに飲み干して、走っていった。 コーラを飲んでいる人は、苦しそうだった。 私はその時、マッチを飲んだことがなかった。 炭酸にも強弱があるのをこの時初めて知ったように思う。 合

      • 初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

        初めて自分で着物を買ったのは、社会人2年目くらい。 とにかく着物を着てみたかった。自分の着物が一枚欲しかった。 でも当時、何も知らなかったなー。 私が知っている着物といえば、成人式で着た振袖か、式典とか結婚式で出席者が着ている煌びやかなザ・キモノ。 あの頃はふだん着物があるということを知らなかった。着物は特別な日に着るものであって、ふだん着るのはずっと昔の話。今では時代ドラマの中だけだと思っていたんだもの。 そんなもんだから、初めて買ったのは付け下げ(豪華着物のライト

        • 友人の茶会に呼ばれて、やっとお菓子以外の楽しみがわかった。

          茶道の何がいいって、美味しいお菓子が食べられること。これに尽きる。始めた理由も、続ける理由も、これに尽きる。いや、尽きないけど。大部分を占めていることは間違いない。 お茶を点てるのも楽しい。 でも、道具を拝見するのは、あんまり興味ない。 茶道ってね、道具をめっちゃ見るんですよ。 まず茶室に入ったら掛け軸とか花とか釜とか見て回って、お茶を飲んだらお茶碗をじっくり見て(隣の人の飲み終わったお茶碗が、見るためだけに回ってくる!)、終わったら退出する前にもっかい道具を見て回っ

        推し活と茶会をかけあわせたら最高に楽しいのではないだろうか。

        • マッチは微炭酸!

        • 初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

        • 友人の茶会に呼ばれて、やっとお菓子以外の楽しみがわかった。

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        • 着物とか、伝統工芸とか。
          15本
        • この本、オススメ!
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          12本
        • 歌舞伎とか、美術館とか。
          7本

        記事

          浴衣にぜひともあわせたい、お気に入りの帯がこちらです。

          夏といえば夏まつり!花火大会! そして浴衣!いつもと違うお互いの姿にキュンときちゃう、甘酸っぱい青春もぎゅぎゅっと。あぁ、カルピスが無性に飲みたくなってきた。 そう、夏は和服人口がどかんと増えるので目の保養です。たのしー。 祇園祭にもたくさんの方が浴衣で着てましたよ~。 でも浴衣って、1年に1回、お祭りの時しか出番がないイメージありますよね。もったいない。夏はどんどん着ていこう。 いわゆる「着物」よりもカジュアルだし、夏だし、思い切って楽しめばよいと思うんです。 たと

          浴衣にぜひともあわせたい、お気に入りの帯がこちらです。

          たまには涙をみせたっていいがな

          生きているんだもの。 最近職場で、「大切にしていることは何か」というテーマで話をした。 いつもご機嫌でいること、心身の健康を維持すること、感謝すること、学ぶこと、、、1分ほどの短い発表だけれども、その人らしさがうかがえる。 帰り道、ちょっとだけ派生して、「大切にしている言葉」について考えてみた。座右の銘とまでは言わないかもしれないけれど、心の指針にしているものがある。 相田みつをさんのことば。 高校生の時にこの言葉に出会って、「あぁ、これはいい。私が目指すべきはこん

          たまには涙をみせたっていいがな

          note脱落しかけたけど復活したのは、一通のメールのおかげでした。

          1ヶ月くらいnoteの更新をさぼりました。 それまではなんだかんだ数日おきくらいには書けていて、やればできる子!と自分を褒めたたえていたのに。 なんで更新できなかったかなんてもう覚えていないのだけれど、1週間くらい書けない日が続いて、腰がずどんと重くなってしまった。書く楽しさよりも、考える大変さとパソコン画面を見る眼球の疲労感が勝ってしまったのです。 そんな中で奇跡的な生還を遂げたのにはわけがあって、 ずばりnote事務局からのメール。 「今月中に投稿したら、10か月連

          note脱落しかけたけど復活したのは、一通のメールのおかげでした。

          その師匠は、そこまでの人なんだ

          最近ちょこちょこお茶会に参加しています。 茶道の世界ってもっと怖くてネチネチ、チクチクしているのかと思っていたけれど、そんなことないようです。楽しいです。 とはいえ時々、いるんですねぇ。 「わー、いけずー」な人が。 そんな話を先生としていたら、 「お客さんでも亭主でも、しょうもない人はいる。そんなのは放っておけばいい。で、師匠がそこまでの人と思われるのよ」 とおっしゃってました。 そうか、本人だけではなく、師匠の評判が落ちてしまうのか。それはまずい。 以来、私も 先生

          その師匠は、そこまでの人なんだ

          曇り空の下、ひときわ映えるエメラルドグリーンのTシャツの中央に、どんと白字で縦に書かれた「推しが尊い。」。あなたの推しは誰なの?気になるなぁ。無言で愛を叫ぶ、そんなあなたが私は尊い。

          曇り空の下、ひときわ映えるエメラルドグリーンのTシャツの中央に、どんと白字で縦に書かれた「推しが尊い。」。あなたの推しは誰なの?気になるなぁ。無言で愛を叫ぶ、そんなあなたが私は尊い。

          書くもカメラも、しぼり値の調整が大事。

          学生時代に雰囲気でカメラを買って以来、すっかり押し入れのお局さんとなっていた一眼レフカメラを引っ張り出して、時々写真を撮るようになった。 しぼり値を調整して背景をぼかすと、素人写真でもなんだかそれっぽく撮れるから不思議。 そういえばyoutubeのショートで「iphoneでおしゃれに撮る方法」が流れてきて、それもやっぱりポートレートモードで周囲をぼかして撮りましょう、というものだった。 なんで絞るとそれっぽく撮れるのだろうか。 たぶん、何を撮りたいか、というのが自分の

          書くもカメラも、しぼり値の調整が大事。

          頼る、は双方向なんだ。

          仕事の上司の上司がパワープレーヤーで、ちょっとしんどい。 でも、言っていることは理にかなっていることも多いので、自分の考え不足だなーとか、もっとうまく立ち回れない自分が悪いんだなよなーとか反省して、どうにか折り合いをつけて前に進んでいこうと奮闘していた。 けれど、最近爆撃が多くて、ついにいっぱいいっぱいになってしまった。 直属の上司(は優しい)に方針についてちょっと噛みついて、そこから話し合いに。私が何にモヤモヤしていて、どうすれば解決するのか、一緒に考えようとしてくれ

          頼る、は双方向なんだ。

          着物で食事、を克服するために持っていくもの。

          着物のハードルの一つに、食事問題が、ある。 「汚れたらどうしよう。染み抜きウン万円するんでしょう…」 「ラーメンみたいなはねやすいものは論外でしょ。ミートソースとか、はねやすいものも避けた方がいいでしょ。袖があるからみんなで大皿系もちょっとね…」 「そもそも帯苦しくて全然食べられない、食欲わかない、食べたら苦しい」 みたいなね。 気にするなって言われても、奮発して買った着物だし、どうしたって気にしちゃう。 せっかくの美味しい楽しい食事にも集中できないし、もし本当に染み

          着物で食事、を克服するために持っていくもの。

          なんだって、非合理で、野暮から始まる。

          先月からはじめた毎朝の抹茶習慣。 お稽古ではきちんと点前を練習しますが、 家で飲むときは結構てきとーです。 この3ステップで続けていたわけですが、 ある時、茶筅(ちゃせん:抹茶を点てる時に使うシャカシャカするやつ)の先がぽきっと折れていることに気づいて。 うそぉ、まだ全然使っていないのに、、 そんな話を先輩にしてみると、 「家で飲む時も、茶筅通しはしたほうがいいですよ」と言われました。 茶筅通しというのは、お茶碗にお湯を入れて、茶筅の先っぽを湿らすことです。茶筅をお茶

          なんだって、非合理で、野暮から始まる。

          巻紙で手紙を書いてみた。

          巻紙ってご存じですか? そう、時代劇で殿がパラパラっと広げて読んで険しい顔をする、あの、手紙です。 完全に廃れたものと思っていたのですが、お茶の世界では使われていることを知りました。 というのも、お茶のお稽古でよく一緒になる先輩から、自宅でお茶会をやるから、とお誘いいただいて。これ詳細です、と巻紙に書かれた手紙を渡されたのです。 ながーい和紙に墨で書かれた文字。小筆でこんなに綺麗に書けるものなのか!と感動する。 すると先生から、「行きますという返事、終わった後のお礼を

          巻紙で手紙を書いてみた。

          わたしも裁かれたい。きっと全noterが城崎温泉に行きたくなる。―万城目学『城崎裁判』

          城崎温泉でしか買えないご当地本。 もうこの時点でわくわくなんですが、 万城目学氏の書下ろし小説があるというではありませんか! これは絶対に面白い!まちがいない!読みたい!今すぐに! しかしネットでは買えない。 城崎温泉に来てもらうための撒き餌である。 よろこんで食いつこうじゃないですか。 ということで。 まんまと策略にはまり、城崎温泉に行ってきました。 城崎温泉といえば、やっぱり志賀直哉の『城崎にて』。 2013年、志賀直哉の来湯100年を機に、次なる温泉地文学を生み

          わたしも裁かれたい。きっと全noterが城崎温泉に行きたくなる。―万城目学『城崎裁判』

          冷え性さんこそ夏着物をおすすめしたい。

          もうすぐ6月ですね。衣替えですね。 6月1日から衣替え、の習慣ってまだ残っているんでしょうか?4月くらいから夏日あった気がしますけれど。 さて、着物の世界でも季節によって、 袷(あわせ)→単衣(ひとえ)→夏物→単衣→袷というように種類が変わっていきます。 このあたりで、「うわ、決まり多いなー。無理、わからない。」ってなる人が多いと思うんです(昔の私です) 洋服に置き換えたら、セーター→長袖シャツ→半袖Tシャツ→長袖シャツ→セーターみたいなもんで、そりゃそうだよね、って話

          冷え性さんこそ夏着物をおすすめしたい。