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着物とか、茶道とか、伝統工芸とか。

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職人さんの想いが込められた手しごとは、使うたび、纏うたび、幸せな気持ちになるのです。 まぁまぁ一服、いかがですか。
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二日酔いには抹茶をどうぞ。

二日酔いには抹茶をどうぞ。

この前久しぶりに飲みすぎて、朝目覚めたら頭が痛い…
これじゃあ仕事にならんがな。

なんとか体を起こして朝の抹茶を一服。
するとどうでしょう。頭がすっきりしていくではありませんか。

治りはしないものの、だいぶ持ち直して無事仕事を乗り切りましたとさ。

ところでご存じだろうか。

抹茶が日本で飲まれるようになったのは、鎌倉時代のこと。
臨済宗の栄西禅師が中国から茶の種子を持ち帰ったのが始まり。

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着物の息苦しい問題を解決する方法

着物の息苦しい問題を解決する方法

特に着物を着始めの頃は、着崩れないようにぐいぐい紐を締めるので、まぁ苦しい。

とりわけ、呼吸ができないのがしんどかったなぁ。
胸の下で何本も紐を締めるんですよ。そりゃ肺が膨らみませんて。

必然、呼吸が浅くなり、酸欠気味になり、頭がくらくらするという…

より快適に着物ライフを送るべく着方を研究する日々ですが、効果の大きかった解決方法は、以下3つ。

①コーリンベルトを活用してゴム製にする&紐の

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初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

初めて着物を買った時のこと。あの頃は何も知らなかった。

初めて自分で着物を買ったのは、社会人2年目くらい。
とにかく着物を着てみたかった。自分の着物が一枚欲しかった。

でも当時、何も知らなかったなー。

私が知っている着物といえば、成人式で着た振袖か、式典とか結婚式で出席者が着ている煌びやかなザ・キモノ。

あの頃はふだん着物があるということを知らなかった。着物は特別な日に着るものであって、ふだん着るのはずっと昔の話。今では時代ドラマの中だけだと思っ

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浴衣にぜひともあわせたい、お気に入りの帯がこちらです。

浴衣にぜひともあわせたい、お気に入りの帯がこちらです。

夏といえば夏まつり!花火大会!
そして浴衣!いつもと違うお互いの姿にキュンときちゃう、甘酸っぱい青春もぎゅぎゅっと。あぁ、カルピスが無性に飲みたくなってきた。

そう、夏は和服人口がどかんと増えるので目の保養です。たのしー。
祇園祭にもたくさんの方が浴衣で着てましたよ~。

でも浴衣って、1年に1回、お祭りの時しか出番がないイメージありますよね。もったいない。夏はどんどん着ていこう。

いわゆる「

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着物で食事、を克服するために持っていくもの。

着物で食事、を克服するために持っていくもの。

着物のハードルの一つに、食事問題が、ある。

「汚れたらどうしよう。染み抜きウン万円するんでしょう…」
「ラーメンみたいなはねやすいものは論外でしょ。ミートソースとか、はねやすいものも避けた方がいいでしょ。袖があるからみんなで大皿系もちょっとね…」
「そもそも帯苦しくて全然食べられない、食欲わかない、食べたら苦しい」

みたいなね。

気にするなって言われても、奮発して買った着物だし、どうしたって

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冷え性さんこそ夏着物をおすすめしたい。

冷え性さんこそ夏着物をおすすめしたい。

もうすぐ6月ですね。衣替えですね。
6月1日から衣替え、の習慣ってまだ残っているんでしょうか?4月くらいから夏日あった気がしますけれど。

さて、着物の世界でも季節によって、
袷(あわせ)→単衣(ひとえ)→夏物→単衣→袷というように種類が変わっていきます。

このあたりで、「うわ、決まり多いなー。無理、わからない。」ってなる人が多いと思うんです(昔の私です)

洋服に置き換えたら、セーター→長袖シ

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憧れの着物生活、どこ着ていく?

憧れの着物生活、どこ着ていく?

着物に興味ある人は結構多いと思っている。私の周りにも、着てみたいー!って言ってくれる子は多い。

で、だいたい二言目にくるのが、
「でも着ていくとこないしな~」
なんですよね。

いやいや、服だよ!ただの服だよ!
皆いつも服着てるじゃない!

と思ってしまうのですが、かく言う私も、かつては「友人の結婚式以外で着ることなんてあるのか?」と思っていた民なので、ちゃんとわかりますよ、その気持ち。

とい

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着物を着たい。でも草履は歩きにくいし痛いから…という人へ。

着物を着たい。でも草履は歩きにくいし痛いから…という人へ。

着物のハードルは悲しいかな山ほどあるけれど、足元の問題は切実だと思う。歩くのがしんどかったらどこにも行けないもの。

小学生の頃、夏祭りに浴衣を着ていくのがものすごく楽しみだった。けれど同じくらい下駄を履くのが嫌だった。

かならずマメできるし、絆創膏くらいではとうてい守り切れない。せっかくの楽しいお祭り。屋台もたくさんまわりたいのに、歩くのが痛くて痛くて…かといって洋服のサンダルを履くのは負けた

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ちいさな夢。

ちいさな夢。

京都高島屋で開催されていた「文化勲章三代の系譜―上村松園・松篁・淳之」を見に行ってきた。

上村松園さんの描く女性がとても好き。

女性らしい柔らかさもありながら、強い意思がある。
外面的な“女の美しさ”ではなくて、一人の人間としての美しさがあるというか。芯があって、絵の中で生きている感じがするのです。

あと、着物の組み合わせが素敵。
画集を見ていると、ファッション雑誌を見ている気分になってくる

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着物を着たい!着付けはどこで覚えればいい?

着物を着たい!着付けはどこで覚えればいい?

着物ライフ最大の難所、「着付けどこで覚えるの」問題。
着物は、おばあさんのがある。でも着付けができない!という話、結構聞きます。

誰ですかこんなに着付けのハードルをあげた人は!

と、嘆いても仕方がないので、経験上おすすめな方法(というか私がどうやって覚えたか)をお伝えしてみようと思います。

着付け、どうやって覚えた?①大学時代、着物を着る飲食店でアルバイト。

二部式とかではなくて、ちゃんと

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つげぐし使い始めたら、髪質変わったねって言われたよ。

つげぐし使い始めたら、髪質変わったねって言われたよ。

長らく、ホテルのアメニティのブラシやら櫛やらを持って帰って、日常でも使ってるような人間だったのですけれども、数年前につげぐしを買いました。

これがもう、素晴らしくて。

つげぐしって、椿油とかの植物性油を染み込ませているんです。
だから髪をとかすと、オイル効果で髪がしっとりつやーってなる。

毛量が多くて剛毛で、パサーって広がっちゃうのが悩みだったのですが。
くし変えただけで全然まとまりが変わっ

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楽に着物を楽しみたい。補正タオルは必要?

楽に着物を楽しみたい。補正タオルは必要?

着物を着たい!と思って、必要なものを調べて、「うわ、こんなにいろいろ使うのか…」って挫折する人、結構いると思う。

初めこそ教えられたとおりにアレコレ揃えて着てましたけど、だんだんと、「いかに少ないアイテムで楽に着るか」というのを考えたくなるのですよね。

だって、苦しいし、重いし。

街にお出かけ~な時は、襟芯・帯板使わないし、帯枕いらない結び方(銀座結びとか)をする。これらがないだけで相当軽く

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茶道はお金がかかりそうというイメージについて

茶道はお金がかかりそうというイメージについて

スポーツジムでもヨガでもピアノでも、入会金○○円、月謝〇〇円といった具合に、今どき明瞭会計が当たり前。

でも茶道って、そういうのが見えづらいんですよね。

免状の種類がたくさんあって、その度にお金がかかって、先生にも何やら包まないといけないらしい…みたいな、漠然とお金がすごくかかるイメージがありました。

まぁ、ネットで調べれば、実際のところどうなのかを書いてくれてる方がいるのですけれど。

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「ワンピースときどき、着物。」
KIMONO MODERNさんのキャッチコピーめちゃくちゃ好き。
着物も日常着のひとつ。そんな世の中になったらいいな。
▶︎https://www.kimonomodern.com/