マガジンのカバー画像

好きな記事、好きな小説、好きな文体

225
個人的に好きな記事や小説や文体。個人的に注目している書き手、活動。
運営しているクリエイター

#ビジネス

「感動した!」と言ってもらえるぼくの料理には、圧倒的な戦略とロジックがある

「感動した!」と言ってもらえるぼくの料理には、圧倒的な戦略とロジックがある

はじめまして。鳥羽周作と申します。「sio」という代々木上原のレストランでシェフをやっています。

このnoteでは、ぼくがふだんどのようなことを考えながら料理づくり、お店づくりをしているのかをお伝えしていければと思います。



ただの「おいしい」ではなく「感動した!」と言われたいぼくが目指すのは、ただの「おいしい」ではありません。「感動」です。

日本に「おいしい」お店は無数にありますが、「

もっとみる
私たちが、自分の才能に気づけない理由

私たちが、自分の才能に気づけない理由

しょっちゅうプロ野球の話をしているので「野球に詳しい子」という扱いをされることが多い私ですが、自分ではあまり詳しいと思ったことがありません。

もっと野球のこと書いた方がいいよ!とか、そのうち野球の仕事くるんじゃない!?と言われるものの、私より詳しい人をたくさん知っているので、謙遜ではなく本気で「いやいや、私なんて…」と思ってしまうのです。

最近そんなやりとりを何度か繰り返していたことで、ふとこ

もっとみる
しくじりプロダクトグロース

しくじりプロダクトグロース

はじめにプロダクトグロースについては、わかりやすく体系化された記事も多いですが、その一方で、Product-Market Fit(PMF)以降「グロースするぞ!」という段階になって、そのあと大きな成長ができず伸び悩む……といった状況を、何度か見てきました。

この記事では「しくじり」の名の通り、そんな失敗や反省をもとにした学びを中心にまとめています。

よくある失敗PMF以降、LTV > CAC

もっとみる
豊かさとは多くを得ることではなくたくさん「回す」こと

豊かさとは多くを得ることではなくたくさん「回す」こと

「戦争は資本主義が加熱し、奪うことで成長しようとしはじめたときに起きるのだ」

100分de平和論を見て一番印象的だったのは、経済のあり方について書かれた本が半分を占めていたことだった。

ブローデルの「地中海」と井原西鶴の「日本永代蔵」。

一見すると「平和」に直接関係のないように思えるこの二冊から読み解く平和のあり方は、私たちがこれから「成長」にどう向き合うかを考えさせるものだった。

二冊に

もっとみる
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第一檄「人のふりした猿にはなるな」

全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第一檄「人のふりした猿にはなるな」

 はい、瀧本です。
 とくに今日は自己紹介する必要もないと思うので、バーッと進めますね。
 僕は話すのがちょっと速すぎるようで、よく通訳が必要とか言われるんですが(笑)、ここに集まったみなさんは頭も良いかと思うので、京大の授業でいつもやっているようにやります。
 はい、ついてきてもらえればと。
 で、今日のこの会場は、東京大学の伊藤謝恩ホールです。みなさん、「伊藤」って誰のことだか、わかります? 

もっとみる
誰も教えてくれないビジネス的「女性誌」の読み方

誰も教えてくれないビジネス的「女性誌」の読み方

『女性誌は、最高のマーケティングの教科書だ』

中学時代から毎月10冊近く女性誌を読み続け、主宰コミュニティ『消費文化総研』では毎月雑誌を深める会を開催しながら、最近改めてその確信を深めている。

特にVERYはいつ読んでもまなびの多い雑誌で、あまりに好きすぎて以前VERYの読書会も開催した(ちなみにこれがきっかけでコミュニティの定例会として雑誌の読書会をやりはじめた)。

女性誌の何がそんなに面

もっとみる