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主にアプリやwebサービスをつくるおしごと。サービス企画 / マーケティング / アク…

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主にアプリやwebサービスをつくるおしごと。サービス企画 / マーケティング / アクセス解析 / データ分析 / グロース / webメディア / 海外サービス / 事業戦略

最近の記事

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しくじりプロダクトグロース

はじめにプロダクトグロースについては、わかりやすく体系化された記事も多いですが、その一方で、Product-Market Fit(PMF)以降「グロースするぞ!」という段階になって、そのあと大きな成長ができず伸び悩む……といった状況を、何度か見てきました。 この記事では「しくじり」の名の通り、そんな失敗や反省をもとにした学びを中心にまとめています。 よくある失敗PMF以降、LTV > CAC のユニットエコノミクスが成立し、事業として安定した黒字化ができていると、「あとは

    • 「現代思想 物流スタディーズ」が、へたなビジネス書より面白い

      現代思想の3月号「物流スタディーズ」を、読んでいる。 「カルチュラル・スタディーズ」のようなノリで、「物流スタディーズ」特集を組んだのは驚きだが、へたなビジネス書より面白い。 まだすべては読めてはいないが、興味深いトピックと考えたことを、いくつかまとめておく。 ---------------------------------------- 物流(Transportation)から、データ通信(Teleportation)へAmazonが2015年(!!)に、モノを取り

      • noteをグロースさせる方法

        noteユーザーかつ、サービスグロースがすきなので、下記の企画にのってみようと思います。 考え出したらおもしろくて、長くなってしまった。。 私は、どちらかというと数値を見てのグロースのほうが本業なのですが、 ・詳しいデータが手元にない ・ごりごりの数値上げや、へたなハックをしたいわけでもない ・・・というところから、noteが大事にするものをいちユーザーとして汲み取りつつ、フェーズを分けて考えてみました。 ------------------------------

        • Mercari CES 2018 報告会で見えたこと

          先日、Mercari CES 2018 報告会 に参加してきました。 新技術の実例紹介が沢山あって、まさに「速度」を感じたのですが、そのあたりのレポートは割愛して、自分が特に気になった大きな流れと、考えたことをまとめておきます。(やや遅刻&最後までいれなかったので、内容網羅はできていませんが…) 日々、新しい「へー!」「すごい!」というニュースが流れていくので、それをただ浚うのではなく、落ち着いて、大事なもの掬い取って、そこから綺麗な結晶をつくるような、そんな練習をしない

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        しくじりプロダクトグロース

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        • Mercari CES 2018 報告会で見えたこと

          速度に流されず、乗りこなすために

          先日参加したメディア勉強会以降、速度について考えることが増えた。 そして、その中でどうすれば、自分にとって、そして組織にとって、より良い仕事ができるのか?というのは、自分の大きな課題になっている。 テクノロジーがもたらす速度に、置き去りにされる恐怖仕事における問題解決や意思決定で、テクノロジーの支配する領域が増えている。そして、ヒトのアナロジーが必要とされなくなってきている。 そういったことを、実務レベルで体感しはじめている。 自分は、もともとプロダクト企画業務に関わって

          速度に流されず、乗りこなすために

          メディア勉強会「動物化、亡霊化したメディアの行く末」に行ってきた。

          1/19(金)石田健×米重克洋 メディア勉強会「動物化、亡霊化したメディアの行く末」に行ってきました。 個人的には、まずイベントの公式説明文(下記)が衝撃的で……。現在のメディア業界とその課題を端的に捉え、かつ文学的表現でまとめ上げている、とても素敵な文章でした。 今日のメディアはいかなる状況か。 あふれ返る猫画像が繁殖を止めても、次なるNyan Catの亡霊はミーム・データベースに登録され、消費を待っている。私たちの食指はいつもそこに誘導され、クリックベイトとフェイ

          メディア勉強会「動物化、亡霊化したメディアの行く末」に行ってきた。

          GateboxLabに行ってきた。

          先日、GateboxLab(Gatebox株式会社)に、おじゃましてきました。 「Gatebox」とは?ご存知の方も多いと思いますが、「Gatebox」は、好きなキャラクターと一緒に暮らせる、世界初のバーチャルホームロボットです。 話題になった、衝撃のコンセプトムービーがこちら。 「好きなキャラクターと一緒に暮らす」という、誰もが思い描いたことがあるかもしれない未来像ですが、実際にこれを実現するプロダクトを開発・販売しています。 あの孫 泰藏さんが、いずれ "Gate

          GateboxLabに行ってきた。

          メルカリ R4D Launch Event に行ってきた。

          12/22(金)メルカリ新研究開発組織オープニングイベント に行ってきました! 倍率高そうだったのでうれしい! 二部構成で、第一部はメディア向けだったので、報道発表ベースで概要をまとめるとともに、参加した第二部のセッション内容をまとめました。 まずはじめに「mercari R4D」とは?<設立の背景> 山田会長はドライブした要因として、「早期の分析基盤構築からの高速改善」と「緻密なオンラインマーケティングと大胆なTVCM展開」を挙げる。UI/UXには並々ならぬこだわ

          メルカリ R4D Launch Event に行ってきた。

          あらゆるものに値がつく時代

          「CASH」や「メルカリNOW」など、現金化サービスの波がすごい。 日常の中で、自分が持っているものが瞬間的に現金化される、という世界が訪れる。 そんな中で、自分が最近いちばん驚いたのは、今月初めに中国で開催されたWorld Internet Conferenceで初登場したという、笑顔による割引システム。 参考:最新の無人スーパー、スマイルで割引--人民網日本語版--人民日報 第3世代天猫(Tmall)無人スーパーで、商品横のカメラによって、利用客の表情を読み取り、AI

          あらゆるものに値がつく時代

          プロダクト成長エンジンとしての計測

          webアナリスト的な仕事をしていると、たとえばGoogle Analyticsなどの分析ツールが使える、あるいはSQLが書けるなど、手段や方法に寄ったスキルばかりが注目されるような気がする。 しかし、実際に仕事をしていて感じるのは、 そもそもプロダクト成長に向けて、どのようなログをとるべきなのか? という、事業・サービス視点での見極めや、 そのログを最大限活用するためには、どういう形式でアウトプットすべきか? という、組織・運用視点が、むしろ大切であるということだ。

          プロダクト成長エンジンとしての計測

          情報消費体験は、まだまだ進化する

          メディアとして、ユーザーにコンテンツを届けるとき、 "溢れる情報の中から、ユーザーに適切な情報を届ける" と同時に、 "それを、適切な表現・見せ方で伝える" ということが、大切だと思う。 情報との出会いの効率化前者の "適切な情報を届ける" については、広く言えば「検索」とその結果の最適化から、「Yahoo! ニュース」などのアグリゲーションメディア、「Naverまとめ」やキュレーションメディア、パーソナライズを強化した「グノシー」など、様々な取り組みが存在する。 ネ

          情報消費体験は、まだまだ進化する

          ZOZOSUITだけじゃない、ファッション業界の進化

          先日スタートトゥデイが発表した「ZOZOSUIT」は、ファッション業界とはまったく縁のない自分の周りでも、大きな話題になっている。 しかし、ここ数ヶ月のあいだに、ZOZOSUIT以外にも、ファッション業界に革命を起こすような驚くべきニュースがあったことを記憶しているので、ここで併せてまとめておく。 <目次> 1. スタートトゥデイ ZOZOSUIT 2. アリババ AIスタイリスト 3. Amazon AIファッションスタイリスト&デザイナー 1. ZOZO

          ZOZOSUITだけじゃない、ファッション業界の進化

          女性向けメディアと、新生MERYについて思うこと

          女性の関心は多様で、それを満たすメディアもまた、多様でなければならない。 人の関心や悩みは、学生、結婚、育児など、ライフステージごとに変わっていく。 女性のファッションやコスメの好みも、年齢や趣味の変化により、どんどん移り変わる。ファッションビルにひしめくアパレルショップ、いくつもの棚に並ぶコスメ、本屋にずらりと陳列された女性誌を見れば、その多様性がわかる。 もちろん、ターゲットとする層が、ある程度の規模存在し、事業的にも有用なセグメントと判断される場合、そこに特化

          女性向けメディアと、新生MERYについて思うこと