森川山歩@Riverside afternoon

森や川、山を歩く作家。エッセイや掌編小説を書いています。秋冬はもっぱらハイキング。コー…

森川山歩@Riverside afternoon

森や川、山を歩く作家。エッセイや掌編小説を書いています。秋冬はもっぱらハイキング。コーヒー(特に深煎り)とスピリッツ(特にジン)、リキュール(特に香草系)をこよなく愛する。

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【自己紹介】森や川や山を歩くことが好きなライターです。

タイトル書いて、 「自己紹介に書くことが終わっちゃった」 と感じるくらい、こんな人です。 森や川や山を歩くことが好きな、ライターです。 ライターといっても、書くこ…

【編集後記】山歩(山を歩くこと)

小満をむかえました。万物が次第に成長し天地に満ち始める頃。 小満の末候は「麦秋至」で、麦の収穫時期です。郊外では麦が黄金色に色づきいていました。 近所の低山は1,0…

「読書って楽しいなあ」ふと手にした小説で目覚めた、読書への想い

週末、本屋さんで文庫本のコーナー。 何か欲しい本があるわけでもなく、なんとなく本を眺めていた。その本屋さんは出版社に関係なく著者の名前順に並んでいた。 夏目漱石…

伊集院静「なぎさホテル」を読んで。

梅雨入り前なのに最高気温30度。暑いです。真夏のようなムシムシしていなのが幸いです。 伊集院静「なぎさホテル」を読みました。 伊集院静氏の小説は初めてでした。 …

桜祭りの露店はいずこへ

新型コロナウイルスが5類へ移行になって初の地元の桜まつりで、異様な光景を目にした。 地元には大きな桜並木がある。川沿いに作られた桜並木で、近くには城の天守閣も見…

週末モーニング難民になります

おそらく80年代か90年代はじめのころのアメリカ映画だったと思う。朝のダイナー(アメリカの簡易食堂)でウエイトレスが常連客に「いつものでいい?○○と○○ね」と確認し…

【編集後記】山をゆっくり歩く「ヴィパッサナー瞑想法」

Webサイト「Riverside afternoon」に、エッセイを久しぶりに掲載しました。 山の紅葉が終わったころから近くの低山を歩き始めました。以前こちらnoteに書きましたヴィパッ…

「テロワール」と「ガストロノミー」

年の瀬に見つけた言葉、「テロワール」。 先の投稿で書いたワイン専門店の店主、このことを言ってたんだ。 それと、「ガストロノミー」 地理があって、そこに歴史は生ま…

ワイン。それは、ボトルに詰まったストーリー。

以前暮らしていたところの近くに、行きつけのワイン専門店があった。その店はこちらの要望にあうワインを勧めてくれたが、その薦め方が非常に興味深かった。 そのお店のワ…

30余年続く同窓会

同窓会といってもメンバーは2人。大学時代の友人Kとだ。 Kとは大学で同じ学部同じ専攻、お互いひとり暮らししているときも近所だった。Kは部活に、僕は波乗りに熱中した大…

エッセイのなかの「序破急」

新潮社運営のオンライン教養講座「本の学校」で、編集者の森重良太氏の「600字からはじめる初めてのエッセイ講座」を受講した。そこで出てきた「序破急」という言葉に感銘…

「あ、このことはネタになるな。ネタにしたいな。」と思ったときに手許にメモ帳とペンがないときの、残念でした感(絶望感ってほどでもない)。

書くこと。それは心の整理整頓。

書くこと。それは、心の整理整頓。 「整理整頓」をキーワードにして文章を書く機会があった。年末が近づき、大掃除のシーズンだなあとキーワードを眺めながら考えた。 「…

小学生とPPDAC

ライターめざす小生ですが、仕事は真逆(?)のシステム関係。といっても、バリバリの開発・構築からは卒業して、今は保守メンバーの教育やそのための資料作成に明け暮れる…

子曰く、「やればできる。だからやってみる。」

クラウドソーシングサイトでライティングの案件をみるたびに、肩を落とします。 「美容について2,000文字程度で」 か、書けない・・・となる。 なにか文章を書くときは2…

ヴィパッサナー瞑想、はじめてました

先に投稿した、「歩く。書く。ウェルビーイングのために。」 noteのお題「#ウェルビーイングのためにwith ベネッセ ウェルビーイングLab」に参加したものです。 投稿した…

【自己紹介】森や川や山を歩くことが好きなライターです。

【自己紹介】森や川や山を歩くことが好きなライターです。

タイトル書いて、
「自己紹介に書くことが終わっちゃった」
と感じるくらい、こんな人です。

森や川や山を歩くことが好きな、ライターです。

ライターといっても、書くことを生業にしているほどでもなく、会社員やっています。

ペンネーム森川山歩の由来先述した通り、森や川や山を歩くことが好きで、ふと好きなものを漢字で並べてみて悪くないと感じて、そのままペンネームにしています。

森を歩くのが好きです。緩

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【編集後記】山歩(山を歩くこと)

【編集後記】山歩(山を歩くこと)

小満をむかえました。万物が次第に成長し天地に満ち始める頃。 小満の末候は「麦秋至」で、麦の収穫時期です。郊外では麦が黄金色に色づきいていました。

近所の低山は1,000メートル足らず。狭い登山道になるのであちこちに蜘蛛の巣が張られるようになりました。

低山ハイクシーズンもそろそろ終わりです。

そこで、山を登るというか、山を歩くことについて、書いてみました。

「読書って楽しいなあ」ふと手にした小説で目覚めた、読書への想い

「読書って楽しいなあ」ふと手にした小説で目覚めた、読書への想い

週末、本屋さんで文庫本のコーナー。

何か欲しい本があるわけでもなく、なんとなく本を眺めていた。その本屋さんは出版社に関係なく著者の名前順に並んでいた。

夏目漱石や川端康成といった文豪の本や、本屋大賞受賞!の帯のついた本。いろいろある中で、ふと立ち止まったのが、村上龍さんの本が並ぶ棚だった。

学生時代友達から薦められて「69」を読んだっけ。そんなことを思い出しながら手にしたのが、「限りなく透明

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伊集院静「なぎさホテル」を読んで。

伊集院静「なぎさホテル」を読んで。

梅雨入り前なのに最高気温30度。暑いです。真夏のようなムシムシしていなのが幸いです。

伊集院静「なぎさホテル」を読みました。

伊集院静氏の小説は初めてでした。

逗子海岸に建っていた「なぎさホテル」を舞台に、作家・伊集院静が誕生していくまでの7年半余りを綴った自伝的随想。

人との出会いって凄い。人生、何が起こるかわからない。

なぎさホテル、泊まってみたかった。I支配人にお会いしたかった。

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桜祭りの露店はいずこへ

桜祭りの露店はいずこへ

新型コロナウイルスが5類へ移行になって初の地元の桜まつりで、異様な光景を目にした。

地元には大きな桜並木がある。川沿いに作られた桜並木で、近くには城の天守閣も見える場所だ。

桜が咲くころになると川沿いに露店が並んだ。焼きそばやりんご飴といった食べ物やお面売りや射撃などの、昔ながらの露店が立ち並び、店主の元気な声が桜の下に響いていた。淡い桜に反したカラフルな露店の色合いで、いっそう桜がやさしく見

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週末モーニング難民になります

週末モーニング難民になります

おそらく80年代か90年代はじめのころのアメリカ映画だったと思う。朝のダイナー(アメリカの簡易食堂)でウエイトレスが常連客に「いつものでいい?○○と○○ね」と確認してオーダーをメモする。メモしながら常連客と二言三言話をする。そんなシーンを含む映画だった。

地元スーパーの駐車場敷地内に喫茶店がある。山小屋のような佇まいだ。朝7時からオープンし、昼前までは、コーヒーを注文するとトーストとゆで卵がサー

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【編集後記】山をゆっくり歩く「ヴィパッサナー瞑想法」

【編集後記】山をゆっくり歩く「ヴィパッサナー瞑想法」

Webサイト「Riverside afternoon」に、エッセイを久しぶりに掲載しました。

山の紅葉が終わったころから近くの低山を歩き始めました。以前こちらnoteに書きましたヴィパッサナー瞑想法。私の場合は歩行による瞑想になります。そのことを改めて実行し、確信して書いたものです。

歩行することも瞑想ですが、書くことも私には瞑想です。

「テロワール」と「ガストロノミー」

「テロワール」と「ガストロノミー」

年の瀬に見つけた言葉、「テロワール」。

先の投稿で書いたワイン専門店の店主、このことを言ってたんだ。

それと、「ガストロノミー」

地理があって、そこに歴史は生まれる。川があり、集落ができ、農耕が始まり、ムラが形成される。そこに文化や経済、産業が産まれる。

地理は、その場所によって様々。川の上流の鉱物によって、河川の水質が変わり、川沿いの植物が変わる。それを食べる生物も変わる。

地理によっ

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ワイン。それは、ボトルに詰まったストーリー。

ワイン。それは、ボトルに詰まったストーリー。

以前暮らしていたところの近くに、行きつけのワイン専門店があった。その店はこちらの要望にあうワインを勧めてくれたが、その薦め方が非常に興味深かった。

そのお店のワインが並ぶ棚の横に、ヨーロッパの立体地図が掛かっていた。ヨーロッパ産のワインを薦めてくれるときはいつもその地図を使って、そのワインがどの国のどの地域で作られているかを教えてくれた。

そこの地質や地形、日照状況で、どの品種のブドウがどのよ

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30余年続く同窓会

30余年続く同窓会

同窓会といってもメンバーは2人。大学時代の友人Kとだ。

Kとは大学で同じ学部同じ専攻、お互いひとり暮らししているときも近所だった。Kは部活に、僕は波乗りに熱中した大学時代だった。

大学時代は集まって酒を飲むことはあまりなかった。Kは部活のメンバーと飲むことが多く、それ以外ではあまり飲みたがらない。僕も、家でゆっくりジンソーダを自分で作って飲む程度だった。

就職した会社も近かったので、週末の仕

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エッセイのなかの「序破急」

エッセイのなかの「序破急」

新潮社運営のオンライン教養講座「本の学校」で、編集者の森重良太氏の「600字からはじめる初めてのエッセイ講座」を受講した。そこで出てきた「序破急」という言葉に感銘を受けた。

序破急とは舞楽の3部構成を指す。序は曲の導入部分で無拍子、破は曲の中心部分でゆるやかな拍子、急は最終部で急速な拍子を表す。猿楽を大成したとされる世阿弥は著書「風姿花伝」の中で、序破急はすべての物事にあると説いている。

序破

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「あ、このことはネタになるな。ネタにしたいな。」と思ったときに手許にメモ帳とペンがないときの、残念でした感(絶望感ってほどでもない)。

書くこと。それは心の整理整頓。

書くこと。それは心の整理整頓。

書くこと。それは、心の整理整頓。

「整理整頓」をキーワードにして文章を書く機会があった。年末が近づき、大掃除のシーズンだなあとキーワードを眺めながら考えた。

「整理整頓」は苦手である。だから、極力散らからないようにしている。
物があるから散らかる。だから、あまり物を置かないようにしている。
そんなこんなで、今ではだいぶ身の回りがすっきりしている(ほうだ)。

「整理整頓」という、無意識にやって

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小学生とPPDAC

小学生とPPDAC

ライターめざす小生ですが、仕事は真逆(?)のシステム関係。といっても、バリバリの開発・構築からは卒業して、今は保守メンバーの教育やそのための資料作成に明け暮れる毎日です(あれこれ書くこともあり、これがきっかけでライター目指し始めた説もあります)。

リスキリングって言葉を、ちまたでよく耳にする昨今です。私も興味本位で久しぶりにプログラミング言語の本を読みました。

かつてプログラミングをやっていた

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子曰く、「やればできる。だからやってみる。」

子曰く、「やればできる。だからやってみる。」

クラウドソーシングサイトでライティングの案件をみるたびに、肩を落とします。

「美容について2,000文字程度で」

か、書けない・・・となる。

なにか文章を書くときは2つの始め方がある。両方とも自発的に書くのだが、
「これ、書こう!」と始めるときと、
「ちょっくら、このネタで書いてみるか」と始めるとき。

「これ、書こう!」って時は、ガンガンに書ける。書いている最中、頭の中ではQueenの代表

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ヴィパッサナー瞑想、はじめてました

ヴィパッサナー瞑想、はじめてました

先に投稿した、「歩く。書く。ウェルビーイングのために。」

noteのお題「#ウェルビーイングのためにwith ベネッセ ウェルビーイングLab」に参加したものです。

投稿したあと、他のクリエイターさんたちの記事を読んでいて、

ヴィパッサナー瞑想

という言葉を見つけました。

何じゃらホイと、調べていて驚愕!

自分、これっぽいこと、やってる!!!

なかでも特に、歩くヴィパッサナー実践法。

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