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書くこと。それは心の整理整頓。

書くこと。それは、心の整理整頓。

「整理整頓」をキーワードにして文章を書く機会があった。年末が近づき、大掃除のシーズンだなあとキーワードを眺めながら考えた。

「整理整頓」は苦手である。だから、極力散らからないようにしている。
物があるから散らかる。だから、あまり物を置かないようにしている。
そんなこんなで、今ではだいぶ身の回りがすっきりしている(ほうだ)。

「整理整頓」という、無意識にやっていることをいざ文章にしてみると、「整理整頓」そのものだけでなく、それを書いている自分自身を客観的に眺めることができた。

文章を書くには、文章の整理整頓が必要である。

今このように文章を書くことが多くなった昨今。
文章は人に読んで頂く物。恐れ多くも、読み手の心を掴み、共感を得なくてはいけない。そのために、ただ書くだけでなく、わかりやすい文章を書かなくてはならない。

ひとまず、書いて読んで書き直す。ちょっと寝かせて、また読み直してあれこれ考えて書き直す。これを繰り返す。
わかりやすい文章を書くように努めることで、ゴチャゴチャした文がすっきりしていく。文章を書き、読み直し、推敲校正していくことで、文章がよりスッキリしていく。

そういったスッキリした文章を書くことで、心もスッキリする。書き始めて読み直した時は、伝えたいことが書いた本人にも伝わらず、「あんた、何が書きたいんだい?」と自問自答を繰り返す。そうこうしながら加筆削除を繰り返し、読み直して「よし!」となる。自分が伝えたい心が文字になって表れたとき、スッと心が洗われた気がする。
京都紫野にある、大徳寺大仙院の枯山水庭園のような気分。
グシャグシャになってた自分の部屋の本棚がきれいになった、そんな感じ。

書くことって、心の整理整頓になるのだろう。

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