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2022 年間ベストアルバム10選
今回は、2022年にリリースされたアルバムの中で、特にこの一年よく聞いたなぁ、良かったなぁと思うものを10作品ピックアップし、紹介していきたいと思います。 前編では5作品を紹介します。
1.Mitski「Laurel hell」1つ目は3年半ぶりにリリースされたMitskiの待望の新アルバム「Laurel hell」。彼女はアメリカ人の父と日本人の母を持つ、NYを拠点に活動するシンガーソングライ
世界で活躍する日本人/日系アーティスト 3選(Mitski,Joji,Rina Sawayama)
今回は、日本にルーツを持ちながら、今世界で大活躍しているアーティストであるMitski、Joji、RINA Sawayamaについて紹介していきます。RINAはサマソニやスッキリ!に出演するなど徐々に知られ始めていますが、mitskiやjojiは世界的人気と比べると日本では知名度がまだまだなように思えるので、是非もっと日本のメディアで取り上げて広まってほしい。
幼少期から海外に移住し活躍して
資本主義と音楽|ポップミュージックが描く現代社会の光と闇
今回は、資本主義と音楽というテーマで、現代の資本主義を鋭く風刺したRina Sawayama「XS」と、現代の全体主義的社会を皮肉ったKaty perry「Chained to the rhythm」について、書いていこうと思う。
前回、前々回のnoteではフェミニズムと音楽というテーマで和訳しつつ歌詞解説していく形で紹介していたが、今回は資本主義と音楽、というテーマを軸に書いていきたいと思う。
フェミニズムと音楽 #2|ポップミュージックに込められた思想
昨年公開した「フェミニズムと音楽」シリーズ第二弾。今回は、2020年以降にリリースされたDua Lipa「Boys will be boys」とMarina「Man's world」の歌詞を詳しく解説しながら、ポップミュージックに込められたフェミニズムの思想について書いていきたい。
(前回書いた記事はこちら。ありがたいことに20,000viewを超えました...!)
Dua Lipa「Boys
文化は、誰のもの?#2 │ 文化盗用(cultural appropriation)について
前記事では、日本における文化盗用とファッションについて触れてきた。
今回の記事では黒人音楽における文化盗用、そして実際的に文化盗用を防ぐための手立てについて考えていきたい。
もう一度、文化盗用についておさらいしておく。
文化の盗用(ぶんかのとうよう 英: Cultural appropriation)とは、ある文化圏の要素を他の文化圏の者が流用する行為である。 少数民族など社会的少数者の
フェミニズムと音楽│Divaの歌う自立した女性像
音楽に込められたメッセージは、時代を映す鏡である。今回は(個人的お気に入りの)海外の女性アーティストの歌詞を通して、フェミニズムの潮流を紐解いていきたい。
フェミニズムと音楽、その源流をたどると、やはりMadonnaやChristina aguilera、などが挙げられるだろう。Madonnaは「Express yourself」で、音楽を通して女性の尊厳を歌うアーティストの先駆けとなった。歌