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私の本棚

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図書館で借りる本が多めです。感じたことや考えたことなどを綴ります。
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#大学生

多様性は「多様性と言う考え方のうちのひとつ」でしかない

多様性は「多様性と言う考え方のうちのひとつ」でしかない

朝井リョウさんの「正欲」を読了した。読むのは今回が2回目。初回は約2年前、大学3年生の時。

読もうと思った動機は、友達が書いた、自身のおすすめの本を紹介したnoteを読んでいた時、ふとこの本を思い出したから。今回は、2日間で読破してしまった。

私は以前、この本を電子書籍として購入し、心が動いた部分には、(搭載された機能を用いて)本文にラインマーカーを引きながら読み進めていた。今回も、マーカーの

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多様性と言う言葉こそ、思考偏重なのだと思い知った。読み耽っていたらこんな時間🌃

モネが過ごした時間や記憶を、鑑賞することで受け取っている

モネが過ごした時間や記憶を、鑑賞することで受け取っている

モネを摂取したい。

―表現が正しいのかは微妙だけど、読了後にそんなことを思った私。

それはつまり、

美術館でモネの作品を心ゆくまで鑑賞したい、味わいたい。

そういう意味だ。

原田マハさんの「モネのあしあと」を読んでいる最中、私には思い出したことがある。

それは昨年、一人旅と題して訪れた、香川県直島の美術館のうちのひとつ、地中美術館。

そこで見た、モネの連作である「睡蓮」を見た時の感動

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学びに行くのがやめられない読書

学びに行くのがやめられない読書

「バナナの魅力を100文字で伝えてください」と言うタイトルを目にした時、私の読書センサーが、びびっと作動した。

それから数年と言う時を経て、先日。図書館で対面を果たし、先程、小一時間で一気に、読み終えてしまった。

さて、連日読書の話で恐縮ではあるものの、今日も、読んでいて私の心に響いた箇所を2つ程、引用させていただく。

つまりこれらをまとめると、

一旦は「伝わらないこと」を前提にして相手に

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小説を読んで取り戻した、心の余白

小説を読んで取り戻した、心の余白

麦本三歩の好きなもの、読了。この本を一言で表現すると「麦本三歩の好きなものが詰まった一冊であり、三歩の言動が愛くるしくて、いちいちニマニマしながら読んでしまう」。そんな本であるように、私には感じられた。

読点つけなければ一言だろうと言う私の勘違いから、一文がやたらと長文になってしまったのは、ご愛嬌。

さて三歩の言葉の中でも、特に私の心にズドーンと響いた一節を、ここでは特別にご紹介。

誰かの言

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窓ぎわのトットちゃんを初読。先日映画を観賞して原作を読みたくなり、大学図書館で借りていたもの。トットちゃんの日常に入り込んだような感覚になって、終始ページを繰る手が止まらなかった。世界観に入り浸っていた。読書っていいなって改めて思えた。

"不安は挑戦している証拠"。そう思える時もあるし、思えない時もある。今の私はその狭間で揺れているなあって思って、終盤気付いたら泣いてた。そんな私すら、私は受け入れたいし、認めてあげたいなって思う。

人は遊ぶことで(中略)自分で決断を下し、自分に対峙し、連続する体験の中で(中略)感覚的に、直感的に考え、そして行動しています。(中略)遊びは、人生においては深い学びの時空です。(中略)遊びと学びは本来、対立関係ではなく、重なるものなのです。p.229 机に向かうだけが勉強じゃない

「一生、自分を罰するのはやめましょう。 (中略) 自分自身を罰し続けるのをやめて、代わりに、ポジティブなことに意識を向けるように努力することも、許しにつながります。」イルセ・サン著『身勝手な世界に生きるまじめすぎる人たち』を読んで思わずウルっときたところ。私は自己否定を減らしたい

マーク・レクラウ「習慣を変えれば人生が変わる」を読んだ。失敗は経験であり成長するための機会、幸せは自分の心の姿勢次第。状況に対して、自分がその時にどういう心持ちでいるか、ものの見方をするかによって、それがいいものだったり悪いものになったりするということ。本質をついていると思った。

レス・ギブリン著「人望が集まる人の考え方」を読んだ。相手の発言にじっくりと耳を傾けること。相手を褒める時は、その行為や性質といった具体的なものを褒めること。私にとって読書は、改めて自分にとって大切なことを気付かせてくれる存在。そしてその気付きを、行動に移すようにするぞ。

喜多川泰著「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」を読んだ。特に「自分の夢や目標に向けて、実際に行動を始めることです。」という箇所に共感を覚えた。行動→経験。それを経て今の私がある。経験に対するその結果がどのようなものでも「行動することに意味があるんだ」って強く思えた。

ジェリー・ミントンチン著「うまくいっている人の考え方 完全版」を読んだ。中心となるテーマは「自尊心の高め方」。今回もまた多くの箇所にマーカーを付けて読み進めた。特に「人は自分を基準にして他人を判断する」という箇所が、今の私の心に深く刺さった。読書が最近楽しくて、3日程続いている。

有川真由美著「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」を読んだ。今日の出来事を振り返った時に、私はよくも悪くも人から「話しかけられやすい人」なのかなと思った。でもそれは決して、短所じゃなくて。むしろ長所で私の強みだと思った。「話しかけられやすい」の方向性さえ、間違わなければ。