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探究学習のマインド形成 6「主役の責任…」
生徒さんが主役の授業、主体的・探究的学びと言っていますが、その意味が腹落ちすることはなかなかありません。教師の管理・知識の押し付けを嫌う生徒さん、自分ペースで学びを進めたい生徒さんのモチベーションは高まる一方で、先生の手抜き・つまらない・面白くない・受験対策をしてほしいという批判も高まります。
◆アイドル好きの生徒さんとの会話から
乃木坂46のファンという生徒さんがいました。
彼女の「推し
探究学習のマインド形成 3
主体的に行動するためには動機が必要です。
生徒主役の学びの実践について教員側には動機があります。しかし、生徒さんにはありません。「先生に言われてやる生徒主役の学び」では…。
◆参考にしたもの
小林先生、西川先生、本間先生の本を読んだり、セミナーに参加したりしました。ワークショップデザインやファシリテーションのあり方を学び、生徒主役の学びの概念をつかみ、その目的とするところの理解ですね。
探究学習のマインド形成 2
「生徒が主役の学び」は、良心的な先生や学校環境の中では意識されていました。しかし現実には「先生が何でもする、何でもしろ、教育のプロだろ!」というのがサイレントな価値観。時期的にはゆとり教育が始まり、総合学習が設置され、アクティブラーニングという言葉が遠くから聞こえてきた頃。
それでも、大学入試の小論文指導で「生徒主役の場」を形成することで面白いように合格するようになると、これを「教室」でもと思
探究学習のマインド形成 1
講義型の授業から生徒さん主役の授業ということを言語化できたのは、医療系希望者の小論文指導からです。正確に言うと、医学部の入試問題に内在する「医療の変化」を知ったこと。
医療に関する従来型のイメージは「白い巨塔(山崎豊子)」。教授が権勢をふるい、医師も患者も教授には逆らえず、その指示に従うのみ。患者は自分の正確な病名も治療法も薬も知らずに…というもの。
そこから、告知、インフォームド・コンセン
講義型ネイティブの授業改善(生徒さんの意識を確認する)
十年以上前ですが、講義型授業を少しずつ改めていきました。
生徒主体ということですね。アクティブラーニングとかそういう言葉が少し出始めたころ。
個人的には、講義型の限界を感じたことが大きいです。時代の変化ですね。そして、義務教育の方が「教育方法での進化」が早く、そういうことに自分が追い付いていないという気づきがありました。
とはいえ、教える仕事を予備校で開始し、講義型の授業を突き詰めてきた身